ハダカ王国の勇者 誕生編

538 名前: 1/4 2005/06/07(火) 02:34:29 ID:???

『神牙伝説』には遠く及びませんが、報告があんまり出てないようなので。

リア厨のころ最初のSWリプとか読んで、「TRPGって面白いんだなー遊んでみたいなー」って思ってました。
どうにか一度遊んでみたいと思いつつ、どうやって始めたらいいかもよく分からない状態だったのですが、
高校に入ったら運良く同じクラスにTRPGゲーマーを発見。早速SWで遊んでもらうことに。その人の
友人を手掛かりに集まったメンバーは5名(全員男)。GMは経験者、自分はリプは読んでるけど初心者、
他のメンバーも自分と同じくらいでした。(全然知らない人もいたので説明したり、リプを読ませたりした)
そして、キャラメイク開始。キャラの内訳は↓(メインクラス表記)。

 ・ファイター:人間/自分(今にして思えば初心者が作りそうなベタなやつだったと思う)
 ・プリースト:ドワーフ/普通にドワーフのキャラ。(ファイターメインだったような気もする)
 ・シーフ:人間/当時人気のあった極道ライトファンタジー小説のコンバートキャラ
 ・ソーサラー:Hエルフ/(同上)新日の悪役レスラーのコンバートキャラ
 ・シャーマン:Hエルフ/(同上)スペオペ系マンガの女魔術師のコンバートキャラ。GMが運用。

で、ビギナーズラックというやつかダイス目が走り、自分のキャラは『能力値は高く(+3ばっかり)』
『生まれ表では貴族』『所持金も多額』とウハウハなキャラになりました。
セッション内でも、ビギナーズラック効果かボスをクリティカルで倒したりして。
まあ、PLが初心者ばっかりだから、ルール把握がおぼつかなかったり、連携が悪かったり、
ロールプレイもへったくれもないやつがいたりと、問題がないではなかったけど、
なにしろ初めてやるTRPGだから、細かいこととか分からないけど、もーとにかく楽しくって。
そして初セッションが終わり、皆「面白かった!またやろうぜ!」ってことで笑顔で解散。

そのときの自分は、『高校に入りたてでまだ友人も少ない中、ずっと遊んでみたいと思ってたTRPGが
一緒に遊べる友達が見つかるなんて、自分はなんて運がいいんだろう』って心から思っていました。
”知らない”ということは幸せなことでした・・・・・・



540 名前: 2/4 2005/06/07(火) 02:42:07 ID:???

すっかりTRPGの虜になってしまった僕らは、ガンガン遊びはじめます。
(休み時間・昼休み・放課後などに教室でやってました・・・今考えると痛いですが、男子クラスで
気にするヤツもあんまりいなかったので・・・厨房から上がりたてだったってことでご容赦下さい)

すると、当初は気付かなかったりした問題点に気付き始めます。
まず、リプレイなどのように、PC・NPCでのキャラクターの掛け合いみたいなものができません。
元ネタのあるキャラはその演技(らしきもの)をするのですが、シーフ・ソーサラー・シャーマンは
元ネタがアンモラル(エゴイスト・乱暴者・ヒステリー)で、プリーストはドワーフゆえかやたら無口。
そのため、自分が普通っぽくやろうとするとチャチャを入れられてすぐにブチ壊されます。
(依頼人の事情も聞かず「いーからとっとと戦闘しに行こうぜー」とか「金だけもらってとんずら」とか)

戦闘においても、他のPCは役割を果たしません。シーフは罠発見せず発動させトラブルを起こし、
大抵後ろに逃げて援護をロクにしてくれません。ソーサラーは支援魔法を使ってくれないばかりか、
率先して前線へ突っ込んでいきます。無口なプリーストはなかなか回復せず、しても鎧の薄い
ソーサラーへの回復がメイン。シャーマンはやたらに強いのですが、やはり支援はしてくれません。
自分のキャラは固いので、罠や敵に対しパーティの盾になって一人だけボロボロです。
(それ自体はファイターの役割だからいいのですが、とにかく他が杜撰すぎました)
最初は「みんな初心者だし…」と思っていたのですが、そのときどきの問題に対して、
理由(○○だから良くないと思う)と代案(○○すべきでは?)をつけ、いくら言っても直りません。
肝心のGMにも相談しましたがまともに相手にされず、セッション中はいっしょになって笑っています。

「自分が悪いのかなあ・・・」と何度も何度も考えました。


541 名前: 3/4 2005/06/07(火) 02:51:05 ID:???

