八一反撃戦
八一反撃戦とは
日中間のインターネット上で発生したサイバー戦争。
この時は実質的には中国からの一方的な攻撃に近いものだったが、
後に続く数々の日中サイバー戦争の発端と言える出来事かもしれない。
事件の経緯
2004年8月、
中国民間保釣連合会のホームページが日本のハッカー「will」によってハッキングされ会員の個人情報が流出させられたと主張した事に始まり、中国側がハッカー1900人を組織、多数の日本の政府機関や右翼のサイトや台湾のサイトが被害を受けた。
被害を受けた政府機関のサイトは首相官邸、外務省、防衛庁、警察庁、財務省、入国管理局、公正取引委員会などが中国黒客(=ハッカー)によるDDoS攻撃を受けた。
DDoS攻撃
DDoS攻撃 (Distributed Denial of Service
attacks)のこと。
標的となるコンピュータに対し、ネットワーク的に大きな負荷を加えることで、サービスをダウンさせたり、実質的にサービスを利用不能にしたりする不正ア
クセス手法の1つ。単独の攻撃元が標的に対して攻撃を加えるものはDoS攻撃と呼ばれるが、このDDoS攻撃では、セキュリティ的に脆弱なサイトにDoS
攻撃用のツールを忍び込ませておき、これら第三者のサイトを使って、複数の攻撃元から、標的となるコンピュータに対してDoS攻撃を加える。
別名、分散DoS攻撃 (Distributed Denial of Service attacks)
ソース:
http://www.atmarkit.co.jp/icd/root/99/35122999.html
事件の真相
ハッカー「will」によるハッキング被害は、サイトの概観上では変わった部分はタイトルのみで、目に見えて大きな
被害は受けていない。そもそも日本人が自らを「日本ハッカーwill」などと日本人らしからぬ名前を名乗るのか、という疑問がある。結果としては中国黒客
が日本のウェブサイトを攻撃する口実となったので、保釣連合会の自作自演説、中国のアマチュアハッカーによる犯行といった説が有力である。
政府の対応
8月5日に行われた記者会見で細田博之官房長官は、攻撃元は不明であると声明しているものの、実際は7月31日の時点で内閣官房情報セキュリティ対策推進室が「中国のハッカーサイトに各官庁のアドレスなど攻撃予告とも取れる記載がある」と事前に警告を発している。
最終更新:2005年12月22日 23:46