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LIAR GAME



結城梨斗、猿飛あやめ、そして西蓮寺春菜…ではなく、XIは先程桜の木の側らで居合わせたあと、此処からまっすぐ行ったところにある街へと歩いていた。
行き先を其処に決めた理由は、単純に人が多く集まりそうだったから。
ではどうしてC・Dエリアにある街ではないのかというと、まるで此処に集まってくれといわんばかりに地図の中心に堂々とのっていて、何となく怪しかったのだ。

「じゃあ西蓮寺はその江田島とかいうやつに襲われかけて誤って川に転落したからそんな格好をしてるってわけか」
「うん。本当にびっくりしたよ」
「でも梨斗、確か春菜ちゃんは何の訓練もしてない普通の子よね?あなたどうやって上がってきたのよ」
「…、それは…支給品にいいものがあって」

苦しい言い訳をしているのは春菜の姿に化けたXI。正体を見破られまいとできるだけ口数を減らしているのだが、梨斗とあやめが次々に会話を展開してくる。
XIは春菜のことを何も知らない。運良く二人から聞き出せたのは、自分が化けた姿がもつ名が、西蓮寺春菜であるということだけ。
今話していることからも、『西蓮寺春菜はいたって普通の女子高生である』という知識が一つ加わった。
そしてまたもう一つだけ、江田島という男が自分にした行為を広めることもできた。
嘘はついていないしXIは何一つ悪いことはしていないし言っていない。
人間というものには先入観だけで決めつけるところがある。梨斗の仲間の姿で梨斗自身に噂を広めれば、次に江田島に遭遇したときにその先入観が働くはずだ。
そうなったところで梨斗が江田島を殺せるとは思わないが、江田島を殺せるくらいの高レベルな人間がそれを知ればきっと…。

(江田島ってやつ、許せねぇな)

………『春菜ちゃん』のかすかな異変にも、本来ならば梨斗も気付いたかもしれない。
が、今はそれよりももっと大事なことがあったのだ。それは当然『さっちゃん』のこと。思えば梨斗は、春菜やララや美柑を守りたいがために、あやめに嘘をついた。
……よくよく考えてみれば、知り合いにあやめを会わせることは自殺行為になるのではないだろうか。
ララであれば、『実は前から俺には護衛がついてて、影から俺を守ってくれてたんだ』、でどうにかごまかせるかもしれないが。
春菜や、家族である美柑にそれが通じるわけがない。春菜も美柑も、『誰かを騙してまで自分の命の安全を買う』だなんてことする性格じゃない。
だから春菜がその疑問をあやめの前で口に出さないよう、出会ってから延々と、言葉を発しつづけているのだ。
だけどずっとこうしているわけにもいかない。となれば春菜には本当のことを言ったほうがいいのだろうか?

……そんな梨斗の悩みも、隣に居る春菜が偽者の春菜であることを知ればすぐに消え去っていたに違いない。
あやめは歩きながらハオに言われたことについてひたすら考えていた。

『油断するな。』

梨斗と春菜は仲間である。同時に、自分と春菜も仲間なのである。
もしも梨斗が嘘をついているのであれば春菜と接触した時点で春菜が自分の存在を怪しむに違いない。
だけど春菜は自分に対して何のリアクションも取らずただ梨斗に延々と繰りだされる話に相槌をうっているだけ。
グルになっているのだとしても会話中に自分の話題が出されることはなかった。
嘘をついているのはハオという少年?自分を疑心暗鬼に追いこみ自分の手で梨斗を殺害させようとした?
……いや、でもたしかにハオの言った『猿飛あやめ』と『坂田銀時』という名前が記憶に引っかかっている。
ハオが自分のことを知っていて、同時に梨斗も自分のことを知っているのなら、梨斗がララや春菜の情報を教えてくるときに一緒に伝わっているはず。
いったいどういうことだ?もしも梨斗のいうことが本当なのだとしたら、いったいハオはどこで自分の情報を?もしや全てでたらめだったのか?
『猿飛あやめ』も『坂田銀時』も架空の人物?わからない。それでもやっぱり、『坂田銀時』という名前が気になる。
………何を信じていいのかわからない。となればいちおう、ハオという少年のことも多少警戒していたほうがいいだろう。
それじゃあ梨斗のことは……―

