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&setpagename(首相ぶらさがり会見 - 2008年10月中旬)&topicpath(top=トップページ) テキスト:[[首相VS記者団 - 毎日jp(毎日新聞)>http://mainichi.jp/select/seiji/primeminister/]] 動画:[[麻生さんのべらんめぇ日記>https://al.ssl.dai2ntv.jp/blog/aso/]] -[[2008年10月上旬>第92代内閣総理大臣/ぶらさがり会見/2008年10月/上旬]] -[[2008年10月下旬>第92代内閣総理大臣/ぶらさがり会見/2008年10月/下旬]] -[[2008年10月20日>#d081020]] -[[2008年10月19日>#d081019]] -[[2008年10月17日>#d081017]] -[[2008年10月16日>#d081016]] -[[2008年10月15日>#d081015]] -[[2008年10月14日>#d081014]] -[[2008年10月12日>#d081012]] ---- &anchor(d081020) ***2008年10月20日 [[午後4時45分ごろ~>http://mainichi.jp/select/seiji/primeminister/news/20081020mog00m010036000c.html]] ⇒[[動画@第2日テレ>https://al.ssl.dai2ntv.jp/blog/aso/2008/10/post_20.html]] ◇吉田元首相の墓参り Q 今日午前、吉田茂元総理のお墓参りをされました。総理就任後初のお墓参り。墓前でどのような報告を。 A いや、10月20日って毎年行っているんだけれどもね。あのー、10月20日ってのは、昭和42年、の10月20日に吉田茂は亡くなったんだと思いますね。従って、10月20日とか、うちのおふくろは3月20日だったかな? とにかくそういった時には行っていますんで。10月20日ってのはだいたい毎年行っていると思いますけれどもね。 Q 総理としては。 A 総理として行ったとかいうような話とは関係ありません。毎年行っていると思います。 Q 特にご報告ということはなかったと。 A はい。特にそういったあれはありませんね。毎年行っていますんで。お墓参りってみんな行くもんなんじゃないんですか? 行ったことない? Q はい、行ってます。 A 行ってます? 本当に行っている?(一同笑い)怪しげな目つきだけれども大丈夫か?(笑)墓参りはちゃんと行ったほうがいいよ、うん。 ◇金融サミット Q アメリカで来月、金融サミットが開催されます。総理ご自身が出席する予定ですか。 A はい。 Q 日本としてはどのようなメッセージを。 A これは、金融安定しないと、少なくともそこが割れるような感じになってきて、金融ってのは決済システムですから、この決済のシステムができないってことは実体経済にも影響が、ものすごい影響が出ますんで。そういった意味では、金融のシステムをきちんと、サステイナブル、なんだっけ、維持するために、これは各国協調してやらないと、えらいことになっちゃいますから、少なくとも、これだけ世界が経済、金融、みんな密接につながっていますんで、そういった時にきちんとした対応が出来ない。決済がですよ。金融決済ができないってことは、商売とか貿易とか全部響きますんで、日本みたいな貿易に非常に大きなウエイトがある国にとって、決済が出来ないっていうのは至上問題ですから、これはそこの決済がきちんとできるようにどうやって各国が協力するかっていう話です。それは各国それぞれみんなありますんで、これは金融のプロが出ていかんと。これは各国がきちんとそれに対応するという協調することを約束しなければ、なかなかうまくいきませんから、そこんとこが大事ですね。 Q 政局よりも経済政策を優先すると総理は言っていますが、サミットが解散時期に影響するのですか。 A 関係ありません。解散してようとなかろうと、サミット、この金融サミットには必ず行きます。 ---- &anchor(d081019) ***2008年10月19日 [[午後3時40分ごろ~>http://mainichi.jp/select/seiji/primeminister/news/20081019mog00m010024000c.html]] ⇒[[動画@第2日テレ>https://al.ssl.dai2ntv.jp/blog/aso/2008/10/post_19.html]] (中年女性が「公明党との連立をちゃんと守ってくださいね」) A はい。 Q 大勢の人が集まってますね。 A そうですねぇ。何が聞きたいの? Q もう大人気というか。 A 大人気。多い。多いのはマスコミが多いんじゃない? Q スーパーを視察された感想はいかがか。 A いや、ちょっと、よく今、物価の話とか、ものが品切れの話とか。何?値段が同じだけれども量が減ったとか、よくいろいろな人がしている話を、ちょっと現実にどうかなぁと関心があったものですから、ちょっと今日、帰りに現実に寄ってみたいなぁと思ったんですけれども、なんとなく、あらかじめ、ねぇ?あんたらにくちゃくちゃにされるのも具合が悪いし、店も迷惑するしね。だからやだなぁと、思って。なるべくと思って。 Q 実際に店内でお客さんと話された感想は。 A そりゃ、今言ったのはみんなものによるんですよ、ものに。だから小麦粉を使っている例えば何だろうね?パスタとかそう言ったものは値段は横ばい、2、3割量を少なくしているとかあれば、魚なんてのは値段はほとんど変わってません。変わっていないと思ったら、じゃあものを納めている、漁業、漁師の収入が減って来ていると思いますけれどもね。それもものによって違うんで、やっぱり新聞なんかあてにしちゃいかんのだなぁと、あらかじめ確認しましたけれども。やっぱり現地に行ってもの見ないと。ものによって違うからね。 Q パスタとかめん類とか、多くの庶民にとってものは上がったなぁと感想を持たれる方は多いと思うが。 A それは間違いなく、給与が下がっている。ね!労働分配率。ちょっと難しいか。会社の利益をみんなに配当、従業員に配る労働分配率っていうのは、オレたちが社長しているころに比べて、明らかに1割は下がっているだろ。大手は間違いなく下がっていると思うなぁ。労働分配率が下がって給与が同じで物価が今まで下がっていたから何とかなったけれども、それが石油のおかげで物価が上がってくりゃあ、そこは経営者用語で可処分所得。ふつうの言葉で言えば使え枚、使え枚が減るんですよ。だから物価が上がったなと思うはずだと。僕はそう思うし、現実上がってんだと思いますよ。そこで給与が上がらないから、そう言うことになっているんだと思います。そう言った意味ではROE、ROE通じないか。えー、自己資本に応じて・・、リターンオブエクイティーって言うんだけれども。ROEの日本語ってなんて言うの。ROEの日本語って。(秘書官:自己資本利益率です)自己資本利益率って言うんですね。自己資本に対する利益率というものが、自社株買いなんかに行ったもんだからそれは下がる。その分だけ逆に言えば会社としては、配当じゃなくて従業員に回せるとか、そう言うものが出てくる、いろんなものが出てくるんだと思いますね。