「生徒会クラブ規約」(2005/11/17 (木) 00:57:38) の最新版変更点
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<font size="6">生徒会クラブ規約</font><br>
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2003年1月の生徒総会により承認された規約。<br>
生徒会クラブ規約発効前、生徒会にはクラブに関する規定が2つあった。「愛好会・同好会規約」(1996年4月制定)および「生徒会クラブ降格・休部・廃部細則」(1998年5月制定)である。この2つの規定を統合し、その内容を整序するという目的において作られたのが、この「生徒会クラブ規約」である。また、本規約の発効をもって、「愛好会・同好会規約」および「生徒会クラブ降格・休部・廃部細則」は廃止された(クラブ規約45条)。<br>
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本規約は、生徒会クラブ活動の運営の手続等について定めている(クラブ規約1条)。具体的には、主として、クラブの降格・休部・廃部の手続きについて、規定が置かれている。<br>
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<font size="5">改定と問題点</font><br>
<hr>
なお、2004年1月に、部の予算の下限と上限を定める5条が削除された。この点、部の予算については、1990年以前には、上限はなかった。しかし、次の2つの理由から、90年度の生徒会執行部は、部の予算に40万円の上限を設定した。<br>
1つめの理由は、クラブ予算全体の圧縮である。すなわち、クラブ予算が毎年増大するのに対し、生徒会の収入が増えなかったためにクラブ予算を縮減する必要に迫られた。<br>
もう1つの理由は、クラブ予算の配分の適正化である。つまり、上限がない当時は、クラブ予算の多い部と少ない部の差が拡大し不均衡が生じていた。<br>
以上の2つの理由から、部の予算には上限が設けられた。<br>
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その後、クラブ予算全体の圧縮・縮減、クラブ予算の適正配分という観点を尊重しつつ、さらに、クラブ予算の配分にメリハリをつけるという目的から、予算に幅を持たせるため、1997年度生徒会はこの上限を45万円に改めた。そして、2003年度生徒会がこの「クラブ規約」を制定するに際して、5条にこの45万円の上限を規定した。<br>
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2004年度の生徒会予算は、前年度の繰越金の規模が大きかったために、潤沢な収入があり、クラブ予算を511万円から565万5千円に大幅に増やした。この過程で、いくつかの部の予算を45万円以上にするクラブ予算案をつくった。そのため、2004年度生徒会は、このことが部の予算の上限を45万円とする5条の規定に違反すると考え、この5条を削除する決議案を生徒総会に提出し、可決された。これが、2004年の改正である。<br>
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しかし、この2004年改正には次のような問題点がある。それは、この改正が、生徒会の財政状況に余裕があるというやや特殊な状況のみを想定している点である。もともと、旧5条の規定は、生徒会予算が赤字にあえいでいる状況のもと、クラブ予算を適正にかつメリハリをつけて配分するために定められたものであった。今後、生徒会の財政状況が、今のように十分余裕がある状態で継続することは必ずしも保証されていない。このように考えると、5条の規定の基本的枠組みは維持させ、例外規定を設けるべきであったと思われる。
<font size="6">生徒会クラブ規約</font><br>
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2003年1月の生徒総会により承認された規約。<br>
生徒会クラブ規約発効前、生徒会にはクラブに関する規定が2つあった。「愛好会・同好会規約」(1996年4月制定)および「生徒会クラブ降格・休部・廃部細則」(1998年5月制定)である。この2つの規定を統合し、その内容を整序するという目的において作られたのが、この「生徒会クラブ規約」である。また、本規約の発効をもって、「愛好会・同好会規約」および「生徒会クラブ降格・休部・廃部細則」は廃止された(クラブ規約45条)。<br>
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本規約は、生徒会クラブ活動の運営の手続等について定めている(クラブ規約1条)。具体的には、主として、クラブの降格・休部・廃部の手続きについて、規定が置かれている。<br>
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<font size="5">改定と問題点</font><br>
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なお、2004年1月に、部の予算の下限と上限を定める5条が削除された。この点、部の予算については、1990年以前には、上限はなかった。しかし、次の2つの理由から、90年度の生徒会執行部は、部の予算に40万円の上限を設定した。<br>
1つめの理由は、クラブ予算全体の圧縮である。すなわち、クラブ予算が毎年増大するのに対し、生徒会の収入が増えなかったためにクラブ予算を縮減する必要に迫られた。<br>
もう1つの理由は、クラブ予算の配分の適正化である。つまり、上限がない当時は、クラブ予算の多い部と少ない部の差が拡大し不均衡が生じていた。<br>
以上の2つの理由から、部の予算には上限が設けられた。<br>
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その後、クラブ予算全体の圧縮・縮減、クラブ予算の適正配分という観点を尊重しつつ、さらに、クラブ予算の配分にメリハリをつけるという目的から、予算に幅を持たせるため、1997年度生徒会はこの上限を45万円に改めた。そして、2003年度生徒会がこの「クラブ規約」を制定するに際して、5条にこの45万円の上限を規定した。<br>
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2004年度の生徒会予算は、前年度の繰越金の規模が大きかったために、潤沢な収入があり、クラブ予算を511万円から565万5千円に大幅に増やした。この過程で、いくつかの部の予算を45万円以上にするクラブ予算案をつくった。そのため、2004年度生徒会は、このことが部の予算の上限を45万円とする5条の規定に違反すると考え、この5条を削除する決議案を生徒総会に提出し、可決された。これが、2004年の改正である。<br>
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しかし、この2004年改正には次のような問題点がある。それは、この改正が、生徒会の財政状況に余裕があるというやや特殊な状況のみを想定している点である。もともと、旧5条の規定は、生徒会予算が赤字にあえいでいる状況のもと、クラブ予算を適正にかつメリハリをつけて配分するために定められたものであった。今後、生徒会の財政状況が、今のように十分余裕がある状態で継続することは必ずしも保証されていない。このように考えると、5条の規定の基本的枠組みは維持させ、特例規定を設けるべきであったと思われる。
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