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FDに先導される形でFCが後を追う。
だが、その様子はつい先程までの戦闘モードとは異なり、どちらかと言うとクルージング(巡航)と言えるものだった。
箱根山を下り、御殿場市へ入る。
東名の御殿場ICを越えて少し走った所にあるGS近くでFDが再度ハザードを炊き停車、FCもそれに続く。

―――ふぅ・・―――

涼介は小さく息をつくと、FCから降りる。続いてオキと林もFDから降りてくる。

「どうしてペースダウンをしたんです?故障ですか?」

芦ノ湖スカイラインでのバトルの最中、これからという所でのFDの突然のペースダウン。
率直に感じた疑問をオキにぶつける。

「ん・・まァそんなトコ」
「そーなのヨ コイツが突然もうこれ以上無理―――!なんて言い出すから(笑)」
「言ってねえ!」
「ハハッハ」

スカイラインの展望台では涼介を試すような厳しい印象だった林が心なしか朗らかに見える。

「ま・・兄さんの腕って言うかな・・・・気持ちがなんとなくわかったのヨ」
「それじゃあFCを―――」
「まーまー落ち着けって(笑)」

林はスタンドの奥のガレージに歩いていく。
ツナギのポケットから鍵を取り出し、シャッターを開く。
「!」

そこには白いFCがいた。
基本的には涼介の駆るFCと同じである。
だが、全身をエアロパーツで包み、低く構えた姿勢は獲物に飛び掛らんとする肉食獣のようだ。

「ちょっと前にな・・このFCで首都高に遠征したコトあるのヨ・・・・その時にこのFCはZとポルシェと走ったんだ」

キュキュキュ・・ブゥブゥ・・ボッ ァアア!!
FCのEgに火が入る。

「兄さんの仕事は見せてもらった・・今度はソッチが俺の仕事を見る番だ 取りあえず1週間足に使ってみろヨ」


―――同時刻、横浜―――

市内でも緑の多いやや外れの地区を歩く島の姿があった。
彼の目の先には貸し倉庫が並んでいる。
やがて貸し倉庫の一角に、ある物の姿を見た島は息を呑むのだった。