「うお!!」
「へ?」
「あっ」

三者三様の声。
左側を歩いていた梨斗が畑に足を滑らせたとき、慌てて手を伸ばしたところに春菜の手があったのだがすぐに春菜が避けてしまい逃してしまい、替わりに春菜のスカートの裾を掴み、
ビリビリッという布が裂かれる音とともに畑に背中が吸い込まれていくように梨斗が倒れていく瞬間、あやめが梨斗の体を引き寄せた。

「大丈夫?梨斗」
「……あぁ。…ってごめん西蓮寺!!」
「あ、いいよいいよ気にしないで、ちょっと恥ずかしいけど」

大胆なスリットが入ったスカートを見て梨斗が顔を真っ赤にしながら頭を下げるが、春菜は照れ笑いをしつつあっさりと許す。
微笑ましい日常風景のような光景が繰り広げられるなか、あやめの表情は影がかかっているように見えた。

(今の動き、何?)

春菜が梨斗の手を避けた一瞬をあやめは見逃していなかった。
偶然だとかいきなりだったので驚いての行動にしてはどこかキレがあるような動き……。
………ただの梨斗の同級生のはずなんだけど…私の気のせいかしら?

「怪我はない?」
「うん、さっちゃんが助けてくれたから。サンキュ、さっちゃん」
「え、えぇ……」


誰を信じて誰を疑えばいいのか。
こうしてまた、あやめの中に不安の芽が開いた。

【D-6 畑のそば / 一日目 早朝】

【結城梨斗@to loveる】
【装備】:なし
【所持品】:支給品一式 ワゴム×19@ONE PIECE  他支給品0~2(未確認)
【状態】:精神的疲労(極小/回復中)、顎から目元までに掛けての切り傷
【思考・行動】
1:さっちゃんのことを春菜に相談する?
2:知り合い、広を探す。
3:記憶喪失については話さないままとりあえず現状維持。記憶喪失を直す方法を探したい。
4:もしも知り合いが居るとしたら皆を守りたい。
5:ゲームからの脱出。


【猿飛あやめ@銀魂】
【装備】:仕込み傘@銀魂
【所持品】:支給品一式 他支給品0~2(未確認)
【状態】:健康、記憶喪失 、微かな疑心暗鬼
【思考・行動】
1:誰が本当のことをいっているの?信じていいのは誰?
2:梨斗やその仲間を守る?
3:ゲームからの脱出。
※梨斗の言うことを完璧に信用していたはずですが、ハオの言葉に動揺中。
銀時の名前に強い何かを感じています。

【XI@魔人探偵脳噛ネウロ】
【装備】:童実野高校の女子制服@遊戯王(スカートにスリットが入ってます) 春菜の髪留め
【所持品】:支給品一式 不明支給品(0~2)
【状態】:西蓮寺春菜の姿 肋骨損傷(数時間で回復可能)
【思考・行動】
1:この会場の奴らの『中身』を見て、自分の『中身』を見つける。
2:変身能力で混乱を起こす。できれば集団。自力での襲撃も行動範囲内。
※ 参戦時期は、HALⅡからHALの目を得た直後です
 故に、電子ドラッグを使う事ができます。本来はサイの指令を刻み込む、つまり支配下に置くこともできますが、
 制限によりその力は使えず、また効果もそれほど大きくなく、
「犯罪への禁忌感を減らす」、要は相手を犯罪に走らせやすくする程度です。
 サイはまだその制限を自覚していません。
※ ワポルが定期放送で死亡者の発表について触れなかった為、死亡者発表については知りません。
※ 春菜の名前を知りました
※ 江田島平八を『凄い奴』と認識。


040:世界の車窓から 投下順 042:えっちぃのは嫌いです ~マリオン・ファウナの場合~
040:世界の車窓から 時間順 042:えっちぃのは嫌いです ~マリオン・ファウナの場合~
029:想い人 結城梨斗
029:想い人 猿飛あやめ
029:想い人 XI