映像技術_Camera

ここでは映像の命であるカメラについて紹介します

意味をもたせる(例あげて)
小さいカメラを大きく重くできないか。

撮影のキホン

撮影のキホンは Fix 固定です。
つまり、静止映像、静止映像、静止映像とつながって
作品ができるのがキホンです。

さまざまな撮影技術には
「意図」
があります。

パン
広さ、壮大さ、全体の把握
次の画面の布石

ティルト
長さ、全体

ズームイン
注目すべきところ

ズームアウト
状況説明

など位置関係をあらわすためにつかいます。
むやみやたらにつかうより、
しっかりとした目的をもって使うようにしましょう。

ちなみに
ズームアウトからズームイン
その逆の流れはまったく意味がないのでやめましょう。

とり方の姿勢

(画像説明)
基本的に腕は胸に固定して動かないようにします。
上半身を動かさないように下半身だけでうごきます。

低めの場合は
片足を立てて、もう片足をつきます。
たちひざは不安定のようです。

たつときは普通に。
足を広げて。

より高いところからとる場合は
台の上に載ってとりましょう。

左をそろえるのかどうか。
息を止める(ぶれをふせぐ)
パン先に姿勢をもってくる。

移動するときは腰を低く。
足をクロスさせすり足で歩く。


カメラの撮り方

  • パン
panning
右パン
左パン
 カメラを左右にふります。
パンは大脳生理学的に左から右がキホンらしい。

  • ティルト(チルト)
ティルトアップ、ダウン
パンアップ、ダウン
 カメラを上下に振ります。
  • ズーム
ズームイン、アウト
ズームアップ、バック
 カメラの位置を変えることなくズームします。
  • ドリー
ドリーイン、アウト
 カメラを移動させて対象物を追います。
  • トラック

  • フォーカス
 焦点を変えながら対象物を変えます。


水平にする

水平にすることを大前提とします、


3分の1のルール

画面を3×3のコマにわったとします。
対象物はその交点に、移動は線にそって動かします。
また、地平線は下から3分の1の部分におきましょう。


画面

ECU 顔のみ
CU 肩あたりまで
MCU 胸あたりまで
MS 腹あたりまで
WIDE 全身
ということを覚えておきましょう

ルーズショット(引く)
タイトショット(詰める)


長時間固定視点

長時間一定の場所に固定して撮影し、
時間を早めてみるという手もあります。

これは映り行く自然、人の動きなどをとるときに便利でしょう


肩なめ

肩なめとは
二人の男性が対峙しているとき、
一人の男性の背後から映し(このとき相手は見えません)
肩越しに横にカメラが移動していくと相手の顔が見えるというものです。
ミステリ感が出てよいです。


クレーン

クレーンは一般的にプロしか使えないと思われていますが、
クレーンはかなり良い映像が取れるのでこれをつかわないわけにはいかないでしょう。

プロみたいに大掛かりなものでなくとも、
とにかくスムーズに空間を移動できればよいのです。
(ここでカメラの安全性は問いません)

ちょっと高い三脚を買えば、2メートルほどの足になると思います。
その足を固定して(人の足でふんずけて)カメラを前に押し出すと
画面上ではクレーンの効果が得られます。

しかしこれはとても一人でできるようなものではないので、
二人、三人と注意して行ってください。


ラインオブアクション

二つの対象物が演技するとき、
その線を「ラインオブアクション」と呼びます。

これよりカメラはまたいではいけません。
方向がわからなくなるから。


アップ

映像の見所はやはりアップです。
ドキュメンタリーには必要ないですが、
ドラマなどはアップを用いることで感情表現ともなります。

また、普段私たちはめったにアップの状態を見ません。
そうしたこともあって、より、記憶に残るようです。

ローアングルとハイアングル

ローアングルは強く、大きく見せます。
ハイアングルは弱く、小さく見せます。


POVショット

キャラクターの視線を想定してカメラを移動させます。
これはホラーなどにかなり有効です。


露光


露光調節をしてみましょう。

被写界深度


焦点の合う範囲のこと。

深い
広い範囲でぴんとが合う
明るい場所、ズームしない

浅い
狭い範囲でピントが合う(ピントが合いやすい)
暗い、ズームしたばあい。


  • しましまは干渉するので避けましょう。
  • ダークスーツに白シャツの場合、
ダークスーツを明るくしようと思うと白シャツが輝き、
白を抑えようとするとダークスーツが真っ黒になってしまうので、
この組み合わせはやめましょう。



ホワイトバランス

人間は無意識に環境の色を一番自分の見やすいように適応させます。
実際の地球はもっと青いですが、人間ではそれが補正されているそうです。
ふくろうはその補正ができないのでふくろうだけが本当の地球を見ているといえるでしょうか。
そんな色調補正。当然単に写すだけではできません。
その調整をするのが「ホワイトバランス」
ホワイトバランスを忘れると各シーンごとに全体の色が異なり
非常に違和感のある映像となってしまいます。


ハレーション(白とび?)

ハレーションとは光量が多すぎてうゎーってなってしまうことです
(画像添付予定)
全体的に白すぎてちかちかして見にくいでしょう。
光量は自分にとってまぶしくないように調節しましょう。


手撮りをしない。

カメラはしっかり固定してとりましょう。
三脚は必須です。
「最近手振れ補正」がありますが、
やはり一般向けのカメラでは軽すぎてぶれは避け切れません。
腕を動かさないように固定するか三脚を用いましょう。
プロのカメラは重量があり、肩にのせるので体全体が振動しないかぎり
ぶれは起こりません。
手を前に出すとぶれやすくなるので、
ひじを身体にぴったりとくっつけるとぶれにくくなるそうです。


オーバースキャン

カメラの写している画面はそのままTVにうつるわけではありません。
今のプラズマテレビなどはないかもしれませんが、
真空管の場合ちょっとしたゆれや地震で電子銃の位置がずれてしまい、
TVに映る画面がちょっとゆがんでしまうことがよくあります。

これでは、画面ギリギリにおいたテロップは切れてしまいます。
そのために3つのセーフラインが存在します

Title safe area
Action safe area
Picture safe area

別の名を。
タイトルセーフゾーン
アクションセーフゾーン
オーバースキャン

これらに注意して撮影も行いましょう。


カラーバー

と一緒に出てくるピーって音は
1kHzトーン
です。

カウントダウンマークは
エフェクトの一種として使える


フィルター

  • UVフィルター
紫外線をカットします。
紫外線は晴天のとき、遠くをピンクや紫にすることがあり、
それを軽減します。
(レンズの保護効果も)

  • NDフィルター
サングラスのようなフィルターです。
屋外で使う。
ND-2,4,8とあり、数字が大きいほど濃くなる

  • PLフィルター(偏光除去)
くもりの日のガラスなどは偏光して光ってしまいます。
それを除去するものです

  • クロス
光に対して数本の光の筋をつけます。
きらきらさせます。


アイリス



三脚の持ち方

パン棒を絶対持たない。


パン棒の持ち方

パンは逆手
ティルトは順手


速度を一定にする。

ティルトは掛け軸で練習するとよい。


バッテリー

バッテリーは一度使い切ってから充電したほうが
長持ちする。
ちょっと使ってすぐ充電は寿命を縮める。


被写体は自然に

直立した姿勢は自然ではありません。
どちらかの足に重心をもってくるとより自然な画がとれるでしょう。


壁が近いほど速く感じる



人の目がぶれて感じない理由



ITmadiaデジカメ撮影術
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/features/satuei/
┗これはビデオカメラのではないですが。

最終更新:2008年03月23日 21:35