麻生太郎研究まとめサイト@Wiki

第四週

最終更新:

floppy

- view
だれでも歓迎! 編集





2008年10月24日


Q きょう、日韓、日中と立て続けに首脳会談をこなされた。外交では首脳同士の信頼関係が重要側面を持ちますが、会談を通じて信頼関係を構築できたとお考えでしょうか。
A 日韓、日中とも外務大臣時代の人はみんな、そこそこ、みんな随行として何人いました? 4、5人いましたしね。韓国の方もいましたんで、昔から、3年間くらい前くらいですかね、もう4、5年の間に付き合った人がずらっと来ていましたんで、その意味では、これまでも付き合いがあったところでもありましたし、まあ、なんて言うの、総理大臣と、主席っていうか大統領とか、この人たちとはみんな2回目なんだと思いますけどもね、直接話すのは、2回目だと思いますけどね。周りの人たちの関係もあるんだと思いますが、話は極めてスムーズにいったと思いますね。向こうからの反応聞いたほうがいいですよ。

Q まあ、今後につながる会談だったと。
A ああ、そう思いますね。電話会談も、これまで電話会談というのはなかなかしなかった。電話会談なんかも、向こうが即、応じますという話をしてましたから、そうだったんじゃないでしょうか。

Q この後のASEM会議で金融問題が大きなテーマになると思います。その前に日中でも金融問題を話し合われたと聞いていますが、アジアの経済大国である日中が金融危機にどのように対応するということで一致したんでしょうか。
A 日中は少なくとも、目先、今、ドル体制の中で、ドルの急激な暴落とかドル体制の崩壊というものは望んでいる人はいない。そういった意味では、当面、いろいろな会合、世界中でやっている会合で、少なくともこの対応を協議している最中なんだから、少なくとも双方でこういった体制維持というものに努力をすべきなんであって、急激な変化というのは誰も望んでいる人はいないし、日中双方の国益にも資することはない。従って、取り急ぎG20かなんかの会議をワシントンでやることになるんだけど、この後のASEMでの会談、これヨーロッパとの会談ですけども、そこにおいても双方一緒に手を携えてやっていくというのが大事なんじゃないのかという話はしました。あのー、結構、経済に対しては興味が、胡錦濤という人は特に興味があっていろいろ聞かれましたし、韓国の方も、あちらは経済人から入ってきてますから、詳しかったんで、多くを語らず話を、スースースーと話しがいった気がしますね。

Q 食の安全ですが、日本の国民の間では食の安全について非常に不安感が高まっています。今日の日中首脳会談でも取り上げられたとうかがっていますが、具体的にどういった取り組みを求め、向こうからどのような回答があったんでしょうか。
A この問題に関しては、まあ、ギョーザに始まっていろいろありましたし、これまでも中国の食べ物に関する安全性に関しては国民の間に不信がある。そして、こういったものに対して信頼性がないということは長期的に見て非常に問題。特に食べ物だから、そういう意味では、これは是非、きちんとした対応をしてもらわないと。いや、あれだけの話だなんて話じゃないじゃないかということで、向こうもきちんとした対応をするという話はしました。

Q これで信頼回復に向けて一歩踏み出せたと。
A そうでしょうね。日韓、日中、そう思いますね。今、向こうも双方ともそういう雰囲気で、少なくとも今年30周年ですけども、30年前、年間4万人ぐらいの行き来が今500万人。経済規模でも貿易量で50倍。そういったことは一つの経済面、人的交流の面でも大きいと思いますけれども。双方のトップのコミュニケーションとか信頼関係っていうのが、普通につながるような形にしておくというのが大事。問題があるって、そりゃ隣の国でいりゃー、人間の往来があり、増え、商売の行き来が多くなればなるだけ、トラブルは必ず起きる。起きないほうがおかしい。起きたらそれをどうするかということが大事と思っている。