ちょっと正直いろんなことを今からやらなにゃいかんところだと思いますけれども。 Q これからタクシーの運転手さんとお話されるようだが。 A ああ、それは機会があれば。(立ち去ろうとする) Q あと一問。G8サミットのことだけ。アメリカのブッシュ大統領が、・・。 A あなた約束守ろうよ。約束守らないから嫌い、オレ。ねぇ。約束は守ろう?ちゃんと時間を切って質問は何だってちゃんと聞いてんだから。 Q すみません。ブッシュ米大統領とサルコジ仏大統領が11月4日の米大統領選挙後に米で金融危機に対してサミットを開くことで合意した。総理とも話をしているということだが、現状はどう? A あのー、アメリカに対してだって、やった方がいいと最初に電話がかかってきたときに全部言ってあります。そのときにはまだ、自己資本・・じゃない。資本投入、政府が資本投入する、財政支出をするとあの当時は決めてませんでしたからね。ねぇ、だからそれを決めた上でやらなきゃだめと。日本はそう言ったことをやって結果的に、わんわんわんわぁ、あの当時のお宅らの先輩のマスコミにはくちゃくちゃいわれたけれども、やらなかったらえらいことになっていたんだから。ああいったことを考えたときには。そういった話が、政府が状態がこれだけしんどくなったら、政府の財政資本。いわゆる資本投入をしない限りは金融危機は収まることはないと。その度胸を決めて、その上でやるべきと。決めないうちに、決めないうちはやったって意味がないと。ぜひやるべきと。それで決めたわけだろ? Q はい。 A やることに決めた。だたG8でやれと言うんだったら、それはオレたちゃやると。おれたちゃやってもいいと。もちろんおれたちゃやる気はあると。ただこれはG8だけかと。G8だけで済む話かと。もっといろんな国、関係している国があるんじゃないのと。だからそう言った国を入れて考えた方がいいとおれは思うと。と言ってサルコジとは、なんか言って、何カ国か増やすと言うんで、それでやりたいんで。自分ところでやるというんで。ニューヨークで、まあ集まりやすいのはニューヨークだから、それなら急いでるんだから。さっさとやれと。そりゃニューヨークでやるかワシントンでやるかどこでやるのか知らないが、アメリカの東海岸でやるというのは集まりやすいという意味では集まりやすいと思ってるので。G8でやるのならうちだけれど。G8以上、もっと増やすのならそれはもう。 ---- &anchor(d081017) ***2008年10月17日 [[午後7時23分ごろ~>http://mainichi.jp/select/seiji/primeminister/news/20081018mog00m010012000c.html]] ⇒[[動画@第2日テレ>https://al.ssl.dai2ntv.jp/blog/aso/2008/10/post_17.html]] ◇新テロ特措法 Q 今日から新テロ特措法改正案の審議が始まりました。総理は恒久法について改めて前向きな見解を示されていましたが、具体化するスケジュールやいつごろをめどにといったお考えは。 A ああ、これは、具体化には野党などの理解を得ないといかんとこですから、これ今から、今からの検討ですね。 Q では、今国会でというか、次の国会でというか、まだそういったものは。 A そこまでいき…どうでしょうねえ。臨時国会の間にいくというところまで、これ野党は是非やろうって言やぁ、また話は別ですけどねえ。そこまでいかないんじゃないかしら。ただ、今日海賊の話なんか出てましたからねえ。 ◇海賊対策 Q その、関連して海賊の話なんですが、シーレーン防衛でその海賊対策に海上自衛隊の艦船、これを活用することについて総理が答弁で前向きなご発言をなさったと思うんですが、このシーレーン防衛のこの件について、総理のお考えを。 A これは野党の提案で出てきましたんで、僕はまだ社会…民主党の中で全部合意ができてるっていう話でしたでしょう? 本当かねえ、と正直思ってるけど、「いや、そうだ」って言うからさ。そんなら是非与党と検討しろっていう話を今日中谷さんにはそう言いましたけれども。あれは、基本的に、そこにきちんとした艦船がいるということはすごく意味があります。まあ、皆さんの何となくちょっとそこに制服のおまわりさん1人いたら何となくちょっとね? 高速道路も100キロで走ってるところ、いきなりパトカーに後ろつけられたら何となく95キロぐらい(に)落とすだろ? それと同じですよ。効果があるんですって、見えるっていうのは。そういった意味では、そういったところに海上自衛艦が遊よくしてるっていうのは、それだけでやっぱり軍艦にしかかる海賊ってのはいませんからね、どこでも。そういった意味ではきちんとした対応というものを法的な根拠をきちんとして、今でもできる、いろいろこの解釈の仕方だと思いますけど、民主党がああいったご意見だったんで、大変建設的な話だなと思いましたし、世界的にみても、これは海賊の話ってのは結構しんどい話で、あれマラッカ海峡の話もありましてね、他にもあそこだけに限った話じゃないんで。マラッカ海峡で昔「韋駄天」っていう船がなくなった事件がありましたけれども、帰ってきましたけれども、ああいった時の話含めて、いいことだと思いますよ。 Q 海賊の話ですけど、審議の中で日本船籍を守るということに限定してのお考えですか? A さあ、向こう側の提案は分かりませんけど、その船がそこにいるというだけで値打ちがあるよ。そりゃ効果大きいです。 Q 国際協力の観点で? ソマリア沖に日本の海上自衛隊を出すといったことまで? A そうでしょうね、向こうのご提案ってのはそういうことなんだと思いますけれども。あのー、だって2隻襲われて、日本の船は助けるけど他の船は助けないって、そらなかなか世間で通らない話じゃないですかね。 ◇野田大臣のパーティー券問題 Q 野田大臣がマルチ業者に16万円のパー券を購入してもらっていたことに、12年前のこととはいえ、消費者行政担当相としての資質を問う声があります。 A あのー、その16万円? っていうことに関しては僕は詳しくあれを知りませんけれども、その説明はきちんと、説明責任は自分にあるとこれはもうずーっと申し上げているところです。ただそういう過去に経験があるからといって、消費者行政に向かないかと言えば、そう言ったこととかがあるから逆に消費者行政に詳しいっていうことにもなりますんで、僕は一概に直ちにだからだめだという意見にはくみしません。 ◇総理地元に選対事務所 Q 総理が支部長を務める自民党福岡8区支部が福岡県飯塚市にプレハブの選対事務所を設置しました。解散総選挙が近いとの憶測を呼んでいますが。 A それはおれが全然知らないぐらいタッチしていないからそれは無理だね。はい。いつ建てたの? Q 今もうすでに。 A ああそう。全然知らない。全然、全然地元に帰っていないから分かりません。おれが指示したわけじゃないから。 Q 今日、後援会の会長が来ましたが。 A 後援会展、ああ、濱中先生ね。全然その話はしてません。あちらちょっと住んでるところも北の方ですしね。前から「おまえが総理になったら官邸に1回おれを呼べ」って言う話だったので、それでお見えになっただけです。 ---- &anchor(d081016) ***2008年10月16日 [[午後7時40分ごろ~>http://mainichi.jp/select/seiji/primeminister/news/20081017mog00m010006000c.html]] ⇒[[動画@第2日テレ>https://al.ssl.dai2ntv.jp/blog/aso/2008/10/post_16.html]] ◇追加の経済対策 Q 今日、追加の経済対策を議論する政府・与党会議が開かれました。