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進行ガン後期

    

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さてさらに進行したガンでは、患者側はどのように考え、どのように行動したらよいでしょうか?
私の娘は去年(2004年)の2月の時点で、現代医学から完全に見放された状態でした。骨肉腫が肺に転移しているのがみつかったのです。
写真(CT)で見えるだけで20個くらいの塊があり、中には親指の先くらいのガンもできているということでした。肺の周囲にも少し水がたまり始めている状態で、先生は実際の症状がでるのに、あと半年か1年くらいだろうといわれました。体重も抗ガン剤治療の影響なのか、かなり減り、筋肉が落ちたためか、歩行も少し困難になってきていました。
ただ少なくとも気持ち的には元気でした。術前の苦しい抗ガン剤治療にも耐えた精神力の強さは、我が娘ながら頭の下がる思いがしていました。
それが手術の前の検査で、ガンの転移がみつかったのです。しかも12月の検査では、順調にきているということだったので、わずか2カ月の間にガン細胞は非常な勢いで、増殖したのでしょう。
もちろん、本人には伝えられませんでしたが、私たちも“奈落の底”に突き落とされました。まさに治療をしたために、縮命するという結果になるケースだったのです。
ここに至るまでの問題点を、考えてみましょう。
娘は「骨肉腫」と診断され、その治療として、手術前に5回の抗ガン剤治療を行なうことになりました。これは原発巣のガンを、できるだけ小さくして、手術の負担を軽くする効果と、身体の他の部分にあるかもしれないガン細胞を(特に骨肉腫では肺に転移することがほとんどで、手が痛くなるなどの、症状として現れた時には、すでに肺に転移していることが多いのだそうです。)減らしといて、手術後の最も危険な時期に急激に増殖するのをおさえる効果があります。
現在ではこの治療法の確立により、昔は5%くらいだった5年生存率が70%にも上がっているという説明を受けました。

そして5回のうち最初の3回は、同じ薬を使い、あとの2回は身体の様子をみて決める、ということでした。これは最初の3回の薬が、最も制ガン効果の高い反面、副作用も強くでる恐れがあるということからでしょう。
そして3回の治療がすんだ時点で詳しい検査をし、薬の効き具合と身体の損耗度をみて、それ以降の薬の種類を考えていこうという意味のものでしょう。
娘は激しい嘔吐、脱毛、血液成分の減少の他に、腎機能にもかなりの損傷がみられるということで、4回目はそのままに、5回目は薬を変えて、術前予定の5回にわたる抗ガン剤治療を終了しました。
そして結果は最悪の事態になったのです。しかし病院側の治療としては、あくまでも予定の範囲で、少なくとも70%以上の患者さんは、娘と同じような治療をし、手術を受けることになるのです。
娘の場合は5回目に変えた薬が体質的にあわなかったため、制ガン効果がほとんどなく、免疫抑制だけを起こしてしまった可能性が強いように思われます。またそれまでの治療でも、見た目の数値以上に、身体が激しく損耗していたのかもしれません。しかしこれはとても予見できる性質のものではないでしょう。
このように、良かれと思ってしたことが仇になる、つまり完治を目的とした治療をしたために、逆に苦しみながら命を縮めるという結果になる恐れが、ガン治療には常につきまとっているのです。
ここまでの反省点としては、知らなかったこととはいえ、免疫療法をまったくしていなかったということがあげられます。(実際この時点ではアガリクスのアの字も知りませんでした)
抗ガン剤の効果で、ガン細胞は減っていたのですが(1~4回目)免疫抑制が激しく起こり、なおかつ、あまり薬がきかなかった期間に(5回目)敵のいない(効き目のない抗ガン剤と、弱まりきった免疫力)ガン細胞は、一気に増殖したと考えられます。

ですからこの期間に、もし免疫療法をしていれば、たとえ抗ガン剤の効き目がなくても免疫力で、ある程度ガンの増強は押さえられたかもしれません。
そうなると手術は予定どおり、行なわれていた可能性もあるのです。
しかしそれはそれで、娘は一生手術の後遺症に悩まされることになるので、本当になにが正解かは神のみぞ知るところであります。このように思えるのは、時がたち、落ち着いてから感じたことで、当時はそれどころではありませんでした。
最愛の娘に最悪の事態が起こってしまったのです。この時の気持ちは、怒り、焦り、悲しみ、絶望……、なんと表現しても、経験のない方には、わかってもらえないでしょう。
自分自身に宣告されたほうが、数倍も気が楽だったことでしょう。
それでも
「何かしなければ、娘のために何かしなければ」という思いから、
「何かあるはずだ。娘のためになることが、何かあるはずだ。それを探さなければ」という精神状態に変わっていくようになりました。
いや正確には、そうならなければ、とてもじゃなく自分自身がもたないというな状況だったのです。
ですから、アガリクスとキトサンをみつけてきた時も、これで娘は助かるかもしれない、ということより、自分の精神状態が少しでも楽になればという思いであったかもしれません。
なにせ、最先端の現代医学があきらめたのです。一介の素人の私に、何ができるというのでしょう。何かあると強く信じながらも、どうせ結果は変わらないのではないかと、考えてしまうこともありました。
まぁ、私のことはともかく、娘にはとりあえずアガリクスとキトサンによる免疫療法、病院では今までと違う種類の、抗ガン剤の点滴が行なわれました。

