乱れ撃ち読書録@chipmunk1984
http://w.atwiki.jp/chipmunk1984/
乱れ撃ち読書録@chipmunk1984
ja
2008-12-30T21:22:59+09:00
1230639779
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三崎 亜紀
https://w.atwiki.jp/chipmunk1984/pages/292.html
*三崎 亜紀
[[となり町戦争]]
2008-12-30T21:22:59+09:00
1230639779
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となり町戦争
https://w.atwiki.jp/chipmunk1984/pages/291.html
*となり町戦争
&amazon(408746105X) 書名: となり町戦争
著者: [[三崎 亜紀]]
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**紹介
ある日、突然にとなり町との戦争がはじまった。だが、銃声も聞こえず、目に見える流血もなく、人々は平穏な日常を送っていた。それでも、町の広報紙に発表される戦死者数は静かに増え続ける。そんな戦争に現実感を抱けずにいた「僕」に、町役場から一通の任命書が届いた…。
見えない戦争を描き、第17回小説すばる新人賞を受賞した傑作。
文庫版だけの特別書き下ろしサイドストーリーを収録。
**評価
評点:★★★☆☆ ( 5/10点)
おもしろそうな設定に惹かれて読み出したのですが,徹頭徹尾設定が不消化でストレスのたまる読書でした.
所々着想はおもしろいんですが,その設定を突き詰めず若者の『戦争感?』みたいなものを気分で書くのが先走って物語として収拾がついていません.あの『戦争』が何だったのか.そこを突き詰めていけばもっと良い作品になっただろうに残念です.(たとえば地域振興としての戦争ならドンパチなしもありだと思うんですけどね.結局普通に戦闘してたみたいだし.)居留地とか首都とかもったいぶった書き方も最後に何かあると思ってたのに肩すかしだしねぇ.(ちょっとパラレルワールドものを想像してた.)
文庫本のサイドストーリーもまさに蛇足.作品の価値を下げるだけですね.もったいない.
**おまけ
なんだかこの読後感[[永遠の1/2]]にそっくりな気がします.すばる文学賞ってこういうの好みなんですかね?全然いけてないと思うんですが.
2008-12-30T21:36:59+09:00
1230640619
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プリズンホテル 1 夏
https://w.atwiki.jp/chipmunk1984/pages/290.html
*プリズンホテル 1 夏
&amazon(4087473295,text,image) 書名: プリズンホテル 1 夏
著者: [[浅田 次郎>http://www6.atwiki.jp/chipmunk1984/pages/186.html]]
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**紹介
極道小説で売れっ子になった作家・木戸孝之介は驚いた。たった一人の身内で、ヤクザの大親分でもある叔父の仲蔵が温泉リゾートホテルのオーナーになったというのだ。招待されたそのホテルはなんと任侠団体専用。人はそれを「プリズンホテル」と呼ぶ―。熱血ホテルマン、天才シェフ、心中志願の一家…不思議な宿につどう奇妙な人々がくりひろげる、笑いと涙のスペシャル・ツアーへようこそ。
**評価
評点:★★★★★ ( 9/10点)
浅田次郎渾身の一作.少々もたもたした始まりも,話が進むにつれ登場人物一人一人の内面が深く描かれ,そして大どんでん返しに進んでいきます.ラストはお約束かも知れないけど泣けてそして爽やか.浅田次郎その人と重なるかのような木戸孝之介の運命と秘密が渦巻く人間模様の中で感動的に明かされます.TVドラマ化されたのを知っていたので軽い気持ちで読み始めたのですがとんでもない宝物を見つけた気分です.是非一読を....
たった一つ欠点があるとすればあまりに完成度が高いことかな.続編がグダグダに鳴らないかちょっと心配です.
**おまけ
2008-09-30T22:02:21+09:00
1222779741
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SF初心者これだけは読んどけ!
https://w.atwiki.jp/chipmunk1984/pages/289.html
2ちゃんねるの良スレ[[SF初心者これだけは読んどけ!>http://love6.2ch.net/test/read.cgi/sf/1216052108/]]が8スレ目を迎えた.そこで,chipmunk1984流にテンプレを解析してみる.
テンプレ(並びはアイウエオ順に変更)
評価は ◎=納得 ○=順当 △=そこまで? ×=異議あり!
作家名/作品名の&bold(){太字}はchipmunk1984追加.%%取り消し%%はchipmunk1984削除です.