総理は国民にどのようなメッセージを伝えたいのですか。 A 今回の追加を出させていただいたのは、補正を上げるのに原案を作ったとき、あれは8月末、今は明らかに9月15日以降のアメリカからのいわゆる金融危機というものに関して日本にあらかじめ、景気対策というものをやっておかなければならん、中小企業の資金繰り、などなど、いろんなことが言われています。しかし、一番の問題は生活対策っていうところが一番、みんな言わないけど欠けてるんじゃないですかね、みんな。僕はそこが、一番肝心だと思ってましたから。地方という東京都以外というのかな、地方、生活対策、それから中小・零細企業というようなところが、一番、今回の金融危機で影響を受けるところはそこらかなと思ってましたから、ここのところをきちんと出すと言うようなことを、早急に出すと言う必要があると思ってましたから、10、11、12っていうのは第3四半期っていうんですけど、この資金繰り、年末の資金繰り、明けて1、2、3この資金繰りがやっぱり経営としては一番、きついところですから、早急に立ち上げる必要があると思ってましたんで、この時期、予算が通った段階で出そうと思ってましたんで、お願いをさせていただいたということです。 ◇解散 Q 与党内からは11月中の選挙という声が上がっています。 A どこから。 Q 例えば、町村氏が派閥の会合でそういう話をしました。 A あの、僕は何回も同じことしか言わないので、あの、今、景気対策というものが大事なんじゃないのかということを申し上げているんで、まずは景気対策、その前にテロというのをやらないといけませんので、これをやらないという選択はありませんから。私はこのテロや景気対策、それから消費者庁、いろいろありますんで、そういったのを考えなきゃいかんと思いますけど。 Q にも関わらず、与党からそういう声が出ていますが。 A 自由民主党っていうところは実に自由な政党だ。 Q ASEMから帰国後、秋葉原で演説されると聞いていますが。 A そうだっけ? (秘書官が「まだ未定です」) Q 月内解散はあるのですか。 A いつもそれしか聞いてないんで繰り返しは自由です。自由なところですから、答えもさっき申したとおりです。 ◇マルチ商法 Q 民主党の前田議員がマルチ商法の業者を擁護する発言をしました。野田大臣も12年前に擁護する発言をしましたが。 A 詳しく知らないんでコメントのしようがない。 ◇医療提言 Q 読売が医療改革の提言をまとめました。 A こういうときだから、もう少し宣伝したほうがいいよ。珍しくまともな記事だったんじゃない。珍しくと言うとおたくのあれが怒るかもしれないけど、憲法の時と言い、今回の時といい、かなりきちんとした記事だったと思いますよ。僕は全部を読んだわけではないけれども。いろいろなことを考えなきゃいかん。そういった時期にああいったきちんとした、かなり長期間調べているんだと思いますけど、あの、少なくともぶらさがりで聞くようないい加減な感じじゃなく、きちんと調べているよ、あそこんとこはよく歩いているね。うん。それはそう思いました。 ---- &anchor(d081015) ***2008年10月15日 [[午後6時18分ごろ~>http://mainichi.jp/select/seiji/primeminister/news/20081016mog00m010001000c.html]] ⇒[[動画@第2日テレ>https://al.ssl.dai2ntv.jp/blog/aso/2008/10/post_15.html]] ◇中国製冷凍インゲン Q 中国産の冷凍インゲンから基準値を超える農薬が検出されました。また中国産ですが。 A まず、今のところ女性1人、また埼玉県とか、最終的な確認がどれだけに広がるのか、よく知りませんけど。まず、被害にあわれた方々に心からお見舞いを申し上げます。二つめはやはり、またまたっていう話を申されたとおり、やはり検疫体制というのはやはり向こう側の検疫体制が確立できていないというんであれば、こちら側を、輸入する側の検疫体制というのをこれはきちんとさらにする必要がある。ちょっと正直、この種のことはないという前提で、普通、どこで見てもこういった何、劇薬とか毒物とかいろんな表現ありますけど、こういった農薬のものが入ってくるというのはないという前提でみな一応思ってますから、そういった意味では、こういったものは少量でも影響を与える。というようなものも含まれているということになるだろうけど、これ検査の仕方もまた、別のものを考えんといかん。今、厚労省とか農林省とか一緒、いろいろやっておりますけど、そういったものをさらにきちんとしていく必要がある、そう思います。 Q 今回の当該商品は国内外の検疫を4回通っているということです。検疫体制の強化は?。 A これはちょっと、他にもきっとあるだろうなと。これ最初に出たのは去年の5月だっけ、確か去年の5月だと記憶してますが、確かドッグフードが最初だと記憶しますけど、それが今日まで1年以上、中国産のものの被害というのはあちこち出てますから、そういったものは構造的にあるかなという気になるから、なんとなくちょっと、具合が悪い。買うといったときぱっと、何、安いからと思ってみたけど、手がちょっと引っ込む、なんとなくそういうことになるんじゃないかね。僕はそういったような、これはお互い、中国のために日本のために双方良くない。だから、そこんとこはきちんと、検疫、検査体制をきちんと向こうがやるのは当然にしても、こっちもやらんとなんとなく安心がもてないというところが一番気になるところですね。日本もきちんとこの検疫体制というのはきちんと、やらんと駄目なんじゃないかという話を農林、厚生に話はしてあります。 Q これについて中国に要請するようなことはありますか。 A ああこれきちんとしたものが出た上で、どれくらいの被害が、単なる1人の人だけの話じゃないみたいな話だから、これずいぶん散らばっているんでしょ? 埼玉県とかあちこちいろんな話がとびとびにしか入って来ませんから、そういったものがきちんとわかった上で、その上で、こういったものがいっこうに改善されていないということに関して中国側に申し込む。当然です。 ◇日銀副総裁人事 Q 次に日銀の副総裁… A 日銀何? Q 日銀の副総裁。 A ああ、副総裁。はい。 Q 今日、山口広秀氏を提示しましたが、その理由は。 A 理由。理由ってこれずっと今まで片肺みたいな形で、あれ副総裁2人ということになっているんですが、少なくともこれまでずっと、あのー、片肺みたいな形でここまで来たというのが事実。で現実問題として今、G7の今回の会合を見ても中央銀行総裁っていうのはもう今ものすごく仕事がきついことになってきているんだと思いますが。山口っていう、まあ今、理事しているんだと思いますが、あれがそういったような窓口やら何やらとして適任であるというような、これ前々から、あのー、能力があるとよく言われていた人でしたから、そういった意味では副総裁というのを今の時期、とにかくG7でこんなになっている真っ最中に今の時期は早く急がないとだめなんだと。私は前々からこの日銀副総裁というのは、早くやらんと大変なことになるなと思っていましたから。