ところがこの時の抗ガン剤治療では、最も苦しい副作用である吐き気は、比較的軽くすんだのです。
アガリクス、キトサンには、抗ガン剤の副作用を軽くする効果もある、と本に書いてありました。娘にはこの点を強調して、「サプリメントを飲み始めたから、吐き気が少なかったのかもしれない。」といいました。
実際は多分薬が軽くなったんだろうな、とは感じていました。サプリメントを飲み始めた翌日から、抗ガン剤の点滴が始まったので、いくらなんでもそんなに早く、効果はでないだろうと、考えていました。
そして抗ガン剤治療がすんだ翌日、娘は40゜C近い高熱がでました。サプリメントについて書かれた本には、好転反応として、微熱がでることがあると、説明されていました。しかしそれにしても40゜Cとは予想もしていなかった事態です。
病院の先生も
「感染症でもなさそうなのに、なぜ熱がでたんだろう」
と不思議そうにおっしゃいます。病院の先生には事前にサプリメントを飲ませることについては、了解をもらっていました。
「もしかしたらアガリクスとかのせいかもしれませんね。少し飲むのをひかえてみてはどうでしょう」
とおっしゃいました。娘も妻も抵抗をもったようでした。
当然でしょう。しかし私は
「熱がでたのは身体で何か反応している証拠だから」
といって、飲むのを続けるように頼みました。
もちろん根拠はない、ただのカンです。
しかし娘の熱も1日中高いのではなく、夕方頃急にあがるという状態でした。また熱がでている時も、それほどぐったりしている様子でもなかったのです。それに病院の治療だけでは娘は絶対に助からないのだという思いが強くありました。
この時もし弱気になって、サプリメントをやめていたら、今の元気な娘はなかったでしょう。ある意味賭けでした。
さてこの時、娘の身体にどういうことが起こっていたかを想像してみましょう。

ガン自体が原因で発熱することはないと思われます。
先生が感染症ではなさそうだといったのは、血液検査の数値をみて判断したので、まず間違いはないでしょう。やはりアガリクスとキトサンのおかげであると考えるのが自然です。
娘の免疫力は、抗ガン剤治療のせいでかなり落ち込んでいました。そこへ免疫賦活物質であるサプリメントを飲んで、リンパ球は急に活性化されました。しかし体力は極端に落ちているので、免疫細胞の量が足りなかったのだと思います。そこで活発になっているガン細胞と、急に活性化したリンパ球とで激しい戦いが起こりました。
しかし数が少ないことにより、おのおののリンパ球の負担は大きく、無理をした状態での戦いだったと推察されます。これが急な発熱それも高熱の原因だったと思います。
夕方頃というのは、人間の日周リズムで免疫力が低下してくる時間帯です。特に夕方頃から発熱するというのも理屈にあっていると思います。
この時点での問題点を考えてみましょう。娘のガン細胞は急激に増殖していました。ということは、ガン細胞に栄養と酸素を補給するガン専用の血管が、すでにできていたのは間違いないでしょう。ですからここでの治療は、抗血管新生に重点をおいてとりくむ必要があったのです。
サプリメントでいえば秋ウコンですが、キトサンにもこの効果が強くあったというのは、幸いでした(キトサンの本に書いてありました)。これにより更なる急激なガン細胞の増殖は、おさえられたのでしょう。

またアガリクス、キトサンの効果で免疫力は活性化されましたが、体力が低下しているので、リンパ球の数が少なかったのだとも考えられます。
ですからここでは栄養やミネラル、ビタミンなどを、多量に補給できるサプリメントも飲んだほうが良かったと思われます。本来なら食事でとるのが理想ですが、特に抗ガン剤などによる食欲不振の時には、こういうサプリメントをとることも必要でしょう。
そして新しい抗ガン剤は、やはりあまり効き目がなかったと思われます。それはこの時の治療がすんだ後のCT検査でも、ガン細胞が大きくなっていると言われたからです。
なんとか敵(ガン)の勢いが止まってくれれば――、そう願い続けていた苦しい日々でした。
次の治療も同じ薬(抗ガン剤)です。娘もアガリクス、キトサンをなんとか飲み続けていてくれました。抗ガン剤の副作用は比較的軽く、たまに発熱するのも相変わらずです。でも、私からみると心なしか元気になったように思えていました。
そしてその治療後のCT検査で、ガン細胞はあまり増えていない、大きさも変わりないようだ、との結果がでました。私はすぐ質問しました。
「先生それはガンの勢いが止まったということですか?」
「そう考えても差しつかえないと思います」
この時点で、娘の背後まで迫っていた死神は、大きく後退したといえるでしょう。進行ガンの進行が止まったのです。
これは抗ガン剤だけの効果では、絶対にありません。
それなら前回の治療で変化がでていなければおかしいのです。(抗ガン剤は回を重ねるたびに、効果が弱まるといわれています。これについても後で詳しく考えます)
確実にアガリクスとキトサンにより、娘の免疫力があがり、それによりガンの勢いが止まったのだと、確信しました。
とりあえずここまでは間違っていない、次は娘をもっと元気にすることです。それにはできるだけ長い時間を、家で過ごさせるのが、一番効果があると考えました。

そして抗ガン剤の副作用に、警戒感をもちました。
サプリメントの本には、たいてい抗ガン剤の毒性の強さが強調して書かれています。
私は先生に抗ガン剤治療の間隔をあけ、できるだけ外泊できる日数を増やすようにお願いしました。先生は旅行に行けばと勧めていたくらいなので、この申し出を案外あっさりと承諾してくれました。
こうしてこの時期に、娘の元気を取り戻すべく、いろいろな努力をしました。
その一つとして、ドクタートロンという電子医療機器を購入しました。これは高電圧の電子を身体にあびせ、そのエネルギーで血流を良くして、身体を元気にする機械です。しかも蒲団にセットすれば、寝ている間に健康にしてくれるという、まったく努力のいらない、優れた治療機器です。
外泊して家にいる機会がふえた娘は、食欲もかなりでてきて気分もリフレッシュし、さらにドクタートロンによって、だんだん元気になってきたように見えてきました。
実際、抗ガン剤の副作用も軽くなり、CTの検査結果でも平行線の状態が続いていました。しかしどうしても体重は増えていきませんでした。そして7月の始めにまたCTの検査がありました。はた目にも娘は元気になってきたのは明らかです。
私はガン細胞が、少し減っているのではないかという期待をもって、先生の話を聞きに行きました。ところが結果は逆で、
「少しガン細胞が大きくなって、新しいところにもできてきているようです。次回はまた薬を変えて、抗ガン剤治療を続けていきましょう」とのことでした。これは非常にショックな結果です。外見からはだいぶ元気そうになってきたのに、やはりガンには勝てないのか……。その時は大変落ち込みました。
でも今になって考えてみると、原因がある程度わかってくるような気がします。