Q 株と為替の動向ですが、今現在で日経平均が8000円を割り込んで……。
A 7600円台だったか。

Q 円の方は一時95円台をつけていると思うんですが、政府がいろいろ対策を打っている中で市場がこういう反応をしていることに関して、総理の受け止めをお願いします。
A あの、この株のとか、ドルの乱高下について、一喜一憂するつもりはありません。これはずっと申し上げてる通りです。ただ、こういうのが一番、実物経済に影響が出てくることは乱高下なんですよね。安定して少しずつ少しずつ高くなるとか安くなるとか、そういったものが急激な動きっていうのが商売していると最も影響します。株も同様に、急に上がったり急に下がったりすると、時価会計なんていうのを言っていると、いきなり急に下がったその日、なんて話になりますから、そういった意味では、乱高下っていうのが最も望ましくないんで、そういう意味では、経済自体、そんなに私は今の日本経済というのはそんなに悪いという状況ではないと思いますけれども、これが世界的な不況を受けてこちら側からの輸出が減る。また、株の持っている株の資産が下がることによって担保価値が下がるというようなことになってくるというのが、回り回って実物経済に与える影響が大きいと思いますんで、そこのところが一番気になります。


2008年10月23日


◇株価安値更新

Q 今朝、株価が最安値を更新しました。
A そうですね。ニューヨーク昨日下がりましたからね。おとといは上がってましたから。あんまり一喜一憂しても、あまり株というのはあまり一喜一憂しないことだと思いますけれどもねぇ。あの基本的には自分で調べていい株を買って、その会社の業績というのをきちんともっていくんであって、普通の方は相場を張ってられるわけじゃないでしょうから。自分の持っておられる株、自分に持っている株の会社、その会社の内容が大事なんだと、そのように分析されるんじゃないでしょうかね。

◇金融サミット

Q 11月15日の金融サミットは出席されると。
A ああ、これは少なくともこういったような時に開催をするというのは、僕はいい、もうちょっと早くてもいいんじゃないかなぁと思ってはいましたけれども、まあ、大統領選挙もむこうは、やっておられる最中ですから、11月15日は、まあ、マーケットが閉まってからにした方がいいですよとだけは言いましたけれども。

◇夜会合

Q 夜会合について。野党からだけでなく与党からも批判の声が上がり始めています。
A 別に、別に、あのー、まあホテルのバーってのは、別に、どなたも来ておられますから。

Q 夜会合で批判を強めている与野党の議員さんというのは実は結構、夜の会合をホテルでやることは多くて、そういった永田町の常識というのはなかなか国民にとっては、何でそんな高いところで、高い店で夜、会合をしなければいけないんだととらえる国民がいると思います。そういうことについてどう思いますか。
A あのー、バーっていうのはまず、高いというイメージというのが少し違うと思いますけれどもね。あのー、普通に、どなたでも来ておられるとこだと思いますよ、今は。


◇ASEMについて

Q ASEMについて。金融危機問題など重要なテーマがたくさんある。日本としてどのようなメッセージを打ち出す考えか。
A ASEMってのは、元々日本とアメリカ、ヨーロッパとアメリカとの関係は深い、しかしヨーロッパと日本との関係、ヨーロッパとアジアの関係は細い、というのが始まりでこのASEMというのを作った経緯があります。従って今回、アジアの金融状況、ヨーロッパの金融状況に関しての情報交換というのは、これ日本の新聞を見ても極めて細い。ヨーロッパの、アメリカの話はよく出ますけれども、ヨーロッパの情報はそんなに出ているとはとても思えませんから。そういった意味では、アジアの各国とヨーロッパの各国がいろいろな情報交換をすると。極めて有意義だと思いますね。

◇追加経済対策

Q 与謝野大臣と自公政調会長が追加経済対策の案の中間報告の説明に来た。総理はこの説明を受けて新たな具体的な指示は出したか。
A ああ出しましたよ。

Q お聞かせ頂いてよろしいですか。
A うかつに言うと危ないんじゃないかねぇ。こういう話に乗せられるのはいかがなものかなあと思いますけれども。いくつかの点を言ったのは、住宅ローン減税については過去最大に、最大のとこに引き上げろ。というのが一点。それから、いわゆる道路特定財源の一般財源化は地方に一兆円。もう一点は中期のいわゆる何、税体系のプログラムと、いうものをきちんと書き上げて出してこないとだめ、という話をした。大きなことを言えばその三つです。

