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「ソッチから頼むなんて意外だね・・珍しく熱いんじゃないのォ?」
「・・・・」
「OK―――こんなモンかな・・ありがとネ そーだな・・じゃあ2時くらいかな それくらいには上がってると思うヨ」

―――珍しく熱い・・か 言われてみれば今まで他人に肩入れしたコトはあまり無かったな―――

少年のいるガレージを後にした島は、自身の中にある不思議な思いに気付くのだった。
自身が気付かないまでも、言われる事によって初めて知る事もある。
だがそれは心が響いている領域にいる者から言われなければ、ただの戯言で終わるだろう。
島は改めてZを操る少年と自分が非常に近い存在である事を感じ、またこれから自分達に立ちふさがるであろう高橋涼介にも同じ感覚…それは将来彼が医師として島と同じ舞台に立つだけではない、何かを感じるのだった。


数時間後、S大付属病院―――

「すみません・・形成の島先生をお願いします」

院内の内線受付に御殿場から戻った涼介の姿があった。
既に陽は落ち、病院からは昼間の騒がしさは失われている。

「島先生ですか・・?高橋涼介です 遅くなってすみません」
「静岡からの往復にしては早いくらいだヨ・・それと君のFCなんだが職員専用の駐車場に停めるとイイ 守衛には僕から話を通しておくから」
「ありがとうございます」
数分後、一般利用者の駐車場とは離れた場所にある駐車場に島の姿が現れた。
島の目に昼間のFCとは違うFCの姿が映る。
それはカーボンファイバーの装甲をまとったポルシェの最初の対戦相手である城島が駆ったFC3Sである。

「そのFCは・・?」
「これですか?御殿場の遠征相手にお借りしたんです」
「成る程・・ちゃんと繋がっているんだねえ」
「繋がって・・る?」
「いや・・なんでもない 取りあえず出ようか」

二人はポルシェに乗り込んだ。