それは一言でいうと、身体が元気になるとガン細胞も元気になる、つまり増える可能性が高いということです。
考えてみればガン細胞といえども、もともとは自分の細胞なのですから、身体が元気になればガン細胞が元気になっても、それほど不思議ではありません。ここが免疫療法でガンと闘う際の一番難しいところだと思います。
いわゆる抗ガンサプリメントを飲むと免疫力が増し、ガンの増殖をおさえる効果があるのは、間違いない事実だと思います。実際、娘のガンの勢いも止まりました。と同時に身体も元気になり、食欲も増してきました。
一方、ガンも細胞ですので分裂して増殖をします。そのためには当然、エネルギーと栄養が必要です。つまり身体が元気になり、食欲も増すということは、ガン細胞にも等しく、分裂増殖するためのエネルギーと栄養を供給していることにもなるのです。
ガン細胞があまり発達していない状態だと、活性化した免疫の力だけで、ガン細胞を減らしていくことができるでしょう。しかしある程度の大きさになると、ガン細胞はなかなか小さくなっていってくれません。ここのところのカラクリを、一緒に考えてみましょう。
「ん? オレもか?」
ガンは細胞です。
「ウン」
細胞は分裂して増殖します。
「知ってるよ」
1個が2個、2個が4個、4個が8個という増え方です。
「ガマの油だな」
さすが古いですね。千個が2千個、1万個が2万個になるということです。
「相変わらずくどいね、アンタも」
何かお気づきになりませんか?
「倍、倍で増えていくということだろ」
そうです、これを指数関数的に増えるというのですが、この増え方は、ハンパではないのです。
たとえばガン細胞が1兆個にもなると、人間の生命は、危険になると言われていますが、2の40乗(2^40)は1,099,511,627,776で、1兆を突破してしまいます。

「計算したんか? ヒマだね、アンタも」
全てのガン細胞が1日に1回分裂するとすると、たった40日で1兆個を突破し、生命の危機がおとずれることになります。
「そりゃたいへんだ、と言いたいが、免疫があるから大丈夫なんだろ」
意外に良く覚えていますね。そう、ガンと闘う人間の武器は「免疫」です。免疫力が強ければ、ガン細胞は急激に増殖することはありません。
「そのためにはリラックスすれば、いいんだろう? だからさっきから寝てたんだ」
そりゃどうも。ですがもう少しおつき合いください。
さっき1千個が2千個、1万個が2万個になると言いました。その時増える細胞の数は、千個の時は千個、1万個の時は1万個です。
「そりゃそうだ」
ということは、ガン細胞は大きくなればなるほど、増える細胞の数が、増えるということです。
「あたりまえだな」
人間の免疫の能力には、限界があると思います。ガン細胞の1日あたりの処理能力にも、おのずと限界があるでしょう。仮に1日あたりの処理能力が、1万個だと仮定してみましょう。ガン細胞も、全ての細胞が1日1回分裂するとします。
「前置きが長いね」
もともと千個の細胞が、1日たつと2千個になります。これだと免疫細胞の処理能力の範囲内なので、ガン細胞は全滅するでしょう。
「そりゃ良かった」
元が9千個ならば、1日目が9,000×2-10,000=8,000、2日目が8,000×2-10,000=6,000、3日目が6,000×2-10,000=2,000、4日目が2,000×2-10,000で、全滅します。
「フンフン」
もともとが1万個なら、1日目が10,000×2-10,000=10,000で、いつまでたっても変化しません。つまり、つり合っている状態だといえます。

これがもともと11,000個なら1日目が11,000×2-10,000=12,000、2日目が12,000×2-10,000=14,000、3日目が14,000×2-10,000=18,000とだんだんに増えていってしまいます。
「なるほど、アンタの言いたいことが、だいたいわかってきたぞ」
つまりあるレベル以上、免疫の処理能力以上になったガン細胞は、増え続けることになります。
「チェッ、いま言おうとしたのに…」
では、実際にどのくらいの数でバランスがとれるのでしょう?
「そりゃ素人のアンタにゃわかるまい…」
その通りなんですが、ヒントが一つあるような気がします。
それは検査でみつかるギリギリの大きさのガンが、10億個くらいのかたまりであるということです。この状態を初期ガンとよんでいます。
それが1兆個になると、人間の生命がおびやかされるようになるそうです。これを末期ガンとよんでいます。
さて初期ガンから末期ガンになるまで、どのくらいの日数がかかるでしょう?
「アンタ、へんなこと考えるね、縁起でもない」
すみません、もちろん体力や年齢など個人差もあるし、ガンの種類によっても大きくこの値は変わるでしょう。また、中には自然治癒してしまう人もいます。
「いかりやさんだな」
一概には言えませんがだいたい3年くらい、約1,000日と見当をつけてみました。
「いやなこというね」
ところで10億個のガン細胞が全て1日に1回分裂すると、たった10日で1兆個になってしまいます。つまりガン細胞は、なんらかの原因で100倍もの時間をかけて、増殖していくことになります。
「その原因が免疫力と言いたいんだろう」
さすがにするどいですね。それともう一つ要素があると思うんです。
それはガンも細胞なので、分裂増殖するためには栄養とエネルギーが必要です。それにより1日あたりどのくらいの個数分裂できるかが決まってくると思います。つまりガン細胞の増殖能力の限界と、それを阻止する免疫力、この二つの要素によりガンはゆっくり成長していくと考えられます。
そしてこの二つの要素は、ともに身体の元気度に大きく影響されると思います。身体が元気になれば、増殖能力が上がるのは容易に想像できます。ガンも、もともとは身体の一部なのですから。また、免疫力もおおむね身体が元気になれば活性化されるでしょう。
しかしストレス過剰状態の時は、身体が元気でもガンに対する免疫力が低下している場合もあります。この時にガンは成長するのだと思います。ですからストレスがガンの最大の原因であるといえるのです。
またガンの増殖能力を考える上で、栄養を吸収する効率ということも大事な要素になります。ガンはある程度の大きさになると、自分専用の血管を作る能力ができます。