Q 財源についてはいかが。
A だから今、財源言ったやないか。

Q 中期の税体系プログラムというのは消費税が含まれるということでいいのか。
A いろんなことが考えられると思いますよ。だからこれをきちんとした形で、今はこの景気がどんどん落ちている時に消費税なんていうことを考えている人はいないと思いますよ。しかし、中期的にはこれ、景気が戻って直ってきた時には、いわゆる何て言うの?介護とか、福祉とか、そういった社会福祉関係含めて、これは足りなくなることははっきりしていますから。そういった意味では消費税というのはそういったものに含めて考えられるべきものだと思いますから。今とは言いません。だから中期的なことと申し上げているんで、その時期がどれくらいかというのは、これから検討しなきゃいかんと、私が今年とか来年とか言う種類の話とは思いませんね。

Q それでは裏付けとしての二次補正予算。
A 二次補正、あんた今原案もできていない中で補正なんかいう話じゃありません。

◇麻生セメント報道

Q 総理がかつて社長を務めた株式会社「麻生」、以前の「麻生セメント」が、パネル材に欠陥があることをある程度認識していながらそれを販売したものが、九州新幹線の高架橋の建設に使われていたという報道があった。この事実関係について受け止めを。
A これちょっと正直言って、もう経営に全然タッチしなくなってからもう30年くらいなりますんで、今、その内容について全く知りませんので、ちょっとうかつなことは言えん。ただこれ、知っててやったとなりゃいかがなものかと思うけれど、ちょっと知ってて、知っててやってたという事実が本当だったという話が本当だとするなら問題。

Q 奥様も取締役に名前を連ねている。一般として経営者の感覚と総理いうが、これは一般論としてはやはり……。
A 明らかに欠陥と思っていた上で売ったというのが事実とするのならば、それは確かに問題。そこで事故が起きているというわけじゃないだろうけれども、少なくともそれに対してきちんと補修、対応するというのは当然だと思いますけれどもね。

◇妊婦たらい回し死亡問題

Q 先日、都内で妊婦が7カ所病院を断られて、出産後になくなった話があった。厚労省も緊急の聞き取り調査をすると表明しているが、改めて総理からこういった対策について大きな方針を話して頂けるとありがたい。
A 基本的になんであの日に聞かないのかと思いましたね。皆さんが。これ不思議な感覚だなあと、あの日はあれが一番の問題だって僕はそう思ったんですけれどもね。皆さん聞かれなかったんで「へー」っていう感じが正直。ものすごい悲惨な話ですよ。痛ましい。しかも脳内出血でしたっけね、脳こうそく?ん?いや脳内出血だったかな。という事実が伝わらなかった等々、これいかがなものかと。これ正直なところですなぁ。どうしてそれがそこの病院から、まあ最初は診療所かどっかいっていたんだろうから、その診療所から伝わらなかったのか。伝えてなかったのか。気がつかない。ちょっとそこ内容知りませんけれども。脳内出血している状況で行くというのは、ちょっと回されるっていうのは、ちょっと事情が、何?正確に伝わっていなかったというところが一番の問題なんであって、これは厚生労働省としてきちんと対応しないと。これはこの種のことがまた起きる。まあそうしょっちゅう起きる話じゃありませんけれども。そういった話はいかがなものかとおもいますなぁ。だからきちんと対応をやれという話はしました。


2008年10月22日


◇6カ国協議

Q 6カ国協議の枠組みで、北朝鮮への重油支援でアメリカがオーストラリアに日本分の肩代わりを依頼したという報道があります。北朝鮮も6カ国協議から日本はいらないと言っています。拉致問題の方針も変わっていくのですか。
A ちょっと2者無理やり結びつけて質問しているから、分けて質問したほうがいいよ。まず、最初に6者協議の中で日本だけが疎外されていくんじゃないかっていう、被害者意識の話の塊みたいな話ですけど、そんなことはありません。ほかの国はこの国の拉致問題に関しても、理解は各国みんなついてますから、これは韓国に関しても、特にアメリカはこの問題に関しては十分な理解がある。それが一つ。二つ目の話はこの問題によって、拉致問題などの関係が日本が弱くなるとか、強くなるとか関係ありません。日本はこれまでどおり、拉致の問題の立場を変えることもありませんし、今後ともこの指定をずっといく。それは6者協議の枠からはずされることもありません。いいですか。