この時期に提示をさせていただきました。 Q 昨日のぶら下がりの時点では、総理は「全く知らない」ということでした。その後、どういう経緯で提示することに? A これはなかなか言わないことになっているんですが、あのー、今朝の電話です。基本的には、最終的には。 Q 今日提示すると総理が決断したのはいつの段階ですか。 A G8に行く前の段、G7に行く前の段階でこれはたぶんまとまらない、あのー、今回、僕が思っていたよりよくまとまったんですけれども、僕はもっとまとまらないだろうなと思っていましたから、その段階でもう「これはいよいよ」と思ってましたんで、そのときにはもう副総裁の話は出さないかんと、いうのは最終的にそのころ、決断していましたね。ずいぶん前、ずいぶん前から考えていましたよ。 ---- &anchor(d081014) ***2008年10月14日 [[午後6時22分ごろ~>http://mainichi.jp/select/seiji/primeminister/news/20081015mog00m010004000c.html]] ⇒[[動画@第2日テレ>https://al.ssl.dai2ntv.jp/blog/aso/2008/10/post_14.html]] ◇東証株価上昇 Q 東証株価の終値が前週末比1171円高の9447円。上昇率14%で過去最高となりました。 A そうですね。1171円14銭。うん、戦後最大。14%ちょい。やっぱりG7のあの話、がやっぱりよく好意的に見られた。そういった反応じゃないですかね。その後、ロンドンも上がってんだろ? 上げたろ? ロンドン。どうした? ロンドンは。 Q まだ確認できてません。 A (ため息)。ロンドンもう開いているはずだけどね。ロンドンも上げていると思いますよ。そういった意味じゃあ、基本的にはいい効果が出た。まあ自社株買いもあったでしょうし。よかったと思いますよ。これが明日もまたどうかというのはまた別問題ですよ。これは金融の株の話ですから。実物経済に直ちに直結しているわけではありません。 ◇日銀総裁人事 Q 空席となっている日銀副総裁について明日国会に提示するといいますが、なぜこのタイミングで提示ということに。 A もうだって金融、今大変ですもん。と思いません? だから今のこういった時期に副総裁をというのを対応する、G7もえらいそのたぐいの要望もいろいろ出ていましたから。よく知っていますんで、この時期がいいタイミングだと思いましたけれども。 Q 民主党の反対などで空席になっていました。今であれば民主党も反対しないと? A ご理解いただけるのではと思いますけれどもね。 Q 人事については民主は財務省出身者を拒んできましたが、今回は財務省出身者をあげる? A 私が今この人事のことに関しては全く知りません。 Q 解散に向けて民主党との対立ムードを作るということが今回の提示の目的ではないかと… A 政治? Q 提示、提示することが。人事を提示して民主党があえて否決せざるを… A ああ、そんなこと無いと思いますね。この状況というのは民主党も事態をよく理解されておられますから、反対はされないと。私はそう思っていますけれども。 ◇追加経済対策 Q 参院予算委で追加の経済対策について中川財務相が「民主党の案についても謙虚に勉強させていただいて、みんなで知恵を出し合って」という趣旨の発言をしました。追加経済対策について野党と協議してまとめていく考えは。 A ああ、もうそれは前から政党間協議っていうのは、すっと前から申し上げている通りです。 ◇拉致対策本部開催 Q 拉致問題対策本部。2年ぶりの開催となりますが、この時期に開催する理由。また総理として拉致被害者家族にどのようなメッセージを出そうと考えていますか? A ああ、拉致の問題っていうのは、これは、基本的にみんな腰を据えてじっくりなんて言っている人がいるからね。あなたの先輩で。ね? 「じっくり時間をかけるような話じゃないんじゃない?」っていうのが基本的な、私の基本的なところです。ことは急いでいると思いますよ。僕は。だからそういった意味で、こういった6者協議を動かすためにいろいろアメリカが6者協議というのもを動かすために、今度はああいう案を出したわけでしょ? だから基本的にはあれは一つの考え方。ね? だと思いますよ。私らとしてはいろいろ懸念すべきところは。しかし、それは6者協議でやる、っていうことで、6者協議を開かない限りはこの種の話はできませんから。拉致の話を進める上でも6者協議を開くというのは大事なところだと思っています。それが私のメッセージです。 ---- &anchor(d081012) ***2008年10月12日 [[午後1時45分ごろ~(浜松にて)>http://mainichi.jp/select/seiji/primeminister/news/20081012mog00m010012000c.html]] ⇒[[動画@第2日テレ>https://al.ssl.dai2ntv.jp/blog/aso/2008/10/post_13.html]] ◇対北朝鮮テロ指定解除 Q アメリカが北朝鮮へのテロ指定を解除しました。今後、拉致問題の交渉に与える影響も考えられますが。 A 北朝鮮の非核化をするということには、これは検証を実質的にやれる枠組み作りが一番。これはもうずっと同じことを言っているし、6者の間でも、この話は北朝鮮以外は皆一致。今回は、その実質的な検証が出来る枠組み作りは全然、進んでいませんから。それを取るためにアメリカとしてはテロ指定国家解除というのを利用した。これは昔からアメリカとしてはこの方法が実効があるとずっと言ってましたから。それを、全く動きませんから。動かない状況のまま置いておくより、やったほうがいい。というんで今度踏み切ったということだと理解しています。一つの方法だと思いますよ。問題はこれが終わったあと、いわゆる6者で、これを口頭了解しているところを文書化する、という作業を今からやることになる、そういうことだと思います。 Q 拉致問題に関する交渉のテコを失うのではないですか。 A 全然ありませんね。全然見解が違うと思います。少なくとも、拉致被害者の家族のことに関してはこれはアメリカも、この話はきっちり話をして、その通り、発言があっていますし、電話のときもこちらから言う前にブッシュ大統領の方から話はしてましたし、きちんとした対応がなされていると思います。6者の枠組みの中で、6者協議をさらに進めていくときに今後、いろんな交渉の過程で十分に拉致の話ができる。そういった意味で指定解除が出来たから、ただちに日本の指定解除を、この10月の10日でしたかね。延長しましたけれども、それも変わりありませんし、あのこれでテコを失うなんて事は全くありません。 Q 昨夜のブッシュ大統領との電話会談では納得しているのですか。 A 基本的には、この話はずっと前からやっていますから。従って、その話の内容に関して我々の言った話はそのまま、こちらの申し込んだ話はその通り、マコーミックから、報道官、ん、報道官か。マコーマックか報道官は。の方から発言がその通り出ていますから、私どもが言った話をマコーミックが、発言がその通り出てますから。何か出てないようなことを書いてあった新聞もありましたけれども、おたく間違い。あれ。 Q G7が発表した行動計画に資金投入も書いてありますが。 A 日本も97年に三洋証券、北海道拓殖銀行、山一證券、そのほか、長銀だ、不動産銀行だ、いかれた経験が97年、8年、その経験があります。