ワープロ
ワープロとは、ワードプロセッサ(Wordprocessor)の一般的な略称(和製英語)である。ワープロ機能に特化した専用機と、パーソナルコンピュータ上で動くワープロソフトとがあるが、ワープロと呼ぶ場合は前者を指す場合が多い。
生徒会でのワープロの歴史
正確な記録がないので定かではないが、生徒会で一番初めにワープロが導入されたのは某氏が私物のNEC社製「文豪」を持ち込んだことから始まったと思われる。
その後、生徒会にシャープ社製「書院」が導入されたことにより、生徒会の本格的なワープロ化が進んだ。
1台目の書院が購入された日時は不明である。
2台目は1996年に、3台目は1998年に、4台目は1999年に購入された。
98~99年にかけて立て続けに購入されているのは、後述する球技大会パンフレットの掲載内容が増えたためである。
生徒会での使われ方
使われ方としては説明するまでもなく、生徒会行事の実施要項(案)や配布プリント等の書類の作成が主である。
特に、大変な作業と思われるのが、いわゆる「名列」の作成である。たとえば、六浦祭のときに「特別時間延長届け」と言うものが存在する。要するに、通常、生徒の下校時刻は17時までだが、それを18時(六浦祭直前は19時)まで延長するために、団体が生徒会に対して、生徒会が学校に対して、それぞれ許可をもらうための申請書が「特別時間延長届け」である。
生徒会は、各団体から延長を希望する生徒の名前を申告してもらい、それをもう一度ワープロで一覧表に作り直す。何百人もの出席番号と名前とを打ち込まなくてはならないこの作業こそ、ワープロを使用する時間が一番長くなる作業だと思われる。
また、同じ「名列」作りで、球技大会のメンバー表というものもある。
球技大会時の名列に関して、1997年までは各クラスが提出したメンバー表をそのままケント紙に貼り使用していた。しかし、1998年に関東学院高等学校(通称「三春台」)の球技大会パンフレットを見た当時の高校生徒会長が「メンバー表をパンフレットに載せた方が良い」と思い立ち、それをワープロに全て打ち込むことになった。この作業をするために、翌2年間は、毎年ワープロが買い足され続けることとなった。
その他、本来あるべき使われ方以外に、ファイルにパスワードが付けられたため、役員が暇な時間に日記をつけたり、生徒会野球部の部員募集ポスターなどを作って会室に張り出したりしていたこともある。
バカ書院
生徒会で使用していたワープロ「書院」は、役員の間から「バカ書院」と呼ばれていた。
このバカとは、当然、変換精度の事を指している。
なぜ「バカワープロ」でなかったかは定かではないが、おそらく役員の各家庭にあるワープロやパソコンよりも変換精度が悪かったためではないかと思われる。
また、特に1台目に購入されたものは、「システムフロッピー」というものに単語登録をし、起動するたびにそのフロッピーを読み込ませる必要があった。その煩わしさ上、バカ書院と呼ばれていたのかもしれない。
パソコンの導入
生徒会にパソコンが導入されたのは2000年のことである。
これは、役員の家庭にパソコンを所有している場合が多く、家で仕事を行って、生徒会室でファイルを持ち込むことができるからである。
それまで家で仕事をするとなると、ワープロをわざわざ持ち帰らなければならず、非常に不便であった。しかし、パソコン導入のおかげでフロッピー一枚で済むようになり、そのわずらわしさもほとんど軽減されたと言えよう。
また、学校側のパソコン導入時期と重なったため、学校がパソコン用の名列データを作っていた。そこで名列をデータで貰い、それを加工し、前述した球技大会のパンフレットや六浦祭特別延長届けなども作れるようになり、作業の効率化が見違えるほど上がった。
ワープロの今
パソコンが導入された直後、ワープロは生徒会室に1台しか置かれなくなった。過去のデータを見るためである。
現在は全てのデータがパソコンに移行されたため、ワープロは生徒会室からその姿を消した。
画像資料
