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痛風記 その4

    

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老化とは多細胞生物が死に向かう過程で身体能力が衰えていく現象であるということができると思います。
その原因にはさまざまなものがある、というか、さまざまなものが重なり合い、全体として老化していくのだと考えられます。
その要因の一つに遺伝子異常があると思います。細胞分裂するときDNAを複製します。DNAの複製はほぼ正確に行われるようですが、それでもある確率でミスが生じるようです。
たとえば人間のDNAは、30億塩基対が2セットあります。遺伝子はそのうちの3%位だと言われています。最近ではこれがもっと多いのではないかという所説がでたようです。
この遺伝子のDNAに異変が生じた場合、なんらかの症状が出ることが予想されます。
たとえばガンも遺伝子の異常によって起こる病気です。おそらく分裂、増殖にかかわる遺伝子が変化したためにおこるのだと思います。
そう考えるとガンも老化という現象の一つの要因であるといえます。
いろいろな要因の中でももっとも激しく症状が出るものが、病気であるということができるでしょう。痛風もそのうちの一つだと思います。
また、なんか身体がだるい、気分がすぐれないなどの病気とはいえない症状──不定愁訴ともいいます。
これらも遺伝子の異状による老化という現象の軽い症例であるかもしれません。おそらく内分泌系の遺伝子に異常が現れたのでしょう。糖尿病などはその代表かもしれません。
さて痛風はどのような遺伝子が変化しておこる病気でしょう。これからそれを考えていきたいと思います。

痛風は老化のプロセスの中で“痛み”という具体的な症状をともなう、遺伝子の異常による病気であると考えました。
それでは何の遺伝子に異常があるのでしょうか? 
痛風の痛みは炎症反応による痛みです。お酒を飲んだ翌日、激痛にみまわれたときは確かに足の親指まわりが赤く腫れていました。
炎症反応であるということは、免疫細胞である白血球が何かと戦っているということです。何と戦っているのでしょうか?
私は、自分の足の親指の骨と白血球が戦っているのではないかと考えました。つまり、白血球が親指の骨を敵と認識して攻撃するため、痛みや腫れがともなうのではないかと……。
これは臓器移植の時におきる拒絶反応と同じ原理のような気がします。他人の心臓や肝臓などの臓器を移植されると、激しい拒絶反応がおこります。この現象は、免疫細胞が他人の臓器を敵と認識して攻撃するためです。
それでは、免疫細胞は何を基準にして自分の臓器(細胞)と他人のとを見分けているのでしょうか? 
それは、主要組織適合抗原(MHC)とよばれるタンパク質分子の存在によるものです。
このタンパク質はすべての細胞で作られています。ということは、細胞のどの段階でも遺伝情報が発現していることになります。
このタンパク質は個人レベルで微妙な違いがあるそうです。この違いにより、同じ種の生物細胞であっても、個人レベルで抗原が変わり移植の際の拒絶反応として現れるのでしょう。
ちなみに赤血球という細胞には核がない、つまり遺伝子がないので、このタンパク質は作られません。そのために4種類の血液型タイプを注意するだけで、比較的簡単に他人の赤血球を受け入れることができます。いわゆる輸血です。
この4種類のタイプを決めているのは糖鎖です。下等生物は良くわかりませんが、生物は、MHCと糖鎖を使ってかなり厳密に自己と非自己の区別をつけているといえます。
なぜそこまで自己と非自己の区別にこだわるのでしょうか? 
一つ考えられるのは、自己と非自己の抗原をハッキリ区別しておけば「自分以外のものはすべて敵」と免疫細胞が認識できるためでしょうか。
しかし本来、外来抗原とは大きくても寄生虫までで、そのほとんどは原核単細胞生物である細菌類です。
まさか、将来他人の臓器を使うことになるのを想定して進化するはずはありません。そうであるならば、まだ他に大きな理由があるような気がします。

(2005年10月8日)

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