◇夜日程

Q 夜の会合連日で、一晩で何万もするような高級店に行っていますが、それは庶民の感覚とはかけ離れているのでは。
A あのー、庶民っていう定義を使うのが、北海道新聞よく使われるのですか? 僕は少なくともこれまでホテルというものが一番多いと思いますけれどもね。あなたは今、高級料亭毎晩みたいな、作り替えていますが、それは違うだろうが。そういう言い方を引っかけるような言い方はやめろって。もうちょっと事実だけ言え、事実だけ。ずっと日程だけ全部言えるから。だろ? 馬尻がいつから高級料亭になった? 言ってみろ、言ってみろ。だからそういう卑劣な言い方はだめ。ちゃんときちんと整理して、ね? 言わなきゃ、言わなきゃ、いかにも作り替えるような話はやめたがいい。

Q 高級店というか一晩に一般の国民からすると高いお金を払って食事をするという意味で私は申し上げました。
A じゃあ、きちんとそれ定義言ってね? これからも。あなたの質問、時々代表して聞いているけれども、いつもなんとなーく、妙にひねて聞いているように聞こえるんだね。うん。そういう新聞なのかなぁと思って聞いてたんだけれども。うん。

Q 総理はそういった批判があることについてはどう思いますか。
A あの、僕はこれまでもずっと、あのー、少なくともホテルというところは安いところだと思っていますね。正直言って、たくさんの人と会うというのは、ホテルのバーっていうのは安全で安いところだという意識が僕にはあります。正直なところです。事実、事実、どれが安いか、どれが高いかと言われると別ですよ。だけど、ちょっと聞きますけれども、たとえば安いとこ行ったとしますよ。周りに30人からの新聞記者いるのよ。あなた含めて。警察官もいるのよ。営業妨害っていわれたらなんて答える? 「あなたのおかげで営業妨害です」って言われたら、新聞記者として「私たちの権利です」って言って、それ、ずーっと立って店の妨害して平気ですか? まあ、聞いてんだよ! 答えろよ! ふっふっふっふっふ。

Q 私がうかがいたいのは…
A いや、おれの質問に答えてくれ。だからおれもそれ答えてるんだから、今。今度、おれが質問している。平気ですか?

Q 我々は営業妨害はしないように取材をしています。
A いや、してるって。現実、みんな「している」って言われているから、オレも。だから「うちは来ねーでくれ」って。だからホテルが一番言われないんですよ。分かります? だからあなたは人の、自分の都合だけで聞いている、ようにおれには聞こえるんだね。おれには。だからホテルが一番人から文句言われない、と僕はそう思ってます。だからこれ、これまでのスタイルですし、これからも変えるつもりは、今のところありません。

Q もう一点。お金に色は付いていないんですが、政治献金や政党助成金という形でお金を出すのは高級な食事をするだけのためではないと思いますが。
A 自分のお金だから。政党助成金、もしくは私のその種の金、自分で幸いにして自分でお金がありますから。自分で払っています。はい。

Q そしたらそれで返上するという…
A 返上?(遮って終わる)


◇輿石氏発言

Q 民主党の輿石参院会長が、解散を先送りするなら方針を転換すると言いました。
A 何の方針ですか。

Q 補正予算に賛成したり、テロ特措法も審議に応じたり。
A 直接、うかがっていませんけど、解散は前々から申し上げていることは一つしかないと思いますが、さまざまな要素を勘案して決断します。

Q 今後、重要な課題が通りにくくなるような懸念もありますが。
A だから、さまざまなものを判断してと申しあげているんです。

◇党首討論

Q 民主党の小沢代表が党首討論について解散が先だと言っていますが。
A この党首討論というのは元々、小沢さんが作られた法案というか、システムだったと思いますんで。民主党、自民党と意見をきっちりさせるというのは、党首討論するというのが一番だと私は思いますけど。

Q 賛否を質すと言っていますが、なかなか質すのが難しい状況になりますが。
A それは、あの、民主党の中の事情というのは私はよく分かりませんけど、国民から見て党首がきちんとした党首討論をするというのは大事なんじゃないんでしょうかね。