そのときには、最終的には資本の投入ということになりました。あの時は、ほとんどマスコミはもちろんですけれども、資本投入に反対だったと思いますね。結果として、あれは資本投入をして落ち着いた。われわれの経験則としてありますんで、今、アメリカも似たようなのが出てくる。それが現状だと思いますが、あの資本投入をする以外に僕はアメリカの金融、いわゆる、混乱を収まることはない、基本的にそう思ってますから、G7の内容は実行される方向でいくのが望ましいと思ってます。 Q G8、12、20の会議を催すつもりはあるのですか。 A 基本的にアメリカですよ。そのアメリカの答えがどう出てくるか、そこんとこが今ひとつよく、見えませんけどね。一応、下院を2回目の法で通してますから、そういった後も、効果が上がっていないという実績をどう、判断するか、というとこだと思いますけど、資本投入になれば私は一つの大きな進歩だと思いますけどね。その辺に合わせてもうちょっときちんとした枠組みになれば、日本としてやろうじゃないかということになりますけど、言ったはいいけど、アメリカは乗ってこなかった、どこどこは乗ってこなかったではさらに混乱しますから。そういう混乱は避けるべきだと思います。 ◇工場視察 Q 工場を視察した感想を。 A そうですね。あそこの研削工場でずっと研削をミクロン、0コンマ、1000分の2ミクロン、でしたっけね。あそこの話をして、我々声かけても、全く集中して態度を変えないのを見て、ああ新聞記者にもああいう態度で臨むべきなんだなと、これだけぜひ映して。ぼくはそう思ったね。あの集中力はすごいね。とにかく、ずーっと話しかけず、どいてくれと、俺仕事が忙しいんだと。あの態度がいいよ。あれがやはり日本の中小企業を支えていると、僕はつくづく、今日の行った場面では、一番感心する場面だったな。ああいう人が支えているんですよ。 ----
&setpagename(首相ぶらさがり会見 - 2008年10月第二週)&topicpath(top=トップページ) テキスト:[[首相VS記者団 - 毎日jp(毎日新聞)>http://mainichi.jp/select/seiji/primeminister/]] 動画:[[麻生さんのべらんめぇ日記>https://al.ssl.dai2ntv.jp/blog/aso/]] -[[2008年10月第一週>第92代内閣総理大臣/ぶらさがり会見/2008年10月/第一週]] -[[2008年10月第三週>第92代内閣総理大臣/ぶらさがり会見/2008年10月/第三週]] -[[2008年10月第四週>第92代内閣総理大臣/ぶらさがり会見/2008年10月/第四週]] -[[2008年10月第五週>第92代内閣総理大臣/ぶらさがり会見/2008年10月/第五週]] -[[2008年10月10日>#d081010]] -[[2008年10月09日>#d081009]] -[[2008年10月08日>#d081008]] -[[2008年10月07日>#d081007]] -[[2008年10月06日>#d081006]] ---- &anchor(d081010) ***2008年10月10日 [[午後0時1分ごろ~>http://mainichi.jp/select/seiji/primeminister/news/20081011mog00m010033000c.html]] ◇株安 Q 株安について1000円の下げ幅で激震が走っています。中堅の大和生命も破産手続き。これについて。 A まず大和生命とこれとは直接関係ない。はっきりしていると思いますね。まず大和生命の方は今回のバブルの件で絡んだという話の内容ではない。これはきちんと別にしておかないといかんと思いますね。  それから九百、今、70円くらい下がっているのかな? 970円、8100円台くらいに下がっているので、これがやはり実物経済に与える影響が大きい。という可能性が出てきているんじゃないですかね。というのは、株というのは会社にとっては資産ですから。その資産が下がるということは担保価値が減るということを意味します。そういった意味ではここは結構、この実物経済に与えるところまで下がってきている。いわゆる資金繰り、資金繰りってわかります? 資金を運用する、その資金繰りに影響を与えるところまで下がってきていると思いますんで、そういったことを考えると昨日、与党に対策を指示していますし、そういったものやら、年末の資金繰りがすごく気になるところだと中小零細企業のところはそう思うはず。大手も結構きつくなってきていると思いますね。  そういう点からいったらこの補正予算が上がって資金の運用なり、保証なり、貸し付けなりのところが枠を広げるようなことが今、さらに考えなければいかんということも含めてまずはこの補正が来週、参議院で通って、それ以後、いよいよ対策っていうものをやっていく案を今、与党に投げかけてありますんで、その答えも急がないかんところだと思います。 ◇景気対策 Q 政局より政策が中心という考えだと思いますが、つまりこういった政策が一段落ついて景気対策が一段落つかないと解散は打てないと。 A 僕はずっと同じことしか言ってないと思いますけれども。 Q 与党に投げかけたということですが、これは枠を示せば事足りるのか、それとも具体的に補正予算という形で組んで成立までいかないと十分でないと考えているのでしょうか。 A これは野党が乗っこられるか乗ってこられないかは相手次第の話ですからね。 Q 実際に成立するかどうかっていうのは別問題としても審議入りするかどうか、要するに総理として成立が最優先であるというふうに考えるのかどうか。 A 実質にむこうが乗ってこられるか乗ってこられないかわからんうちに何ともいえませんね。それは。 Q 一次補正に関しては最優先だということは繰り返し言っていたと思いますが。 A 一次補正は最優先? ずっと同じことをいってるんだけれども、同じ話を質問するからずっと、言葉に信用がないのかなぁと、思っていますけれども。はい、それから。 ◇G8首脳会談 Q ブッシュ大統領がG8の首脳会談の緊急開催を考えているようですが。 A あのーこれはフランスも言ってきました。それも確かです。ただ今、蔵相会議を今日から始まりますので、その蔵相会議の答えでどの程度のまとまりができるか、が正直わからないので、これを見た上で、それでまとまらないというのであれば、これは中川大臣の方からこれは、G8の話ばかり、この新聞記者みんなそうだけれども、G8の話ばかりしかしてないでしょうが。間違ってますよね、これ新興国の話も考えてもらわないと、新興国の方がよほど厳しいことになっているところがあると思いますので。そういったところで、たとえばアイスランドなんてのは例ですけれども、あの例もロシアから金借りてどうにかってな話出てたでしょ? ああいった話は日本の新聞には全然無視されて出ませんけれども、あれはものすごく大きな話だと思いますけれどもねぇ。そう言った話がアイスランドの、代わりにはIMFを使うとか、そういったものを使ったらどうですかという話を中川さんが言われるという話だと思いますんで、そういうのがまとまんなけりゃ、これはG8のサミットっていうものを日本が声かけて議長国として日本から声かけてやる。それはこの週の会議の結果次第で考えます。 [[午後7時5分ごろ~>http://mainichi.jp/select/seiji/primeminister/news/20081012mog00m010007000c.html]] ⇒[[動画@第2日テレ>https://al.ssl.dai2ntv.jp/blog/aso/2008/10/post_12.html]] ◇自社株取得規制撤廃 Q 今日も株価が大幅に下落しました。 A 今の問題として、目先一番の問題として株価。自社株取得、自分の会社の株を会社が買うというのを自社株取得というのですが、この自社株取得というのは、これは株価をコントロールしうる。ということで、その点から1日で買い付けられる数量、買い付ける時間というのが制限されています。いわゆるインサイダー取引というのをやるための。そういったことが今規制されているんですが。昨今の株式の相場の乱高下、高はないね。下がっているというのは正直、今の下がり方というのは常軌を逸している下がり方ですんで、自社株取得に関しては、今の点を考えた上で、自社株取得を今年内に限ってこの自社株取得の制限を考える、撤廃する。時間付きで撤廃するように指示をしたところです。これがどのような形で出てくるか、14日の火曜日のマーケットが開いてからということになると思います。 Q そういう法案を通す? A 金融庁の指示でそれが出来ますから。 Q もう決定されたと。 A 指示したと。 ◇G8会議 Q 金融危機を受けてのG8の首脳会談は、G7の結果を見てからと言っていましたが。 A G7の会議はまだ、始まっていません。今から6時間後に始まるんだと思いますが。その6時間後にG7の財務大臣がどのような答えを出してくるのか、まとまればいいですよ。そういった段階で、その結果を見たうえで、G8の首脳会議をやる。って必要があるのであれば、日本としてそれを主催する、いう用意があります。 Q メンバーは、新興国も含むのですか。G8に。 A いえいえいえ。G8に限る必要はないのかもしれません。限られた日数だと思いますんで、そういった時に来られるとこもあるでしょうし、来られないとこもあるでしょうけども、この種のことに関係するところは結構いろいろありうると思います。メンバーをどれにするか、今ただちに20とか12とかいろんな表現ありますけど、それは今決めているわけではありません。 Q 開催国は日本を想定? A そうです。 Q G8の緊急会合については以前総理は慎重というか消極的でしたが…… A 僕はG8の財務大臣会合を開く前に首脳会議を開くというのはどういうことかと申し上げたと思いますが。 ◇民主党との争点 Q 民主党との間で争点はないという認識を示しましたが、鳩山幹事長が「争点を示せば解散してくれるのか」と述べ、今後国会で厳しい対応をするという発言…… A 僕は民主党の方々の目的は、解散だけが目的ですか? 僕は今の状況でもっとも大事なのは景気対策が一番。私はそれを申し上げているのであって、そういった意味では景気対策を着実に今やっていくと言うことが一番肝心なのではないか。政局よりは政策というのをずーっと申し上げていると思います。 Q 鳩山氏は「総理は逃げに逃げまくって、解散をおそれている」と批判。それについてはどう反論しますか。 A あのー、それはいろいろなことを言われるのはご勝手ですけれども、私どもの調査でもそんなに悪い調査ではありませんから。しかし、私どもは国民に対して政権政党として野党とは違います。政権政党としては国民の生活というものを考えたときに、生活対策というものを考えたときにおいては今、景気対策というものが優先されるべきだと、私はそう思います。 ---- &anchor(d081009) ***2008年10月09日 [[午前11時30分ごろ~>http://mainichi.jp/select/seiji/primeminister/news/20081009mog00m010046000c.html]] ◇追加の経済対策 Q 追加の緊急経済対策を指示しましたが、その狙いを。 A 補正予算が一応衆議院で昨日、上げていただきました。あれは8月の28日だったか、あのときは幹事長の時だったんですが、その後9月15日にリーマン、そのほかそれ以後ご存知のような世界の金融状況、これが実物経済にどういう影響を与えるかは極めて先行き不透明。従ってこういったものに対応していく必要がありますので、与党でこの種の対応を検討しておく必要があるのではないか。早急に。新しい対策を検討しておいてください、と指示を出した。ということです。 ◇赤字国債 Q 財源について政調会長は、赤字国債もやむをえないのではないかと言っていますが。 A どれくらいなものに必要かどうかは、いろいろまだ、考える余地があるんだと思いますんで、財政規律の面から考えても、今、赤字公債をハナから考えてるわけではありません。 ◇解散 Q 衆院予算委で総理は民主党の争点が必要だと言いましたが、この争点というのは、この緊急経済対策ですか。 A これは、あう、向こうの対応次第だね。その話に乗ってこられることがありますかね。そこんとこは分からない。 Q 乗ってきた場合は解散に月内でも打って出るのですか。 A みなさんがたの想像でしょうから。解散は自分で決める。 [[午後6時58分ごろ~>http://mainichi.jp/select/seiji/primeminister/news/20081009mog00m010018000c.html]] ⇒[[動画@第2日テレ>https://al.ssl.dai2ntv.jp/blog/aso/2008/10/post_11.html]] ◇解散 Q 明日発売の文芸春秋に寄稿した論文で「国会の冒頭、堂々とわが自民党の政策を小沢代表にぶつけ、その賛否をただした上で国民に信を問おうと思う」と言っています。この論文はいつ書いたのですか。 A 総裁になる、なったときくらいじゃないですかね。あの日ぐらい、うんそうですね。そのころですね。22日か3日か、そんなもんじゃない? Q その時には国会での冒頭解散を考えていたということですか? A いいえ。 Q 論文を読むと最初の方に「国民に信を問おう」と冒頭解散を示唆するような内容になっていますが。 A それは全然解釈が違うんだと思いますけれどもね。その後もちょっとよく読んでいただくと、きちんとしたことが書いてあると思いますが、国会の論戦で、自由民主党の意見を述べて、小沢党首との間に堂々と、その通り所信以降、ずっとその通りですけれども、そのお答えはいただいていないということだと思いますけど。 Q 国民に信を問うということは、すぐに解散をするということではなかったということですか? A いや、国民に信を問うということは解散ということですけれども。それ、すぐ、いつ解散をやるなんてことはいっさい書いていないと思いますよ。 Q まず国民の審判を受けるというのが最初の使命という記載があると思いますが、それは早期の解散を指しているということではないのですか。 A いいえ、その後よく読んでいただくときちんと今申し上げたことが書いてあると思いますが。 Q ただ「国会の冒頭、国民に信を問おうと思う」と。 A その後、きちんと小沢さんと所信やら何やらを、意見を聞かせて、堂々と意見の相違をきちんとさせた上でと書いてあると思いますが。 Q つまり小沢さんがきちんと意見をおっしゃらなかったから、今回、解散に踏み切らなかったと。 A はい、対立軸が出てきませんもんね。