この血管ができると、ガン細胞が栄養とエネルギーを、吸収する効率は格段に上がり、当然増殖能力も大幅にアップします。進行ガンとは、この新生血管ができたガンのことをいうのでしょう。ガン細胞の数にすると、100億個から1,000億個の間で、この新生血管はできるといわれています。
そしてガンも末期になると、身体のいろいろな部位に悪い症状が現れ、元気度も大きく落ちてきます。するとガンの増殖の勢いも落ちてくるわけなのですが、考えようによれば一番つらく苦しい時間が長く続いてしまうという、本当に何から何まで、やっかいな病気なのです。
さてこのガンの増殖数の推移を、だいたいの数値で表してみようと思います。
単純に考えてみましょう。1,000日で1兆個に増えるとすると、1日平均10億個ずつ、ガン細胞は増えることになります。ところで初期ガンの段階では、病院の先生もあまりあせって治療をしないことは前にも延べました。ということはこの時期のガンは、あまり勢い良く増殖しないということです。
仮に、平均である10億個ずつガン細胞が増えることになると、3カ月で1,000億個にもなってしまいます。これは実情と大きく食い違うでしょう。
増殖能力を10分の1として考えたら、3カ月目で約100億個、1年で400億個になる計算です。2カ月目の値としては、少し多いような気もしますが、1年後にはこのくらいの値になっているような気がします。
結論として、初期・早期ガンの時期は、少しずつ増殖能力が上がって、1年後には400億個程度のかたまりになっていると、想像できます。
「ホンマかいな」
残り9,600億個をまた単純に24カ月で割ると、ガン細胞は1カ月あたり400億個くらい増える計算になります。
そして末期ガンになると、増殖能力も落ちてきます。進行ガンの半分の数で、だいたい半年くらい続くと仮定しましょう。それを計算する1日で7~8億個増えるペースになります。
また進行ガンではその倍の14~16億の、増殖能力という計算になります。ここでガンの増減の数をまとめてみましょう。10億個程度のガン細胞のかたまりを、初期ガンとよんでいます。これは1日平均1億個の割合で増え、1年後には400億個前後の数字になると思います。

そして新生血管ができると、増減の速度は一気に上がります。
これが進行ガンで、1日平均15億個も増えていくことになり、1年半後には全部で8,500億個前後のガン細胞ができる計算になります。
そしてガンも末期になると、初期ガンから約3年で、1兆個に到達する計算になります。もちろん個人差やガンの種類により、この値は大きく変わると思いますが、ある程度の目安となるのではないでしょうか。
「いやなめやすだね」
この数値を元に、免疫の処理能力を考えてみると、1日あたり1億個くらいではないかと、考えられます。
「なんで?」
初期ガンの時の状態で、わずかにガンの増減能力のほうが上回っていると思えるからです。つまり10億個のガン細胞のうち、2億個が分裂して、免疫細胞が1億個を処理する、そのくらいのレベルであると推測されます。もちろん免疫能力も、体調や精神状態により、大きく変動するでしょう。初期ガンの時には、増殖能力を上回るのも珍しいことではないかもしれません。ガンの自然治癒が起こるのも、間違いない事実なのですから。
「いかりやさんのようにか?」
そうです。免疫力もかなりのレベルまで、あがれることを示唆しています。
さて今度はちょっと10億個未満のガンについても考えてみましょう。
「検査でもみつからないのがアンタにわかるのか?」
初期・早期のガンは1日に約1億個のペースで増えると考えてきました。免疫力により、1日に1億個処理すれば、1日に2億個のガン細胞が分裂している計算になります。
「いま聞いたばっかりだ」
これが5億個のガン細胞だとどうでしょうか?
「え~と、5億のうち2億が分裂するのだから、5+2-1=6だな」
そうです。やはり1日に1億個増えることになります。
それでは1億個のガン細胞だと、1日後にはいくつになっているでしょう?
「1+1=2だろ」
良く考えてみてください。1億個の細胞が全て分裂したら2億個になります。そのうちの1億個が免疫力によって処理されるのですから、1日後は1億個ということになります。