◇北朝鮮

Q 北朝鮮の労働党の機関紙が、麻生政権が拉致再調査の合意を白紙化したと報じました。
A 何を根拠に、書いてある根拠は。

Q 日本と交渉するのは、政権がすぐに変わってしまう、時間の無駄だと。
A ああ、これは8月の合意を一方的に破棄するという意味ですか。

Q 破棄したと向こうが言っているんですが。
A こちらは何も破棄していません。うちは全然、変わらず話をしていますんで、破棄をされたのは向こうなんであってこちらではありません。我々はずっと同じことしか言っていないと思いますけどね。同じこと。

◇夜日程

Q ホテルは私は安いと思うと昼に言ったが、北海道新聞社で調べたが、9万~25万円まで料金がある。
A あの、ホテルは僕は、部屋という話ですけども、ホテルのバーもある。ホテルの部屋と断定しておられますけども、ホテルのバーというのもあって、バーってそんなに高いところじゃないというのはご存知じゃないんでしょうか。

◇就任感想

Q 就任から1か月。感想を。
A ご感想を。そうですね。特にありませんね。そんなにあの、何となくうん、想像してたものでしたんで、特にこれが違うとか、あれが違うとかいうようなものはありませんけど、正直今、予定よりしんどいなと思ってますのは、やはり、なんたって金融ですね。これが実体経済に出てくる影響っていうのは、こうしんどいと、あんまり東京におられる方は感じない人が多いように思いますけど。これ12月にかけて、やはり、資金繰りって分かるかな、資金繰りって簡単に言うと、12月というのは10日ぐらいまでにボーナスを払わないとならないんですよ。2か月とか、3か月ボーナス払うでしょ。そうすっと、給与プラス、3か月ですから、4か月分の給料を払わないとならない。売り上げは変わらないわけですから。1月になると、今度は給与は同じだが、実働はまあ、半分くらい。となると、約1月半の売り上げを5か月から4か月から5か月、会社としては払うということになるんです。資金繰りはものすごくきつくなるんですよ。これが中小、零細企業における実態。そこの資金繰り、これ役所にない感覚ですけど、この資金繰りというのを理解してない人が多いと思いますけど、これが払えないから、会社が倒産というのが出てくるというのが、最も避けなきゃいかん。会社としてはちゃんと回ってても、1月に4か月分払わないといけない、という事態が一番大変なんですよね。12月から1月にかけての分と年度末の3月、このところの資金繰りというのは今度は税金の話もありますんで、欠損が出てようとなんだろと、資金繰りのところが最も深刻でありますから、僕が思っていたよりは、海外の影響というのはもろに響いてきて、銀行も株が下がったりして、自己資本比率ていうものが下がりますから、その株が下がると、株は自己資本ですから、銀行は今度はいろいろ、自己資本比率は国際基準とかいろいろありますんでね、すごくしんどくなる。というところを経済部じゃない人は理解していない。経済部もあんまり理解してない人もいるけど、商売したことのある人なら誰でも、分かる話なんだけれども、そこのところがなんとなく、ぴんと来てないと思うんですね。これ、今からの話ですから、10、11、12、第3四半期の資金繰りが今、一番愁眉の急。これが一番、見ててわれわれが予想してた、最初のころよりは、正直、アメリカのサブプライムの底がよく見えませんし、それがヨーロッパに飛び火した分もよく見えてこない。アジアはその分はしっかりしている。そこんとこが一番気になります。


2008年10月21日


◇ブッシュ米大統領との電話会談

Q 午前中にブッシュ米大統領との電話会談。そのやりとりと、それに関する総理のお考えを。
A ええっと、ブッシュ大統領、9時15分くらいかな、電話がかかってきて、10分か15分かしゃべったんですが、とにかく、大統領選挙が終わった後、なるべく早い時期に首脳会談を、会合を開こうという話をして、日本もそれに対して賛意を表明。そしてまあ、時期、集まる場所、参加する国については今後検討。それ以上は言えません。

◇日中韓首脳会議

Q 日中韓の首脳会議を開く予定は。
A 前から日本でやることになっていたでしょ。覚えてます。 全然覚えてないだろ。これは前からやることになっていたのが、福田内閣の時にこれはキャンセルしちゃって延ばしたのをどっかでやらないとならない、という話です。まだ日にちは正式に決まっていないと思います。