評価は,作品のできもありますが,基本的に初心者が読むべき作品かどうかに軸を置いています.たとえば,エポックメーキングな作品とか,その後の作品で引用されるベースとなっているとか.なので,必ずしもその作家の代表作である分けでもないですし私のベストというわけでもないのでご了承下さい.
意外と未読が多かった.反省反省.
<難しかった作家>
アーサー・C・クラーク
-良作ありすぎ.宇宙のランデヴー/楽園の泉/2001年宇宙の旅 等 涙を呑んで削った.
|CENTER:~作家名|CENTER:~作品|CENTER:~コメント|CENTER:~評価|
|>|>|>|外国作家編|
|CENTER:アイザック・アシモフ|CENTER:われはロボット 決定版|ロボットシリーズは基本中の基本だが,ファウンデーションシリーズが無いのは不満.|CENTER:◎|
|~|CENTER:鋼鉄都市|~|CENTER:◎|
|~|CENTER:&bold(){ファウンデーションシリーズ(第1部~第3部)} |~|CENTER:追加|
|CENTER:ダグラス・アダムス|CENTER:銀河ヒッチハイク・ガイド|順当|CENTER:◎|
|CENTER:ポール・アンダースン|CENTER:タウ・ゼロ|順当|CENTER:◎|
|CENTER:グレッグ・イーガン|CENTER:%%祈りの海%%|良作だが短編集2作は多すぎるような気がする.個人的には「祈りの海」<「しあわせの理由」なので「祈りの海」削除.|CENTER:×|
|~|CENTER:しあわせの理由|~|CENTER:◎|
|~|CENTER:順列都市〔上・下〕|~|CENTER:◎|
|CENTER:コニー・ウィリス|CENT
2008-12-30T21:29:21+09:00
1230640161
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早川書房編集部
https://w.atwiki.jp/chipmunk1984/pages/288.html
[[ローダン・ハンドブック]]
2008-07-06T20:29:44+09:00
1215343784
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ローダン・ハンドブック
https://w.atwiki.jp/chipmunk1984/pages/287.html
*ローダン・ハンドブック
&amazon(4150110654,image) 書名: ローダン・ハンドブック
著者: [[早川書房編集部]]
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**紹介
高度な文明をもつ異星人と月面で出会ったペリー・ローダンは、異星人の助けをかり地球を統一。やがて太陽系帝国を築きあげ、宇宙へと乗りだし、強大な星間帝国や銀河にひそむ謎に挑戦していく!世界最長・最高のおもしろさを誇るスペースオペラ――宇宙英雄ローダン・シリーズの魅力と人気の秘密を、太陽系帝国年代記、人物事典、小百科、天体カタログなどで紹介。本書さえあれば、途中の第200巻からでも楽しく読めます。
精神医学研究所に勤める千葉敦子のもうひとつの顔は「夢探偵」パプリカ。患者の夢を共時体験し、その無意識へ感情移入することで治療をおこなうというもの
**評価
評点:★★★☆☆ ( 6/10点)
マルペとか言われながらもローダンシリーズが面白いのはこの本を読むまでもなくわかる.でも.いまや第1巻を求めるのが古書店でも難しいとなればこのようなハンドブックも必要だろう.でも結局それくらい面白いんだよねローダンシリーズ.何よりクラークハンドブック,アシモフハンドブック,ハインラインハンドブックがないのがその証左.これを読んでローダンシリーズのつまみ食いをするのもまた一興.
**おまけ
2008-07-07T22:54:30+09:00
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さよならジュピター 下
https://w.atwiki.jp/chipmunk1984/pages/286.html
*さよならジュピター 下
#amazon(4894565226 ,left,image): さよならジュピター 下
著者: [[小松 左京]]
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**紹介
火星で発見された地上絵に隠された“宇宙メッセージ”の解読が進む中、「木星太陽化計画」主任・本田は、太陽系開発機構から恐るべき報告を受ける—二年後、ブラックホールが太陽を直撃するおそれがあるというのだ!人類滅亡の危機を前に、木星を爆破させて、ブラックホールのコースを変えようという計画が浮上するのだが……。空前のスケールで描く宇宙SF巨篇完結。
**評価
評点:★★★☆☆ ( 6/10点)
(この評価は上下巻あわせた評価です.)
