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11月14日   十時半、カーナボンの地に立つ。ギルドPTと合流、本日の戦争参加者は12人と少数なり。 編成はディフェ1、ヲリ2、アチャ2、プリ1、クレ2、ソサラ1、エンチャ1の主力の10人PTとアチャ2人の偵察小隊となれり。   敵対するアーカンは青ネピアのみ、リログの砦周辺にて守りを固めているとの事、 ネピア、リログと敵対しているギルドは一度に攻めようとの申し合わせがあり、共闘する他ギルドの面子とエディンバーグ城の東門にて一堂に会す。   ジョーカー、エンパイア、イルミネイティ、合わせて40~50の軍団となる。   そしてどのようにして攻めるか、唯一炎帝氏が策を提案する。 「我がギルドが囮となり、敵軍を誘い出す。   諸侯らは伏兵として潜み、この側背をつけ」     ここで華猫は否定的に進言をしてしまう。 「どのようにして軍団の動きを合わせるのか?」   ギルド内の2PTですら足並みを揃えるのは難しい、それがギルド毎となれば至難である。だがこの発言は愚行であった。     話は作戦の内容から伝達手段へとうつり、そもそも戦争前にギルド間で作戦をまとめて置くべきではないかと論議は摩り替わる。作戦など面倒なものを立てる必要は無いと言い出すものまで出るしまつ。   そのうちに、敵の斥候が攻撃を仕掛けてくるようになり、敵の部隊が近くまで来ているとの誤報、うやむやの内に会議は終る。      結局のところ、炎帝氏の作戦は実行されなかった。華猫の愚言が発端である。この場を借りて陳謝する。     リログの砦に対し、人間は2度攻め込み、2度撃退された。なんのことはない特攻玉砕である。惨敗どころか、虐殺と言っても良い。     敵は多数、ネピアリログともほとんどフルメンバーの4PTである。対して人間は3ギルドの6PT、足並みを乱して進軍するところ烏合の衆である。   しかも多人数で待ち構えている砦に多人数で攻めこむのだからラグの起きること甚だしい。   例えるならば、  「貴様はチェックメイトにはまったのだ!ザ・ワールド!!   無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄   無駄ぁああ!!」   そして時は動き出す。     後衛は暗殺、前衛もネットに囚われBOXされている。ほとんど戦果を上げることも出来ず、全滅を余儀なくされる。これはもう戦闘ではない、虐殺である。     それが2回、その間45分、なんとも不毛な敗北か。   我が軍は他ギルドとの連携をあきらめ、単独行動に移った。 ----     本隊はリログの砦の周りを誘うように徘徊する。偵察小隊はネピアの行動を報告しながら、各人の判断で暗殺を行っていた。そして敵のガンナーシャドーを撃退すること数度、相手は1PTで迎撃に出てきた。   実は我がギルド、正面決戦にすこぶる弱い、何せ前衛が3人しかいないのである。そのうち2人はSTRヲリとINTヲリである。防御力を期待するほうが間違っている。対してネピアは前衛が多い、こちらが3枚のネットを打つと、5枚のネットを返してくる。勝負の差は歴然と思えた。   我が軍の大黒柱Tomkiss氏がネットに囚われ3体ほどに囲まれる。絶体絶命のそのとき、珍しくリコールが飛んだ。   HPを半分ほど残してTom氏は窮地を脱したのである。     あえてはっきりと言おう。我等がリコーラー、この日はスタン氏とぷらら氏であったが、概してリコールが下手であった。大量に死者が出た後か、催促された場合でなければリコールを行うということがなかったのである。   自己の判断でリコールを使うという考えが無かったといって言い。もちろんこれは編成による所も大きい、今までの戦争では2PTに均等に戦力を振ることが多かったため、片方だけリコールで逃げるということが出来なかったのである。   だが今日は違う、もう片方のPTはアーチャー2人だけの偵察小隊である。気兼ねなくリコールして何の問題もない。     そして生還したTom氏曰く。  「今のリコールよかったよ」     今のリコールよかったよ     今のリコールよかったよ     今のリコールよかったよ     今のリコールよかったよ     \(◎o◎)/ キュピーーン!!   (注:イメージ映像)     リコーラーの両氏が、この一言でどれ程の衝撃を受けたか、それは想像でしかないが、上記のイメージ映像ほどの効果があったと確信する。   なぜならこの一言から、我が軍の戦闘力は一変したからだ。   足元がお留守な飲茶から、金髪野菜戦士並みの進化であった。   この後、ぷらら、スタンの両氏は、本来の職業ソーサラー、エンチャンターではなく、むしろリコーラーとしての役目を全うした。     例えば、誰かが死にそうなときにリコールをするのはもちろんのこと、     ダメージを受けた。リコ   ネットされた   リコ   Buffが剥がされた リコ   なんとなく危ない リコ     最後のは冗談であるが、それほど両氏はリコールを打ち続けた。 連射と言っても良い。 「ずっとリコールしか打ってないよ」   とは、どちらの言だったろうか?     