◇中川財務相との話

Q 先ほど中川大臣と話しこんでいたようですが。
A あれは、だって予算の話やら、景気対策の指示をした話をいろいろ詰めてきたという内容の話です。

◇太郎会での発言

Q 昨夜、太郎会で月末までに解散するといった発言をしたようですが。
A いろいろ発言したと思いますけど、出た後、何。国会議員は解散するって意味でしょ。いや、あれ解散しないって意味でしょ、ちゃんと両方とられるように言ったと思いますけどね。


◇日中韓首脳会合

Q 先送りになっていた日中韓首脳会談を12月に福岡で開催することを中国、韓国両政府に打診しているとの報道がありますが、日本政府は正式に打診したのですか。
A あのー、もともとこっちがやる番ですからね。これ福田さんの時に9月にやるんじゃなかったっけ? それをずっとまあ、お辞めになったんで、そのままずっと延ばしてありましたんで、どっかの時期で今年中にはやんなくてはいけないと思っていましたので、うん。それだけです。まだ時期まで決まっていないんじゃないの?

Q 一応、12月中ということで。
A うん、どっかその辺で。今年中にはやらないかんとは言いましたけれども。

Q 通常、中国、韓国両政府に日本政府がその時期に開催することを打診したということは、国内情勢が安定しているというふうに考えることが一般的ですが、与党幹部は11月30日総選挙を根強く主張しています。もしこの時期に12月上旬に国内でやるのならば、その時期に解散総選挙、11月末や12月上旬といわれていますが、それをやる考えはもうないのですか。
A あのー、解散の時期は私が決めますと、ずーっと同じ事しか言っていませんから、それに対する答えは何回聞いても同じ事しか言いません。

◇新テロ特措法改正案衆院通過

Q 今日、新テロ特措法の改正案が衆院通過しました。感想を。
A ああ、これはあのー、ずっとこの給油というものに関しては、これは必ず継続されなきゃいかんもんだと、ずーっと言い続けてきましたんで、これが参議院に回って、早く成立することを期待しています。

◇日印首脳会談

Q 明日の日印首脳会談。
A はい。

Q 日印首脳会談について、総事業費10兆円規模の大動脈構想などが正式に合意されれば、今後の両国間の経済交流の活性化が期待されますが、会談の中で特に期待することは。
A そうですねぇ。日印というのはこのところ、あれは最初は確か森総理の訪印、だったかなぁ?あれ2000年、西暦2000年だと思うんですが、あの時にあのー、何ていったっけ、ストラテジックパートナーシップでしたっけね? 確かあの時はそういう表現を使ったんだと記憶していますけれども、毎年やろうという話を言って、えーっと、あれから…。何でしたっけねえ、僕は5年間くらい続けて行ったんだと思いますが、それ以後、この3年ぐらい、日印双方で毎年になっていませんか?
  今年はこっちに訪日されるという順番になっていたんで、まずこれは基本的にずっと毎年やるのが確実に実施されているというのは喜ばしい、いいことだと思っていますね。それから今の鉄道の話ですけれども、インドにとってやっぱり、インフラストラクチャー、何、社会資本というものの基盤整備ができていないという点に関しては、あのー西インド洋に抜けるあそこのところは、非常に大きなところだと思いますんで、こういったところに双方で意見が一致して鉄道がきちんと出来る。インドの経済発展に資するところは大きいと思いますし、日本にとってもいいことだと思っています。

◇定額減税

Q 自公政調会長会談で定額減税規模が2兆円で合意ということにされていますが、総理はこの規模で事足りると考えていますか。
A 決まったか?

Q あのー、決まりかけるというか、そういう方向で今日話し合われたと思いますが。
A そりゃ新聞だろう?