もちろん小松御大の作品ですからきちんと読ませます.ただ,何度読んでも,これって『妖星ゴラス』をモチーフにした『日本沈没』の焼き直しなんですよね.『大宇宙の海に木星が沈む……』(DAICON-VIのプログレでしたっけ)まさにこの世界.ここから読み始めたファンにはともかく,すれっからしにはちょっとつらい作品でもありました.
**おまけ
#amazon(B00008BOFI ,left,image): 映画については……ノーコメントということで……
2008-06-30T22:13:24+09:00
1214831604
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さよならジュピター 上
https://w.atwiki.jp/chipmunk1984/pages/285.html
*さよならジュピター 上
#amazon(4894565226 ,left,image): さよならジュピター 上
著者: [[小松 左京]]
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**紹介
二十二世紀、火星で驚くべき発見がされた。火星の北極の永久氷床の下から、太古の宇宙人が残したと思われる“地上絵”が見つかったのだ!絵に秘められたメッセージの解読を進めるうち、木星の大気中に何か重要な秘密が隠されていると知った宇宙考古学者・バーナード博士は、「木星太陽化計画」主任の本田英二に、協力を要請するのだったが……。広大な宇宙を舞台に描く一大SF巨篇。
**評価
評点:★★★☆☆ ( 6/10点)
(この評価は上下巻あわせた評価です.)
もちろん小松御大の作品ですからきちんと読ませます.ただ,何度読んでも,これって『妖星ゴラス』をモチーフにした『日本沈没』の焼き直しなんですよね.『大宇宙の海に木星が沈む……』(DAICON-VIのプログレでしたっけ)まさにこの世界.ここから読み始めたファンにはともかく,すれっからしにはちょっとつらい作品でもありました.
**おまけ
#amazon(B00008BOFI ,left,image): 映画については……ノーコメントということで……
2008-06-30T22:11:45+09:00
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3001年終局への旅
https://w.atwiki.jp/chipmunk1984/pages/284.html
*3001年終局への旅
#amazon(4150113475,left,image): 3001年終局への旅
著者: [[アーサー・C・クラーク]] (伊藤 典夫 訳)
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**紹介
31世紀初頭、海王星の軌道付近で奇妙な漂流物が発見された。それこそは、宇宙船ディスカバリー号の船長代理フランク・プールだった。はるか1000年前、宇宙船のコンピュータ、HAL9000によってディスカバリー号から放りだされたプールは、冷凍状態で星の世界へ向かっていたのだ。地球の軌道都市スター・シティで蘇生させられたプールがたどる究極にして最後の宇宙の旅とは…『2001年宇宙の旅』に始まるシリーズ完結篇。
**評価
評点:★★★★☆ ( 7/10点)
あっちこっちに迷走を続けた『SPACE ODYSSEY』シリーズの最終作.ストーリー自体はやはりかなり迷走していて,2001年宇宙の旅はあれで完結しているから良いのであって蛇足を重ねているなぁという印象もぬぐえませんが,1000年の時を経た今回は,ストーリーは別にして,1000年後の未来ってこうなっているんだろうなと言うクラークらしい設定の妙とフラットな語り口が楽しめる佳作になっていました.クラーク好きなら是非.
**おまけ
2008-06-29T10:53:51+09:00
1214704431
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2061年宇宙の旅
https://w.atwiki.jp/chipmunk1984/pages/283.html
*2061年宇宙の旅
#amazon(4150110964,left,image): 2061年宇宙の旅
著者: [[アーサー・C・クラーク]] (山高 昭 訳)
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**紹介
2061年、ヘイウッド・フロイドは高鳴る動悸を抑えきれなかった。75年ぶりに再接近してきたハレー彗星の探査計画への参加を要請されたのだ。最新型のミューオン駆動宇宙船ユニバース号に乗り組みハレー彗星をめざす―そして、みずからの手で彗星を調査する。だが、彗星に着地し探査を始めたフロイドたちを、思いもよらぬ事件が待ち受けていた。
**評価
評点:★★☆☆☆ ( 4/10点)
『2001年宇宙の旅』シリーズ第三部.話はいよいよあっちに向かって迷走します.ここまで来るとクラークによる一発ギャグであって,とてもあの大作のシリーズとは思えなくなってきています.ただ,次の3001年はなかなかの佳作.そこへの『長い旅』だと思っておつきあい下さい.
**おまけ
2008-06-26T21:46:31+09:00
1214484391