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1期[不幸な糸目が幻想入り] 2期[糸目の幻想生活記]

[糸目の人]

動画リンク

一話


文章構成と展開を見てほしいとのことなのでいつもよりそちらを重視したい。
しかし会話が主な作品のために、文章構成と言われても突っ込むべき場所は少ないので省かせていただく。
1期はアイコン+文章のビジュアルノベルタイプ。2期は同形式ではあるが下部に会話用の専用枠が用意されておりADV風となっている。
BGMは原作のそれを利用したり落ち着いた物を用いているため失敗はない様に思う。

導入としては幻想入りではよく見られる「主人公が普段の生活を送る最中にとある事故で幻想入りしてしまう」というもの。
全体的に殴り書きという感触は拭えず、展開はとんでもなくご都合主義である。
情景描写も少なく、小説を書く上での基本的なマナーは守られている様子は無い。要するに読み物としては幼稚。
動画としても、明るい色の背景の上に直接白色の文章を載せていたり、少々早く感じる文字送り等、視聴者に対する心遣いは良くない
(ただし、2期では会話枠が用意されたこともあり、ある程度改善されている)。

幻想入り全体で見ても主人公が人外となってしまうケースは少なく(単純に力を得るモノは多いが)物珍しいのは確かである。
しかしながら、その設定を活かしきれていない様に思えるのは残念。いくら弱いという設定でも人外であることを活かした行動を取って欲しかったところ。
この設定だからこそ、という魅力的な展開が無いのだ。そのお陰で人外であるということが「展開上、仕方が無く用意された」と感じられる。
他を見ても、それは取って付けたようにしか扱われておらず、ご都合主義に拍車をかけてる様にしか思えない。

全体を見るとギャグ調の幻想入りが多い中で、最初から最後まで淡々と進められる幻想入りであるが、だからこそ勢いが負けている、とも言える。
基本的に何でもござれの幻想入り、もう少し設定を前面に押し出してもよいのではないか?
そのためにはメインシナリオの合間合間にもっと他者の心情や主人公の葛藤を描くとよいかもしれない。
しかしながら、むやみやたらと冗長的にせずストーリーを見せようという姿勢は評価できる。

総評として、まるで物語でなく少々肉付けされたプロットを見せられている様。
比較的初期の作品ということで、現時点での後期作品のように先駆者の切磋琢磨を見られなかったというのも大きいのだろう、
作品のクオリティが高いか? と問われると首を捻らざるを得ない。
しかしながら、せっかくここまで続けてきた作品、完結まで走りきってほしいものである。

以上、20081225までの投稿による。 in2管理人