Q いや、新聞ではなくて。
A おれ、新聞の情報を基にして判断するということ、ほとんど読まないからしないからね。聞いてて、決まってるんだったら来るはずなんだけれども、聞いてない。

◇韓国資本の対馬島内土地など買い占め報道

Q 産経新聞が今日報じていますが、韓国国内で長崎・対馬が自国領土だという論調が盛り上がって、韓国の国会議員が返還決議を出したり、対馬島内の不動産を韓国が買い占めるといったような動きがあります。自衛隊基地の隣接する土地が韓国資本のリゾートホテル開発に使われるといったような事態もありますが、これに関して受け止めを。
A あのー土地を買うということに関しては、合法的に買っておられるんでしょ? 日本がかってー、アメリカの土地を買ったのと同じですから、ニューヨークの土地を、やら何やらを日本が買っていた時と、いうのと同じですから。自分が買った時は良くて人が買ったら悪いっていうのは、産経新聞とはそれほど偏向している訳ではないと思いますね。それが一点。それから韓国政府が対馬が韓国領土ということは過去一回もないと思います。


2008年10月20日


◇吉田元首相の墓参り

Q 今日午前、吉田茂元総理のお墓参りをされました。総理就任後初のお墓参り。墓前でどのような報告を。
A いや、10月20日って毎年行っているんだけれどもね。あのー、10月20日ってのは、昭和42年、の10月20日に吉田茂は亡くなったんだと思いますね。従って、10月20日とか、うちのおふくろは3月20日だったかな? とにかくそういった時には行っていますんで。10月20日ってのはだいたい毎年行っていると思いますけれどもね。

Q 総理としては。
A 総理として行ったとかいうような話とは関係ありません。毎年行っていると思います。

Q 特にご報告ということはなかったと。
A はい。特にそういったあれはありませんね。毎年行っていますんで。お墓参りってみんな行くもんなんじゃないんですか? 行ったことない?

Q はい、行ってます。
A 行ってます? 本当に行っている?(一同笑い)怪しげな目つきだけれども大丈夫か?(笑)墓参りはちゃんと行ったほうがいいよ、うん。

◇金融サミット

Q アメリカで来月、金融サミットが開催されます。総理ご自身が出席する予定ですか。
A はい。

Q 日本としてはどのようなメッセージを。
A これは、金融安定しないと、少なくともそこが割れるような感じになってきて、金融ってのは決済システムですから、この決済のシステムができないってことは実体経済にも影響が、ものすごい影響が出ますんで。そういった意味では、金融のシステムをきちんと、サステイナブル、なんだっけ、維持するために、これは各国協調してやらないと、えらいことになっちゃいますから、少なくとも、これだけ世界が経済、金融、みんな密接につながっていますんで、そういった時にきちんとした対応が出来ない。決済がですよ。金融決済ができないってことは、商売とか貿易とか全部響きますんで、日本みたいな貿易に非常に大きなウエイトがある国にとって、決済が出来ないっていうのは至上問題ですから、これはそこの決済がきちんとできるようにどうやって各国が協力するかっていう話です。それは各国それぞれみんなありますんで、これは金融のプロが出ていかんと。これは各国がきちんとそれに対応するという協調することを約束しなければ、なかなかうまくいきませんから、そこんとこが大事ですね。

Q 政局よりも経済政策を優先すると総理は言っていますが、サミットが解散時期に影響するのですか。
A 関係ありません。解散してようとなかろうと、サミット、この金融サミットには必ず行きます。


2008年10月19日


(中年女性が「公明党との連立をちゃんと守ってくださいね」)
A はい。

Q 大勢の人が集まってますね。
A そうですねぇ。何が聞きたいの?

Q もう大人気というか。
A 大人気。多い。多いのはマスコミが多いんじゃない?

Q スーパーを視察された感想はいかがか。
A いや、ちょっと、よく今、物価の話とか、ものが品切れの話とか。何?値段が同じだけれども量が減ったとか、よくいろいろな人がしている話を、ちょっと現実にどうかなぁと関心があったものですから、ちょっと今日、帰りに現実に寄ってみたいなぁと思ったんですけれども、なんとなく、あらかじめ、ねぇ?あんたらにくちゃくちゃにされるのも具合が悪いし、店も迷惑するしね。だからやだなぁと、思って。なるべくと思って。

