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殺人鬼と忍者




(全く…なぜ私がこんな目に合わなくてはいけないんだ)
森の中を歩きながら、私は溜息をついた。

新たに身につけた「バイツァ・ダスト」の能力は、まさに無敵だった。
私のことを探ろうとした岸辺露伴を吹き飛ばし、他の奴らを始末するのも時間の問題だっただろう。
これでやっと私の平凡な毎日が戻ってくる、そう思うと年甲斐もなく心が浮かれたりもした。

だというのに、何なんだ今のこの状況は。
あのワポルとかいう男は、なぜ私をこんなくだらないゲームなどに巻き込むのだ。

ああ全くイライラする。
どうしてこう次から次へとトラブルが起きるんだ。
私はただ平凡に暮らしたいだけなのに…


「…ちゃん、川尻のおっちゃん」
突然聞こえてきた声にハッとして顔を上げる。
どうやら考えに没頭しすぎていたらしい。
いつの間にか前を歩いていた小僧が私の顔を覗き込むようにして立っていた。

「何か難しい顔してたけど、どうしたんだってばよ」
「いや…何でもないよ。ちょっと考え事をしていてだけだ」
そう言って笑顔を作ってみせる。

すると小僧も同じように笑顔になり、
「もしかして怖いのか?大丈夫だって、おっちゃんは俺が守ってやるからよ!」
そう言って、再び前を歩きだした。


この小僧の名はうずまきナルト。
ゲーム開始直後に出会ってから行動を共にしている。
見た目はただのアホそうな子供だが、どうやらナルトもスタンド能力(本人は忍術だと言っているが)が使えるらしい。
別に能力を隠すつもりなどはないらしく、ちょっと頼むと「影分身の術」や「変化の術」を見せてくれた。
頭の方はあまり良くないようだ。

最初はすぐに殺そうと思った。
アホとは言え、分身や変身の能力はなかなか厄介だ。
殺せるときに殺しておいた方がいい。
そしてキラークイーンを出そうとして…ふと思いとどまった。
こいつは利用出来るかもしれない、そう考えたのだ。

2人で一緒に行動していれば、それだけで他人から怪しまれることは少なくなるだろうし、集団にも潜り込みやすくなる。
そうやって内部から崩壊させていけば、ただ闇雲に殺すよりも安全で確実だ。
それに、強力な敵に出会った時に盾としても使える。
いざとなれば爆弾に変えて敵の所へ放り込んでもいい。
とにかく使い道はいくらでもある。

そうやって少しずつ数を減らしていき、優勝したら丈助達の抹殺を願う。
それで今度こそ私の平凡な日常は帰ってくるのだ。
ナルトのヘラヘラとしまりのない顔を見ながら、私は内心ほくそ笑んだ。


【B-2 森の中/一日目 深夜】
【吉良吉影@ジョジョの奇妙な冒険】
【装備】:なし
【所持品】:支給品一式 不明支給品1~3個(本人確認済み)
【状態】:健康
【思考・行動】
1:ナルトや他の人間を利用してゲームを生き残る。

※参加時期はバイツァ・ダストを身につけた直後です。
※承太郎が参加していることには気づいていません。
※ナルトには川尻浩作と名乗っています

【うずまきナルト@NARUTO】
【装備】:なし
【所持品】:支給品一式 不明支給品1~3個(本人確認済み)
【状態】:健康
【思考・行動】
1:ゲームには乗らない
2:川尻浩作(吉良)と行動する

※参加時期は2部に入ってからです。


014:全速前進吸血鬼 投下順 016:日中衝突事件
014:全速前進吸血鬼 時間順 016:日中衝突事件
初登場 吉良吉影 034:夜の海に加わる渦巻く影
初登場 うずまきナルト 034:夜の海に加わる渦巻く影