予算も何となく、ちょっとよくわかりませんけれども、今のところ対立軸というのが少なくともきちんと見えてきていないんじゃないでしょうかね。そんな具合に見えますけれども。 Q 民主党が対立軸を明確にしてくる、対決姿勢を示したところで解散を打つということですか。 A こちらが出した意見というものと、意見が全然違ってきているというのは、ちょっと正直申し上げて、私らとしてはだいぶ予定が違ったなあとは思っていますよ。それが一つと、もう一つはやっぱり経済情勢というのはかなり、そのころに比べて、22日ごろと今とではだいぶ経済情勢、実物経済に与える影響というものは、僕が想像していたよりははるかに大きくなっていると思いますね。なんとなく、そう、みんな、国民も感じてないはずがないと思いますけれども。 Q リーマンショックが起きた9月15日ごろから、政権構想を描いていたと思いますが、解散する時期というのは当初予定していたよりも先延ばしされるなという感じになったのですか。 A なんとなくみんな、総理大臣の頭の中には解散の時期がはなから決まっているという前提ですべて考えておられるから間違えられるんだと思いますけれどもね。状況っていうのを見て、今の状況は、少なくとも政局よりは政策、経済政策、景気対策ということになってきている。それが世論と、僕自身はそう思っていますけれども。 Q 関連して自公政調会長を官邸に呼んで追加景気対策を指示したと思いますが、その内容と具体的な規模、財源を。 A ああ、それは今、政府でやるんではなくて、与党、今まだ予算の審議をお願いしている最中ですから。少なくとも今の自由民主党、公明党、政府与党であの8月二十何日に作った時代とは違った、あれは幹事長で私がそのときの担当でしたから。違って今は状況がさらに厳しくなっているのにあわせて、少なくとも景気対策やら中小零細企業の資金繰り対策を考えなきゃいかんという状況になってきていると私自身は思っていますから。その辺では与党でこの案をまずは考えてくださいと、いう話を申し上げたんで、細目を指示したわけではありません。 Q 解散の話に戻りますが、9月の末に自民党の世論調査があって結果があんまり芳しくなかったために解散を先延ばししたのではとの見方があります。 A あの世論調査は私が考えたよりはよかったと思いました。 ---- &anchor(d081008) ***2008年10月08日 [[午後7時30分ごろ~>http://mainichi.jp/select/seiji/primeminister/news/20081009mog00m010006000c.html]] ⇒[[動画@第2日テレ>https://al.ssl.dai2ntv.jp/blog/nocut/2008/10/414.html]] ◇株価下落 Q 株価の下落が続き、終値で952円安、戦後3番目の下落率となりました。 A 実物経済への影響が一番の問題。金融システムとしては今のところそこそこ動いております。今週末にG7の蔵相会議がありますので、ここで各国が少なくともこの金融決済システムをいかにきちんと立て直すか、ここが一番勝負だと思います。普通の生活をしている我々にとっては実物経済の問題が最大の問題。そう思います。 Q 金融不安の時に解散は避けるべきとの考えがありますが。 A 前からいわゆる経済、景気対策が重要、政局よりは政策、と同じことしか言ってないと思いますが。 ◇追加の経済対策 Q 補正予算案が衆院を通過しました。追加の経済対策を行うつもりはありますか。 A まだ、参議院が通っていない間になかなか、安易なことは言えない。少なくとも今の緊急経済対策、これは9月の15日、いわゆるリーマンブラザーズの話が起きる前に8月二十何日かに作ってますんで、事態はあのときからかなり深刻になっているということは十分認識しています。 ◇給油継続法案 Q 民主党が給油継続法案の早期採決に応じる方針を決めましたが。 A 基本的にはこの法案はテロと戦っている世界の中にあって日本だけがテロとの戦いを放棄してアフガニスタンから撤収するという選択肢はない。そういい続けてきたと思います。 ◇ノーベル賞 Q ノーベル賞の受賞について。 A 一番最初に聞こう。いい話なんだから。昨日は一番最初に聞いて、今日は4人目だから一番最後に聞くなんて失礼じゃないかね(笑いながら)。良かったと思いますよ。生物学。緑色のクラゲなんてちっとも内容が何のことだか分からないけど、とにかくノーベル賞として生物でしたっけ、よかったんじゃないですかね。1年間に4人も出た。 (「化学」と記者が指摘) あ、化学。化学か。そうだ化学だ。1年間に4人も出るなんて正直びっくりするね。ものすごく良かったと思いました。 ---- &anchor(d081007) ***2008年10月07日 [[午後8時16分ごろ~>http://mainichi.jp/select/seiji/primeminister/news/20081008mog00m010001000c.html]] ⇒[[動画@第2日テレ>https://al.ssl.dai2ntv.jp/blog/aso/2008/10/post_8.html]] ◇ノーベル賞 Q 先ほどノーベル物理学賞受賞者に電話をかけましたが。 A 久しぶりに明るいニュースじゃなかった? 何となく、ちょっとオリンピックの金メダルっていうのと違って、ノーベル賞はこの間の小柴先生以来ですから6年ぶりぐらい? ですかね。ものすごい明るいニュースで、良いニュースだなと思ったもんだから。こりゃ、お祝いを、と思って、国民としても「わっ」っていう感じで僕は良かったなと思ってましたんで、電話させていただきました。 Q 受験勉強は良くないという話をしていましたけど。 A はっはっはっは。やっぱり物理学ってのは何となく、ちょっと先生の当たり外れもあるでしょうけど(笑)、そりゃ当たった先生おもしろく教えてくれる先生だと物理ってすごく興味が出るんだけど、なかなか。やっぱ、子どもの時のちょっと当たり方で、つまんなくなっちゃったり。やっはり子どもの時やっぱ教える先生の、ちょっと指導の仕方、引っ張り方で、子どもの受け止め方は違いますからね。やっぱり小柴さんっていう人にはお目にかかったことあるんですけど、あの先生はちょっとおもしろい先生だったろうなと思いましたね。ですから、あの先生はきっと良い先生に巡り合えたのかな? Q 総理ご自身は学生時代… A 物理学あんまりダメでしたね。ええ(笑)。数学、まあ幾何は良かったけど。ちょっと代数とか、あっちの方よりは幾何の方がおもしろかった。ひとえに先生ですなあ。僕はそう思います。 ◇G7 Q 暗いニュースに移るわけですが、4年ぶりにニューヨークダウが1万ドル割れ、日経平均株価が4年10カ月ぶりに1万円割れということで、こうした中10日にワシントンでG7が開かれますが、先ほども財務大臣、与謝野大臣や日銀総裁と話していましたが、どういった話を。 A 一応、最終値としては1万円超えて、1万300円ということになってますし、円も102円とか3円とかいうとこになりましたけれども。日本の場合は金融システムとか金融の決済のシステムとしては、他の国、ヨーロッパやらアメリカに比べてそういった痛みは軽微なもので、今のところ済んでると思います。しかし、これはあのー、実物経済にたぶん影響が出てくる。遠からず出てくる。アメリカへの輸出、それから同じくアメリカに輸出していた中国の輸出も悪くなりますから、たぶん中国へ向かって日本は輸出を伸ばしてましたから、その両方の輸出先が先行きダメになる、確率は極めて大きい。