Q 実際に店内でお客さんと話された感想は。
A そりゃ、今言ったのはみんなものによるんですよ、ものに。だから小麦粉を使っている例えば何だろうね?パスタとかそう言ったものは値段は横ばい、2、3割量を少なくしているとかあれば、魚なんてのは値段はほとんど変わってません。変わっていないと思ったら、じゃあものを納めている、漁業、漁師の収入が減って来ていると思いますけれどもね。それもものによって違うんで、やっぱり新聞なんかあてにしちゃいかんのだなぁと、あらかじめ確認しましたけれども。やっぱり現地に行ってもの見ないと。ものによって違うからね。

Q パスタとかめん類とか、多くの庶民にとってものは上がったなぁと感想を持たれる方は多いと思うが。
A それは間違いなく、給与が下がっている。ね!労働分配率。ちょっと難しいか。会社の利益をみんなに配当、従業員に配る労働分配率っていうのは、オレたちが社長しているころに比べて、明らかに1割は下がっているだろ。大手は間違いなく下がっていると思うなぁ。労働分配率が下がって給与が同じで物価が今まで下がっていたから何とかなったけれども、それが石油のおかげで物価が上がってくりゃあ、そこは経営者用語で可処分所得。ふつうの言葉で言えば使え枚、使え枚が減るんですよ。だから物価が上がったなと思うはずだと。僕はそう思うし、現実上がってんだと思いますよ。そこで給与が上がらないから、そう言うことになっているんだと思います。そう言った意味ではROE、ROE通じないか。えー、自己資本に応じて・・、リターンオブエクイティーって言うんだけれども。ROEの日本語ってなんて言うの。ROEの日本語って。(秘書官:自己資本利益率です)自己資本利益率って言うんですね。自己資本に対する利益率というものが、自社株買いなんかに行ったもんだからそれは下がる。その分だけ逆に言えば会社としては、配当じゃなくて従業員に回せるとか、そう言うものが出てくる、いろんなものが出てくるんだと思いますね。ちょっと正直いろんなことを今からやらなにゃいかんところだと思いますけれども。

Q これからタクシーの運転手さんとお話されるようだが。
A ああ、それは機会があれば。(立ち去ろうとする)

Q あと一問。G8サミットのことだけ。アメリカのブッシュ大統領が、・・。
A あなた約束守ろうよ。約束守らないから嫌い、オレ。ねぇ。約束は守ろう?ちゃんと時間を切って質問は何だってちゃんと聞いてんだから。

Q すみません。ブッシュ米大統領とサルコジ仏大統領が11月4日の米大統領選挙後に米で金融危機に対してサミットを開くことで合意した。総理とも話をしているということだが、現状はどう?
A あのー、アメリカに対してだって、やった方がいいと最初に電話がかかってきたときに全部言ってあります。そのときにはまだ、自己資本・・じゃない。資本投入、政府が資本投入する、財政支出をするとあの当時は決めてませんでしたからね。ねぇ、だからそれを決めた上でやらなきゃだめと。日本はそう言ったことをやって結果的に、わんわんわんわぁ、あの当時のお宅らの先輩のマスコミにはくちゃくちゃいわれたけれども、やらなかったらえらいことになっていたんだから。ああいったことを考えたときには。そういった話が、政府が状態がこれだけしんどくなったら、政府の財政資本。いわゆる資本投入をしない限りは金融危機は収まることはないと。その度胸を決めて、その上でやるべきと。決めないうちに、決めないうちはやったって意味がないと。ぜひやるべきと。それで決めたわけだろ?

Q はい。
A やることに決めた。だたG8でやれと言うんだったら、それはオレたちゃやると。おれたちゃやってもいいと。もちろんおれたちゃやる気はあると。ただこれはG8だけかと。G8だけで済む話かと。もっといろんな国、関係している国があるんじゃないのと。だからそう言った国を入れて考えた方がいいとおれは思うと。と言ってサルコジとは、なんか言って、何カ国か増やすと言うんで、それでやりたいんで。自分ところでやるというんで。ニューヨークで、まあ集まりやすいのはニューヨークだから、それなら急いでるんだから。さっさとやれと。そりゃニューヨークでやるかワシントンでやるかどこでやるのか知らないが、アメリカの東海岸でやるというのは集まりやすいという意味では集まりやすいと思ってるので。G8でやるのならうちだけれど。G8以上、もっと増やすのならそれはもう。



タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

記事メニュー
目安箱バナー