ともかく、リコールを打ち続ける戦法により、死亡率は極端に下がり、士気は格段に高まった。     押しては引き、引いては引く、   正面の敵を避け、追いすがる敵をかわし、   深追いしてくる者を打ち払い、   悟られぬ様退路を変え、逆方向に転じ、   折を見て敵陣を攻めては、散々に打ち破る。     この間、敵は思うような行軍を行うことは出来ない。   なぜなら、他にも敵対しているギルドがいるのはもちろんだが、我が軍の別働隊であるアーチャー2人が、絶えず敵の後方でルーンやライフなどに対して攻撃を続けていたのである。     2人とはいえ普通のアーチャーの戦果は、個人プレイの延長に過ぎない。本来ならリコールやリザレクションで回復してしまう程度の損害である。     だが、本隊が前線で戦闘を継続している結果、アーチャー二人の活躍が本隊の援護になってしまっている。こうなれば立派な奇襲部隊と言っても良い、補給線を断つという戦略的な成功を収めている。     人数がそろわないからという理由で編成された偵察部隊は、本隊の動きと相互に絡み合い、目覚しい活躍を遂げた。特にkou氏などは、30人以上の敵を倒し、300点ほど名声を上げたそうだ。  これは氏の昨日までの戦果とほとんど等しい。     と、ここまで言えば格好は良いが、もちろん敗れた事もある。   2度ほどネピア軍と正面からぶつかってしまい、ちょうどリコーラーを倒されたり、クールタイム待ちだったりしたときである。つまり撤退の時期を見誤ったわけだ。     それでも2回、自分がログインしていた90分を2つに分けるなら、前半後半共に2回の全滅である。だがその内容は天地ほどにも開きがある。   前半は45分で2回しか戦えず、2回とも一瞬で敗れたのに対して、後半は45分の間、始終戦闘を続け、2回だけ敗れた。   なんという充実感、戦果的にも一部暗殺され続けたヲリや1人も敵を倒していない自分を除いて+である。総合では大変な戦果であった、イルミネイト初の快挙と言っても良い。満足した勝利であった。     もちろん善戦できた理由の半分は、リログ砦周辺に戦場を設定し続けてくれたネピアの方々に由る所大である。その感謝の意味も込めて、この記録を残そうと思った。     願わくば再びこのような楽しい戦争が出来ることを     ※やけに日時が経過してからの公開となったのは、筆者が遅筆であることに加えて、風邪で一週間ほど倒れていたからです。
11月18日   今日の作戦参加者は14名、戦争時間の変更が適用され2時間となったこともあって、早めの集合となった。   今宵の対戦相手は前回と同じネピアである。 だが自身の戦闘よりも、注目すべきはリログの活躍であろう。 人間は数日前から、周到に全体チャットで呼びかけを行い、10ものギルドがリログと敵対しているとこのことであった。   戦争を知っているものなら悟っていたであろう。 今日はリログの独り勝ちであると。   この日ネピア軍はリログとは関係ない様子で、我が軍は終始索敵に奔走する。 ネピアはジョーカーとも敵対している様子であった。     我々はまずリログ砦に向かい、聞き込みを開始する。 「ネピアの人、今日はいませんか?」 「今日はみてないねえ」   もちろん、露天ウインドでリログの人に聞いて見たのだ。   このとき、運悪く人間の大攻勢が始まる。 我々は戦闘前に水を指したこととなる。 申し訳ない。   人間の軍団、数える所1、2、いっぱいである。 10ものギルドがいっせいに攻め込んで来ているのだ。 少なく見積もっても100対20、RYL1のころならばいい勝負をしたであろうが、RYL2においてはこの数の差は絶対である。   もちろんこのとき我が軍の者達は、ひそかにリログを応援していた。 所詮日本人は、対岸の火であれば、劣勢なほうを応援する民族である。   リログ砦は一瞬で砕け散った、リログの勝利が決定した瞬間である。   いったい何人の者が理解していただろうか? 自らが野生の虎を解き放ったことを・・・。   この後、リログ軍は散々に人間達を蹴散らした。 何度か戦闘を目撃することがあったが、2倍程度の相手であれば、全く太刀打ちできぬほどの力強さ、正に阿修羅のごとき戦いぶりを見せ付けられた。   さて我が軍の話に戻るが、これはいいところが無かった。 この日はネピアと2回だけ戦えたが、1敗1分け苦敗である。   前回の戦いゆえか、対戦相手をジョーカー一つに絞っていたのか、ネピア軍は積極的に我々には挑んでこなかった。   また、この日はまとまりもよく常に2PT一緒の行動をしていた。 戦う機会を得られたときは、ほとんど正面からの決戦を挑まねばならなかった。   それゆえに1敗1分け、正面決戦には弱い我が軍の欠点が如実に現れた日であった。   この後、華猫は風邪という大敵に破れ、一週間の病欠を余儀なくされた。 自分にはヒールが打てないヘボクレリックである。   ちなみに復帰後 「自分にはヒールが打てなかった病み上がりの80レベルクレPTありませんか」   などと求職したら、 「80になってもか!」   と、マジ突っ込みを受けてしまったので、 「インフルエンザにはヒールが効かなかったんです」   と、返しておいた。  

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