この1億個のガン細胞の時、ガンの増殖能力と免疫の処理能力のバランスがとれることになります。つまり免疫の処理能力を超えたガン細胞は成長し、それ以下のガン細胞は全滅することになります。
またこの値は、日々の体調や、体質、年齢などで大きく変動するでしょう。いわゆるガン年齢になると、この値が小さくなってしまうのではないでしょうか。ですからストレスをためない生活を心掛けたり、免疫力をあげたりする努力が重要になってくるのです。
しかしここで素朴な疑問ですが、なぜガンは発病するのでしょう?
「えっ!? だからストレスが一番悪いんだろう?」
確かにストレスなどにより、免疫力が低下することがガン発病の原因なのですが…。
それにしても2,000万や3,000万のガン細胞ならいざしらず、20個や30個のガン細胞を、なぜ免疫力で処理できないのでしょう?
ガン細胞の発生自体は避けられないようです。人間の身体は約60兆個もの細胞からできていて、毎日膨大な数の細胞が、成長や生体維持のために分裂しています。
その中のごく一部にミスが生じ、ガン化した細胞が生まれると考えられています。たいていの本には、毎日かなりの数のガン細胞が発生すると書かれています。
しかしどのガン細胞も、もともとは1個です。100万個ものガン細胞のかたまりが、いきなりできることはありません。1日に1億個もの処理能力をもつ免疫力が、なぜもっと早い段階で、処理できないのでしょう?
「そんなに悩むなよ、ガンになるぜ」
考えられるとしたら、同時多発的に大量のガン細胞が発生し、免疫の処理能力を上回るのではないかと思われます。

しかし細胞の分裂は生命の本質ともいうべきもので、非常に精密に制御された仕組みです。いくらある程度の確率でミスが生じるといっても、同時に大量の異常な細胞が発生するというのはどうでしょうか?
確率的な事柄なので、絶対ないとは断言できませんが、主な原因とは考えにくいでしょう。
私はガン細胞がある程度の大きさにならなければ、免疫細胞が攻撃しないのではないかと考えたのですがどうでしょう?
「どうっていわれても…」
一つ一つの細胞を比較すると、ガン細胞も正常細胞も、ほとんど区別がつかないのだそうです。それがガン細胞の数が増えてくると、正常な細胞とは明らかに異なる点が見えてきます。
ガン細胞は、遺伝子の異常により無限に分裂するようになった細胞です。正常な細胞は、となりの細胞との距離が短くなると、それを感知して分裂するのをやめる能力を持っています。
ガン細胞はその能力が欠如しているためか、仲間の細胞の上にのしかかってでも、分裂するのをやめようとしません。当然、細胞の密度が高くなります。免疫細胞は、この密度に異常が生じた細胞のかたまりを、“敵”と認識して攻撃を開始するのではないでしょうか?
ある程度の大きさになってから攻撃するので、成長できるガン細胞がでてくる可能性も、あるのではないかと考えました。
しかしこの最初の闘いは、ほとんどが免疫細胞側の勝利に終わるのでしょう。いくら最近ガン患者が増えたといっても、やはり一生ガンと無縁で過ごされる人のほうが上回っているでしょう。
またガン細胞の発生は、毎日かなりの数あるようですが、そのうちに発病するまで成長するのは、一生のうちにせいぜい数個程度です。これは免疫能力と密度異常を起こすガン細胞の個数との間にかなりの開きがあることを意味しています。
ところで、この密度異常を起こすガン細胞の個数というのは、ある程度決まっていると思います。変動するのは免疫力のほうです。つまり免疫力がかなり落ちた状態が長く続くことが、ガンが成長する条件となるのです。

さて話を戻しましょう。
「なんの話をしとったんかいねぇ」
ガンが大きくなったと言われた時の娘は、1日に15億個のペースで増える能力をもっている進行ガンの状態です。それが2カ月間は平行線の状態であったということは、サプリメントの効果で、免疫の処理能力がそれに近い数字を有していたことにほかなりません。
しかしまたガンは成長し始めました。これは、免疫力には変化がないと思われるため、ガンの増殖能力が上回ったということになります。
この数カ月間、娘の身体にあるガン細胞の推移を、数値で表してみようと思います。検査で肺に転移がみつかった時点で、30%くらいガンが大きくなったと仮定しましょう。
当然進行ガンですので、1日に15億個、1カ月で約450億個ものガン細胞が、分裂増殖したことになります。免疫力はまだ活性化されていないので、良くても1日に1億個、1カ月で30億個程度の処理能力でしょう。抗ガン剤は分裂する細胞にのみ作用します。仮に、3日間薬の効果があり、その時に分裂したガン細胞全てに、作用したとしても、15億×3=45億個のガン細胞を処理した程度だと思います。
これを式にすると1,250億+450億-30億-45億=1,625億個のガン細胞が娘の身体にあった計算になります。
これが2カ月間平行線の状態を保ったということは、免疫の処理能力が大きく上がったと考えるよりありません。つまり1,625億+450億-405億=1,625億という計算になります。
免疫力は、1日平均13億~14億個のガン細胞を処理したことになります。そして身体が元気になったのにガン細胞が大きくなった理由は、ガン細胞の増殖力がさらに上がったと言えるでしょう。
特にドクタートロンの影響も大きいかもしれません。1日に20億個のペースで増えたとして計算してみましょう。また抗ガン剤の効果も少し落ちてきた可能性が強いと思います。3日間薬の効果があり、その間分裂する半分の細胞に作用したとすると、20億×3÷2=30億です。式は1,625億+600億-405億-30億=1,790億となり、10%大きくなった計算になります。
「アンタ、それたしかなのか?」
科学的な根拠はありませんが、それほど大きくはずれていることもないと思います。

とにかくこの時点で、娘は元気になり食欲も増したのですが、これがガン細胞の増殖力を上げてしまうという結果になったのです。
さらにドクタートロンには、血流を良くするという効果があります。血流が良くなるということは、効率良く栄養とエネルギーを身体に供給するということです。
確かに元気になった分、免疫力も上がったのでしょうが、ガンの増殖力がそれを上回ってしまったのでしょう。
しかし娘のガンの勢いがおさまっていたために、私には若干の時間的、精神的な余裕ができていました。ガンについての基礎知識を勉強したり、よりよい治療法を探しだしたりする準備ができていたのです。
そこでこの検査結果がでた翌日には、安部先生の時間差療法を選択し、それに必要な秋ウコンとフコイダンを入手することができました。(アガリクスはすでに使用しています。)
そしてこの時間差療法が、まさに劇的な効果をみせたのです。時間差療法を始めた次の夜、娘の顔をみたらなんとなく頬がふっくらしているように思えました。翌日体重を計ってみると、32㎏なんと1㎏増えていたのです。そしてわずか2週間のうちに、体重は元の39㎏まで回復したのです。当然、元気度も格段に高くなりました。
今までは親の眼からみて「なんか少し元気になってきたんじゃないかな」――という程度でしたが、もはや誰がみても日増しに元気になっていく娘の姿を認めざるをえないほどでした。先生や看護師さんもなにか不思議な生き物を見るような眼で娘をみていました。
次の検査の結果、ガン細胞は減っているとのことでした。さらに原発巣である左腕のガン細胞は、活動をしていないという結果がでたのです。私もまさか時間差療法がここまでの威力を発揮するとは思いませんでした。

