自転車盗難補償制度


はじめに


北條です。
『自転車の盗難に関する、ちゃり部としての補償制度』を作ろうという動きがあります。
それに関して、事件の経緯と僕個人の考えをまとめました。
かなり長いですが大切なことです。是非、最後まで読んでください。m(_ _)m


経緯


2006年度の第2回新歓ラン(@市原こどもの国)において、安藤さんのMTB(TREK4500)が盗難された。盗難したのは自転車と共に行方不明となった『タカハシケイ(自称)』だと思われる。

『タカハシケイ(自称)』の情報
  • 学部 : 経済学部 (※千葉大学には経済学部はない)
  • 出身 : 埼玉県川口市
  • 連絡先 : 不明


原因


原因は大きく分けて3つある。

①自転車に鍵をかけなかった。

②新入生の身元(本当に千葉大生?それと連絡先)を確認しなかった。

③長い間、自転車が目に届かない場所にいた。


対策


当たり前のことであるが、
①自転車に必ず鍵をかける。
②新入生の身元をちゃんと確認する。
③なるべく自転車を目の届く範囲に停める。
これら3つのことをしっかり守れば、今度このような事件はそうそう起こらないと思う。

いずれにしても自転車に鍵をかけるのは当たり前のことであり、サークルとして徹底していく必要がある。しかし今年の夏合宿in東北では、春にこのような事件があったにも関わらずキャンプ場で鍵をかけていない人が何人かおり、反省の無さが見て取れた。


本題


本題に入る。
これから先は『全員が自転車にちゃんと鍵をかけた』ことを前提として話を進める。

『公式ラン(つまりサークル全体で行動した場合)で、しっかり鍵をかけていたにも関わらず自転車を盗まれてしまった場合』にサークルとしてどのように保障するべきかを考えてみる。

個人的な意見であるが、全員が鍵をかけていた以上、「誰が乗っていたか」とか「それが貸された自転車なのかどうか」は全く関係ないと思う。
例えば、
  • 乗っていた人が新入生だった⇒補償する
  • 乗っていた人が上級生だった⇒補償しない(自腹)
…というのはあまりに不公平すぎる。

だから全ての自転車に対して等しく補償されるべきだし、その意味では、全ての公式ランでも等しく補償されるべきだと思う。

こう考えると分かり易い。

夏合宿で、あるキャンプ場にみんなで宿泊した。
朝起きると、なんと浅海の自転車がなくなっている!盗まれてしまった!!
もちろん、浅海を含めて全員がしっかり鍵をかけていた。
運悪く、浅海の自転車が犯人に選ばれてしまったのだ…しかし、自分の自転車が選ばれてもおかしくない状況だったことを考えると、あまりに浅海がかわいそうではないだろうか。
ならば、みんなでカンパをしてあげよう!!

…どうだろうか?
つまり、この制度は言い換えてしまえばサークルとしての『カンパ』を補償する制度である。
色々な条件でがんじがらめにするよりは、これくらい拡張した方が分かり易いし、使い勝手も良いのではないだろうか?

当然であるが、鍵をかけなかった自転車については補償の対象にはならない。


まとめ!


条件:
公式ランにおいて、全員がしっかり鍵をかけていたにも関わらず自転車が盗難された場合

補償内容:
基本的に自転車の購入金額を全額バック。しかし、部費には最低限必要なボーダーがあるため、上限を(例えば10万円など)定める。

公式ランとは、新歓・皐月・養老・館山・合宿・OL・追い出しを指す。
「全員で行動している場合」という意味ではプレ・アフター・個人企画は補償対象に入れるか吟味が必要である。


破損の補償


もうひとつ、『新入生が貸された自転車を破損してしまった場合』の補償についても話題に上がったので、ここでも個人的な意見を述べさせて頂く。
新歓という性質上、自転車の破損が新入生の責任であったとしても、新入生に弁償させたり、新入生から保険金を徴収するというのは駄目だと思う。
あくまで、リスクは上級生が負わなくてはいけないと思う。

ただ、自転車の破損はピンからキリまであり、破損の具合によって本当にケース・バイ・ケースなので、一律にルールを定めるのは無理(無謀)なことだと思う。

それに、新入生が貸された自転車を破損したことはここ数年ないので、そこまで敏感になる必要もないと思う。
もちろんいつかは起こることに違いないが、どれくらい補償するかはそのときに考えることしかできないと思う。


余談①


近年、ちゃり部内で(私生活中に)自転車を盗まれるケースが多い。
  • I嵐(サスカッチ)
  • T和田さん(Le Toy Ⅲ)
  • H野さん(サドル類)
  • T植さん(CHUTE)⇒見つかった。
もちろんサークルとしての補償は対象外になるが、個人として、どんどんカンパしてあげよう!!

盗まれた人へのカンパは、
『NPO法人 自転車を盗まれた人を救ってちょ~だいの会』(代表:五十嵐)
まで。部室のクーラー上に募金箱がある。

もうすぐタイヤくらいは買えるかも??


余談②


12月部会で橋野さんが「保険会社のちゃんとした保険に入ればいいのでは?」と提案してくれたので少し調べてみた。

まず、自転車の盗難保険を扱う保険会社が少ないことが判明。さらにその数も年々減少しているらしい。
相場は年間500円~3000円程度まで様々であるが、いずれも掛け捨てであり、そうそう盗難が起こらないことを考えると、あまり現実的ではないように思える。

また、実際に盗難が起こった場合の補償額であるが、まず『全額が戻ってくることはない』ことも判った。いいところでも定価の50%が限度で、ほとんどは定価の20%程度しか補償してくれない。

「盗難にあったら定価の20%を支払えば新車を受け取れる」
というような保険もあるが、基本的に購入時しか保険に入れない上、有効期間が1年間しかないなどのネックがある。
最終更新:2006年12月07日 23:36
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