従って日本の内需、中の、国内の需要というものがしっかりしてこないとなかなかうまくいかない。そういった状況になってくるんで、これG8で、G7ですかね、G7の財相会議で、きちんとしたメッセージを出さないと影響が大きい。  なぜならヨーロッパではこの主要国でやろうとしてうまくいきませんでしたから。そういった意味では各国で取り付け騒ぎが起きてみたり、いろいろな形で国有化してみたり、急激にヨーロッパの金融関係ってのは大きく乱高下してます。そういったのが日本に出てくることを懸念しますし、決済のシステムが止まるというのは非常に大きな影響が出ます。その意味では、このG7で、日本は1997年にいわゆる金融危機というようなものを97、98年これアジアの金融危機も含めて経験をしているところでもあります、これほど大きなものではありませんでしたけれども、銀行がつぶれたり証券会社がつぶれたりしました。  そういった経験があるんで、ここは是非日本としてっていう経験からいけばっていうのがいくつもあると思いますんで、そういった点はG7、まとまってこの金融危機とかドルの危機とか、ユーロもだいぶ売られて、今140円切ったかな?そういった意味でなってきますんで、ユーロも160円ぐらいあった、130円台ぐらいになってますんで、その意味でかなりユーロも具合悪くなってきて、その意味では円がえらく買われている。そういった状況でもありますが、ぜひきちんとしたまとめた案が、みんなで支えようという合意ができるような努力をしてもらいたいという話と、日銀の総裁には引き続き金融の安定というものについてぜひよろしくお願いしますというお願いをさせていただいたんですけれども。まあG7のこの蔵相会議、これだけ注目を浴びた蔵相会議は久しぶりだと思いますけれども。それぐらい世界は危機に対しての意識がすごい高い。私はそう思いますけれども。 Q 金融危機で言うと、日本の場合、公的資金を資本注入というそういったような経験を財務大臣から、日本政府としてこういうことも、という要請をするつもりはないですか。 A 要請はともかく、日本の場合はあの時は13兆? 13兆の資本投入をやって、結果としてあれをくぐり抜けた。しかも他国には全然迷惑をかけずにあれをくぐり抜けたっていうのは、僕は堂々と日本の経験として語れることの一つだと思いますんで (秘書官から「あと1問でお願いします」) ここはきちんとした対応をすべきだと思います。 ◇補正予算 Q 補正予算ですが、民主党が賛成して、明日衆院を通過するような見通しになっていますが。 A 明日予算が通って本会議、そしてこれ関連法案が一つありますんで、これ地方の道路財源の穴が1月分空いた、656億円の分のものとあわせて通らないと実効力が薄いと思いますんで、これが通った後、これが参議院でも同様な形できちんと通るというところまでいって、初めて補正があがったということになりますんで、この法案がないと地方1800団体、自治体にとってはこれ大きな話ですんで、そういう意味ではきちんとした対応がそこまであがらないといけないんだと思っていますんで、とにかくことは急ぎますんで、早くこれを、補正が通った後はこれは即実行に移せるようにしていかないと年末の金融てなことをお役所的なことを言ってたんじゃ話にならんので、もう即対応ができるような形に、運用を早めにできるようにしていきたいと思ってます。 ◇解散 Q 総理、もう1問すいません。今日景気対策に応えたうえでの解散が正しい道筋だという趣旨の発言をされていますが。 A ずっと同じようなことを、今日に限らず、今は世の中は解散より景気対策という、政策を世の中は求めてると、申し上げたと思います。 (秘書官「終わります」) Q 景気がすごい不安な中、なかなか先が見通せないと思いますが、かなり解散は先になるという見通しもあると思いますが。 A 新聞記者の方、みんなそこのところにしか興味がないようですけれども、私はずっと言ってることは同じ。政策というものをきちんとやって、今の中小企業の資金繰り、金融やらなにやらこういったものがきちんとできるという見通しが一番大切だと申し上げている。 (秘書官「終わります」) ---- &anchor(d081006) ***2008年10月06日 [[午後6時10分ごろ~>http://mainichi.jp/select/seiji/primeminister/news/20081007mog00m010001000c.html]] ⇒[[動画@第2日テレ>https://al.ssl.dai2ntv.jp/blog/aso/2008/10/post_7.html]] ◇株価急落 Q 今日、日経平均株価が一時500円を超える値下がりをし、国民の間に景気悪化への懸念が広がっています。 A そうですね。今日はアメリカも下げた。今、明けたヨーロッパも下げてる。日本も470円、1万とんで470いくら? 昨日より四百何十円下がっているのかな。そういった意味じゃあー、今の状況っていうのは正直みんなはアメリカの例の買い取り機構の話が通ったからという人が多かったからという人が多かったんだと思いますけれども、あれがなければもっと下がっていたと思っていましたから、その意味じゃあ、円も、これだけなら、上がったろう。百いくらになった、今日上がったろう? いくら上がった? Q 103円。 A 百?103円? Q 103円。 A ああそう、やっぱり上がったな。だからそういったことになるであろうと、まあ、予想の範囲、範ちゅうなんですけれども、少なくとも今の状況っていうのは、何? 金融っていうもののシステムが、何? 危機に陥ってて、マネーマーケット、あっ、マネーマーケットなんて通じないか。えー、そういったところの、が、極めて厳しい状況になっている。という部分の中にあって、日本はその点は一応、システムとしてはきちんとしてますんで、これがたぶん実物経済にどういう影響を与えるかが、これからのところで、これちょっと注意深く見ておかないと、不安なところですな。 Q 今のところは実体経済に関しては… A 今のところはね、直ちにはね。 ◇追加補正 Q 今日の予算委員会で与謝野大臣が今回の補正予算案については一連の金融危機については反映していないと答弁した。委員会でもさらなる対策を求める声。2次補正ということについてはお考えは。 A まだ1次も通っていないうちから2次ですか。気が早いですなぁ。 ◇世論調査 Q 朝日新聞の世論調査で内閣支持率が48%から41%に下落しました。 A 中山さんの話やいろいろありましたから、下がるだろうなとは思っていましたけど。 ◇東国原知事不出馬 Q 東国原宮崎県知事が衆院選不出馬を明言しました。 A 個人の話ですから、なんとも言えない。そんなことは。だけど、それは自民党県連で推したか。 Q まだ、公式にはまだです。 A 公募するはずだけどな。 ◇金融危機に関するG8会合 Q フランスのサルコジ大統領が金融危機に関連して、G8首脳の会合を開きたいと言いましたが、議長国として。 A G8はこの週末にG8の財務大臣会合をやる。まずそれからの話ですな。G8の首脳が集まっても、金融に詳しい人ってちょっと。ただちにそれが対応できるっていうまずは、財務大臣が当然だと思いますけど。 ----

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