ワープロとは、ワードプロセッサ(Wordprocessor)の一般的な略称(和製英語)である。ワープロ機能に特化した専用機と、パーソナルコンピュータ上で動くワープロソフトとがあるが、ワープロと呼ぶ場合は前者を指す場合が多い。
生徒会でのワープロの歴史
正確な記録がないので定かではないが、生徒会で一番初めにワープロが導入されたのは某氏が私物のNEC社製「文豪」を持ち込んだことから始まったと思われる。
その後、生徒会にシャープ社製「書院」が導入されたことにより、生徒会の本格的なワープロ化が進んだ。
1台目の書院が購入された日時は不明である。
2台目は1996年に、3台目は1998年に、4台目は1999年に購入された。
98~99年にかけて立て続けに購入されているのは、後述する球技大会パンフレットの掲載内容が増えたためである。
生徒会での使われ方
使われ方としては説明するまでもなく、生徒会行事の実施要項(案)や配布プリント等の書類の作成が主である。
特に、大変な作業と思われるのが、いわゆる「名列」の作成である。たとえば、六浦祭のときに「特別時間延長届け」と言うものが存在する。要するに、通常、生徒の下校時刻は17時までだが、それを18時(六浦祭直前は19時)まで延長するために、団体が生徒会に対して、生徒会が学校に対して、それぞれ許可をもらうための申請書が「特別時間延長届け」である。
生徒会は、各団体から延長を希望する生徒の名前を申告してもらい、それをもう一度ワープロで一覧表に作り直す。何百人もの出席番号と名前とを打ち込まなくてはならないこの作業こそ、ワープロを使用する時間が一番長くなる作業だと思われる。
また、同じ「名列」作りで、球技大会のメンバー表というものもある。
球技大会時の名列に関して、1997年までは各クラスが提出したメンバー表をそのままケント紙に貼り使用していた。しかし、1998年に関東学院高等学校(通称「三春台」)の球技大会パンフレットを見た当時の高校生徒会長が「メンバー表をパンフレットに載せた方が良い」と思い立ち、それをワープロに全て打ち込むことになった。この作業をするために、翌2年間は、毎年ワープロが買い足され続けることとなった。
その他、本来あるべき使われ方以外に、ファイルにパスワードが付けられたため、役員が暇な時間に日記をつけたり、生徒会野球部の部員募集ポスターなどを作って会室に張り出したりしていたこともある。
バカ書院
生徒会で使用していたワープロ「書院」は、役員の間から「バカ書院」と呼ばれていた。
このバカとは、当然、変換精度の事を指している。
なぜ「バカワープロ」でなかったかは定かではないが、おそらく役員の各家庭にあるワープロやパソコンよりも変換精度が悪かったためではないかと思われる。
また、特に1台目に購入されたものは、「システムフロッピー」というものに単語登録をし、起動するたびにそのフロッピーを読み込ませる必要があった。その煩わしさ上、バカ書院と呼ばれていたのかもしれない。
パソコンの導入
生徒会にパソコンが導入されたのは2000年のことである。
これは、役員の家庭にパソコンを所有している場合が多く、家で仕事を行って、生徒会室でファイルを持ち込むことができるからである。
それまで家で仕事をするとなると、ワープロをわざわざ持ち帰らなければならず、非常に不便であった。しかし、パソコン導入のおかげでフロッピー一枚で済むようになり、そのわずらわしさもほとんど軽減されたと言えよう。
また、学校側のパソコン導入時期と重なったため、学校がパソコン用の名列データを作っていた。そこで名列をデータで貰い、それを加工し、前述した球技大会のパンフレットや六浦祭特別延長届けなども作れるようになり、作業の効率化が見違えるほど上がった。
ワープロの今
パソコンが導入された直後、ワープロは生徒会室に1台しか置かれなくなった。過去のデータを見るためである。
現在は全てのデータがパソコンに移行されたため、ワープロは生徒会室からその姿を消した。
画像資料
一台目のワープロの画面
二台目のワープロと思われるもの
三台目のワープロと思われるもの
四台目のワープロと思われるもの