私は有頂天になってしまいました。
これで娘は治る。
時間差療法のおかげで、ガンは完治すると確信していたのです。そしてこの精神状態が、失敗を生むことになってしまうのです。それが先生方との意見の対立です。
先生方はあくまでもこの結果を、抗ガン剤が効いたためと解釈していました。私は少し腹がたちました。確かに抗ガン剤が効いて、ガン細胞が一気に減った可能性はあります。しかし体重が増え、身体が元気になったという説明は、抗ガン剤ではできません。
それなのに先生方の治療方針は、抗ガン剤治療の間隔をつめて行なおう、というものだったのです。
私は先生方の方針に反発しました。時間差療法だけでガンは治る。抗ガン剤治療はもうやめてもらいたい、と言ってしまったのです。その結果、私は先生方から、うとまれる存在になってしまいました。
これは娘のためには大きなマイナス要素です。私は先生の顔色をみて、まずいことを言ってしまったと反省しました。そこで少し譲歩して、抗ガン剤治療の間隔をあけてもらうように頼みました。そしてその間にもう一度CT検査をして、その結果をみて考えたいと言いました。
先生方もこれは認めてくださいました。後味の悪い思いは少しのこりましたが、この3日後に晴れて娘は退院することができました。10カ月にわたる入院生活に一応のピリオドがうたれたのです。
「めでたし、めでたし」
いえいえまだ終わりません。あなた起きていらしたんですか?
それではまた一緒に、考えていきましょう。
この時娘の身体に一番大きく作用したのは、秋ウコンなどによる抗血管新生の効果だと思います。さっきガンの増殖に関する法則みたいなものを少し考えてみましたが、効血管新生の作用とは、ガン細胞にいく栄養とエネルギーを、少なくする効果があります。当然、ガンの増殖能力は大幅にダウンしたことでしょう。

体重が増えだしたのがなによりの証拠です。身体の元気度がさらに上がり、ガンの増殖能力が落ちたのですから、ガン細胞が減るのも当然です。そして娘は退院してますます元気になっていきました。
そしてCTの検査を受けました。私は時間差療法の効果で、さらにガン細胞が減っていると確信していました。ところが結果はまた平行線の状態に戻ってしまったのです。
抗ガン剤治療は、引き続き行なわれることになりました。なんというガンのしぶとさでしょう。しかし退院してからの娘はますます元気になり、ほどなく学校にも通いだしました。さてあなた出番ですよ。
「よし、こい」
時間差療法の威力で娘は元気になり、ガン細胞も減りました。しかしそのまま完治するのかと期待していたら、ガンはまた平行線の状態になりました。元気度はどんどん上がっていき、ほとんど健康な14歳の女の子になったにもかかわらずです。ここらへんのことを、また数値を使って考えてみましょう。
「あのいいかげんなやつか…」
ガンの増殖力が落ちていったのは、間違いのない事実だと思います。毎日20億個も分裂していたものがだんだん減っていき、最終的には初期ガンと同じくらいの、1日に2億個のペースになったのではないかと、想像します。
「ホンマかいな」
体重がどんどん増え、元のレベルまで戻ったのが、その根拠です。免疫能力はどう考えても落ちる要素がありません。となると、増殖能力と免疫力が逆転する結果になります。

しかしそうなると、ガンは減り続けていくことになり事実とあいません。
「免疫力も落ちたのか?」
いえ、免疫細胞にある特殊な性質があるとしか考えられないのです。それはガンが分裂して新しく生まれる、“娘細胞”だけを攻撃するという性質です。
つまりガンが10個分裂すれば、その新しく生まれる10個だけを処理する、10×2-10=10ということです。ガンの増殖能力が20億個で、処理能力が14億個の時は、20億×2-14億=26億でガン細胞は増えていくことになります。それがだんだんに増殖能力が落ちてきて14億個になると、14×2-14=14とバランスがとれることになります。
さらにガンの増殖能力が落ち2億個になった時は、2億×2-2億=2億となるような性質を考えてみました。つまりガン細胞を増やさない能力はあるけれど、減らす能力はないということです。
しかしこれでもまだ矛盾することがあるのです。それはガンが自然治癒することがあるという事実です。何の治癒もせずほっておいても、治る人もいるのです。
「いかりやさんだな」
これを説明するには、違う性質をもったもう1種類の免疫細胞を考える必要があります。
それは一番初めにガンが密度異常を起こした時に攻撃する細胞です。この細胞はガンがどのような状態の時でも攻撃する能力がある、つまりガン細胞を減らす能力があります。しかしその処理できる数は、あまり多くないと思います。
このように性質の違う2種類の免疫細胞を考えてみました。実際ガンに対抗する免疫細胞には、T細胞とNK細胞の2種類があります。
「どっちがどっちなん?」
まずNK細胞が密度異常を起こした細胞を、ガンと認識して攻撃します。そしてその時に認識した情報を元にT細胞が大量に生産され、ガンと戦うようになります。T細胞は処理能力は高いのですが、ガンを減らす能力はありません。
一方、NK細胞はガンを減らす能力はありますが、処理できる個数はあまり多くないと考えられます。これで一応のつじつまはあってきました。今度は時間差療法開始でガン細胞が減った理由を考えてみましょう

