乱れ撃ち読書録@chipmunk1984

千里眼

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千里眼



書名: 千里眼
著者: 松岡 圭祐




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紹介

可憐で心優しい最強のカウンセラー、岬美由紀登場!横須賀基地から最新鋭のミサイルが突如、都心に向けて発射された。着弾を阻止するには十桁のパスワードを解読しなければならない。美由紀は解読にとりかかる……。一方、千葉の南房総では巨大な観音像に魅せられる不審な少女の姿があった。その陰には世界を震撼させる”催眠”の罠が待ちうけていた!予断を許さぬサスペンス、えも言われぬ爽快感。エンターテインメントの粋を尽くし、ベストセラー街道を独走した大傑作、待望の文庫化。

評価

評点:★★☆☆☆ ( 4/10点)
すべてお見通しの心理カウンセラーという設定はおもしろいのですが,それは,前作『催眠』で十二分に語られています.それ以外の物語はあまりにマンガチックで薄っぺらいものに感じられます.悪の黒幕の正体が明かされるシーンはあまりに唐突ですし,自己催眠で電磁波を感じ出すとなればもうトンデモの世界です.『催眠』が良質のミステリーだったことを考えると悪い方向に行ってしまったな,と思わずにはいられません.思い切って『岬美由紀はテレパシー能力を持つスーパーウーマン』としてマンガらしさを徹底した方がおもしろかったのではないでしょうか?

おまけ


映画化もされてますね.こちらは観てはいませんがどんな出来でしょうか?










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