抗血管新生の作用により、増殖能力が落ちT細胞の処理能力と等しくなったガン細胞は、それ以上には大きくなりません。しかしさらに増殖能力が落ちてきても、T細胞にはガンを減らす能力はないと思われるので、それだけではガン細胞は小さくなりません。
NK細胞の処理能力では、千億以上の大きなガン細胞に、めだった変化を与えることは、難しいでしょう。
するとここでガン細胞が減った原因は、抗ガン剤かフコイダンということになります。しかしもしフコイダンだとしたら、その後また平行線の状態に戻る説明が、困難になります。フコイダンについては、後ほど考えてみましょう。
「また、のちほどか…」
必然的にこの時の主役は、抗ガン剤であったといえます。抗ガン剤は細胞の分裂を阻止して、その細胞にアポトーシスを起こさせる効果のある薬です。ですから分裂するガン細胞の数が多い時、その効果は高くなると考えられます。
この時の抗ガン剤投与のタイミングは、時間差療法を始めてすぐであったので、ガン細胞の増殖能力は、まだそれほど落ちていなかったと思われます。しかも新しい薬に変えたばかりで、それが娘のガンに対し相性がよかったのでしょう。
仮に効果が4日間あり、分裂する全てのガン細胞に作用したとしましょう。この時1日平均15億個のガン細胞が分裂していたとすると、15億×4=60億個ガン細胞は減ったことになります。
しかし次の投与の時は、時間差療法の抗血管新生の効果で、ガン細胞の分裂能力は1日に2億個くらいにまで減っていたとおもわれるので、最大限効果があったとしても、2億×4=8億個のガン細胞を減らしたにとどまるでしょう。
以上の考察から一連の娘のガンの動きを、式にしてみましょう。
時間差療法開始直後、抗ガン剤投与をした時は、1,790億+330億-330億-60億=1,730億。
時間差療法だけで検査を受けた時1,730億+60億-60億=1,730億。
次の抗ガン剤治療のあとの検査の時1,730億+60億-60億-8億=1,722億。
「なんかものたりないなぁ」
良いところに気がつきましたね。さっきせっかく考えたNK細胞の値が抜けています。おそらく免疫活性されている状態であれば、1日に1億個程度は処理する能力があると思います。
しかし娘はどうやらこのNK細胞の処理能力が、普通の人より弱いのではないかと思えるのです。そのために、それ以降あまりめだった変化がみられず、平行線の状態が続いたと考えられます。また、そういう原因がなければ、そうたやすくガンが発病することはないでしょう。

さてここまでガンの増減の法則みたいなことを考えてきました。これをもとにしてみると、その時々のガンに対しどのような治療をすればよいかということが、おのずと見えてくるような気がします。
まずガンの予防に関しては、NK細胞の能力をあげておくことが一番重要だと思います。
密度異常をきたすガンの個数がNK細胞の処理能力を下回っていれば、ガンは成長できないのです。ほとんどのガンは、このNK細胞の障壁を突破できずに全滅していきます。逆にいえばNK細胞の能力が落ちた時に、ガンは発病するといえます。
ですから、アガリクスなどのNK細胞を活性化させる効果があるサプリメントをとることが、ガンの予防という点では最も効果的な方法だといえます。禁煙や脂っこい食事をさけるということも、ガンの予防に対しては有効だとは思います。これらはガン細胞の発生を減らす効果があるでしょう。
これは私個人の考えですが、食事とは人生の大きな楽しみの一つです。おいしいものを、おなか一杯食べたいという欲求は、だれもが持っていることでしょう。また私は愛煙家ですが、タバコも好きな人間にとっては非常においしいものなのです。身体には良くないのはわかっていても、とてもやめようという気持ちにはなりません。
またガンの最大の原因はストレスです。ストレスをためないような生き方をするというのは、とても大切だと思います。しかし普段からそのことだけに気をとられるというのはどうでしょう。
ガンと診断されたら、ストレスをためないような生き方をするのは、とても大切なことだと思います。なにせ一番お金のかからない治療法なのですから…。しかし普段からそうするというのはどうでしょう。

ストレスは交換神経の緊張状態によって起こります。交換神経は、活動的な状態の時に活発に働きます。ストレスを起こさないためには、副交換神経のほうを優位な状態にすればいいのです。
これはいわゆるリラックスした状態であるといえます。しかしどうでしょう? いつもいつもリラックスしている人が、魅力的な人にみえるでしょうか?
特に異性にとって魅力的にみられなければ、生物の最大の目的である子孫を残すこともままなりません。
それらに比べ、免疫力をあげるサプリメントをとることは、非常に簡単な方法であるといえます。多少お金はかかりますが、ガンの治療にかかるお金に比べると、安い投資だとは思います。
ガンの予防薬は、NK細胞の能力をあげるサプリメントです。このガンの予防薬を、よりよい品質で、より安い価格で買えるようになるシステムをつくっていただきたいと切望します。
次に初期・早期のガンについては、どうでしょう。
この段階では、手術を選択肢の一つにいれても、かまわないと思います。なんといっても、一番手っ取り早い方法です。入院しなくてもできるような、ガン手術もあると聞いています。これなら手術による免疫抑制もほとんど起こすことはないでしょう。
また抗ガン剤や放射線療法で、ガンが完治することも充分ありえることです。治療によりガンが小さくなれば、増殖能力も落ちてきます。その時にT細胞の処理能力がガンの増殖力を上回っていれば、ガンはNK細胞の処理能力分ずつ減ることになります。
抗ガン剤も1回か2回くらいなら、それほど強い免疫抑制を起こすことはないかもしれません。しかしなにより安全で確実な方法は、免疫療法によりT細胞の処理能力をあげてやることです。

活性化されたT細胞の処理能力は、通常時よりかなり上がると思われ、初期や早期のガンの増殖力に、負けるようなことはありません。
つまりガンはそれ以上、大きくならないのです。そしてやはりNK細胞の処理能力分、少しずつガンは確実に減っていきます。多少時間がかかるかもしれませんが、ガンの疑いがあると言われたらすぐに免疫療法を始めるのが、一番良い方法だと思います。
この時、最もいけないのは、副作用の強くでている抗ガン剤治療を何度も続けて受けることや、意味のない拡大手術を受けることです。抗ガン剤は回を重ねるたびに効果が弱くなるのは、実際に使う病院の先生も言っています。また副作用が強くでるということは、免疫抑制も強く起こっている可能性が高くあります。
辛い思いをして、何回も抗ガン剤治療を受けるのは、まさに自殺行為です。意味のない拡大手術も絶対にしてはいけません。
妻を例に話をします。妻は5年前に、乳がんの手術を受け、その後はホルモン療法により、健康な生活を営んでいました。しかしその影響からか、子宮に筋腫があるのがみつかったのです。検査の結果は、悪性の細胞ではないということでした。
ところがこの婦人科の先生は、将来ガンになるおそれがあるから、子宮の全摘出手術をしたらどうかとすすめてきたのです。こういう先生には、絶対かからないようにしてください。
確かに子宮は、もう子供を産まないのであれば必要のない器官かもしれません。しかしそれを全摘出するというのは、身体にとってみたら大けがをしたのと同じ状態になります。
当然免疫抑制も強く起こります。まして妻は手術後の治療としてホルモン療法の継続中なのです。これは身体に残っているかもしれない、ガン細胞を大きくしないための治療法です。
このような時期に子宮全摘出という大手術をすることは、身体全体にとって非常に危険な行為だという事実は、素人の私にもわかります。確かに子宮ガンにはならないとは思いますが…。

初期・早期ガンは、ほとんど恐れることのない状態です。ガンの増殖力もまだそれほど高くないと思われるので、T細胞の処理能力を少しあげるだけで、ガンはそれ以上大きくなることはないのです。ガンが大きくならないということは、あなたは健康のままなのです。
身体に負担のかかるリスクの大きい治療法だけは、選択しないようにしてください。
進行ガンになると、三大療法だけで治療の効果を期待することは、ほとんど不可能になります。手術は選択肢の中にほとんど含まれません。新生血管ができているため、転移を起こしている可能性が非常に強いと考えられるからです。仮に1か所のガンがきれいに取りきれても、術後の免疫抑制の期間に他の場所にあるガンが大きく成長するおそれがあるからです。
また抗ガン剤は、その時に分裂している細胞にしか作用しません。仮に分裂しているガン細胞の全てに効果があったとしても、ガン細胞の数をふやさないためには、1カ月のうち15日間は、効き目のある薬を使う必要があります。このような制ガン効果が強く、効き目に持続性があり、かつ副作用のない抗ガン剤ができれば、ガンは恐れるにたらない病気になります。
放射線療法もガンを小さくできる能力のある治療法です。その技術も日進月歩で向上しており、将来に期待はもてます。しかしその効果は限局的なものなので、進行ガンを完治させる力はありません。それに放射線療法もやはり身体の元気度をうばってしまう治療法であります。正常細胞にもある程度の影響は必ずでます。また免疫抑制も起こしてしまいます。
いずれもガンを減らすことだけを考えた治療法なので、それも当然かもしれません。治療による新たな苦痛を与えて、延命効果もないという結果に終わることが多いようです。
それでもどの治療法も確実に進歩しています。将来はガンの特効薬や、画期的な治療法が確立される可能性もあります。その日のために元気な状態で延命するというのも、ガン治療の大きな目的の一つであります。それにはガンを減らすことより、ガンを増やさないことを優先すべきなのです。

ガンの増殖能力をおさえ、免疫の処理能力を高めれば、今以上に大きくなることは、まずありません。
ガン細胞に効率良く栄養を補給する血管新生を阻害すれば、増殖力は初期・早期ガンレベルに落ちるはずです。免疫の処理能力は、進行ガンの増殖をくいとめるレベルにまで上げることも可能なので、かなりの余裕をもってガンの増殖はおさえられます。
たった一人娘だけの症例で、断言するのもどうかと思いますが。
「ほんとにどうかと思うね」
数字にしてみると、そう考えるより他に説明のしようがないのです。
ガンによる直接の深刻な症状が現れるのは、かなり末期の段階になってからです。進行ガンの段階で患者さんが苦しんでいるのは、ほとんどが治療のせいです。ガンを減らすことだけを考えた治療をするために、患者さんの元気度がどんどん落ちていってしまうのです。
身体を痛めつけることなく、進行ガンの進行をとめれば、元気になれるのです。
「身体にガン細胞があっても、元気であと100年生きてくれればいい」
と私は、娘のカウンセラーの先生に言った事があります。娘の身体から早くきれいにガン細胞がなくなってほしい。もちろん強くそう願っていますが、あまりそれだけにとらわれると、取り返しのつかない失敗をするおそれがあります。
免疫(T細胞)の処理能力がガン細胞の増殖力を上回っていれば、ゆっくりとではありますが、ガン細胞は減っていくはずです。早く治そうとリスクの大きい治療法を選択するより、安全で確実な治療法を選択したほうが良いと思います。
ガンがあっても、元気で100年生きればいい、それくらいの気持ちでいれば、進行ガンもまったく恐れる必要がないと思うのですが、どうでしょう?
(2005年6月2日)