そうする中、ビギナーズラックが尽きたらしく、何故かダイス目が悪くなりはじめました。(あくまで心証)
慣れたこともあり、多少はマシになってはいましたが、やはり連携もヘッタクレもありません
(回復が間に合わないのでプリーストを取りました)。そしてついに、1ゾロふってキャラが死にました。
そのときは何とか生き返れたのですが、その後も状況は変わらないどころか悪くなっていき、
そのうち別のキャラを作って対応しだした頃から、最悪の道を辿りはじめます。
他のPCがトラブル(NPCにちょっかい出したり・盗賊ギルドと揉めたり)を起こし、自分が仲裁に入ると
何故か逃亡したPCの代わりに自分が矢面に立たされます。いざ戦闘になれば敵から集中攻撃。
PCもNPCも助けてくれません。支援が期待できないので、当然死にます。
周囲のPCはレベル・装備が向上する中、新キャラということで少し弱いキャラを作らされます。
はい、悪循環です。いつの間にか、毎回のセッション(それも序盤)において自分のキャラが死ぬのが
当たり前になりました。いつの間にやら、『自分のキャラが死んでからが本番』という雰囲気に。
まあ、ファイターがいなくなっても問題なくセッションが進み、他のヤツは一度たりとて
死んだりしないことに疑問を抱くべきでした……そのころの状況をまとめると↓。

 ・ファイター:死にまくり 何をやっても悪循環
 ・シーフ:ルーニー
 ・ソーサラー:戦闘厨
 ・プリースト:半お地蔵さん 多数派に流されるだけ
 ・シャーマン:異常に強い そういえばあなたマスタースクリーンの影でダイスふってましたね

ちなみに新キャラ作っても途中参加できない場合もあり、序盤で死ぬ(何度目かなんて覚えてない)
→急いでキャラを作る→授業中に簡単なキャラ設定とか考える(ダメ学生w)→殆ど所持金のない
キャラになってしまった→GMにお願いする→GM『金ないじゃん。餓死したよ』
→他PL『そのキャラのこと知らないし、金も貸さないよ』→作り直す(流石にこれが最も短命でした)
 …ってこともありました。



543 名前: 4/4 2005/06/07(火) 02:58:44 ID:???

自分が何度かGMをやったこともありました。初心者のころだから大した内容ではなかったけど、
何とか楽しくしようと一生懸命考えて、シナリオ作りました。すると・・・

依頼無視・街中で武器や魔法を使い暴行&殺人&放火・衛視も返り討ちにされる・
顔見せに出したボス(ヴァンパイア)を口上の途中でクリティカル殺害 etc...

ひとつひとつはよくあるケースなんですが、普段GMでもあるシャーマンが率先してこれらのことを
やってくれました。シーフは火に油を注いで回り、ソーサラーは血の雨が降ってると大喜び。
プリーストはこうした行為を放置どころか片棒を担いでいます。そこそこのレベルに達していたので、
スリープやトンネルが無敵の強さを発揮しました。(Q&Aで禁止される前のメチャメチャな使い方)
文句を言うと「自分は経験者だ。こっちの知識が正しい」「自由に遊べるのがTRPGの魅力だ」と
開き直られました。(ときにはGMが強権を発動させることも必要だと、まだ知らなかったのです)

 …さて、長くなりましたが。要するに、”自分以外のGM・PLがみんな困ったちゃん”だったわけですw
はっきりいって最盛期には、毎回のセッションがここで報告できるくらいのクオリティw
何故自分がこれにつきあっていたのか不思議でなりませんが・・・無知というのは恐ろしいものですね。
 一 年 間 こ れ を や っ て い た のですから。
とっととこんな連中と縁を切らなかった自分が困ったちゃんだと思いますorz

 …読みづらい長文失礼しましたm(_ _)m

545 名前: NPCさん 2005/06/07(火) 03:02:52 ID:???

まぁ自由と勝手を履き違えるのは大部分のやつが通る道だ。
その過程を経て学習し、良い方向性で今に活かせているならそれで構わんじゃないか。

552 名前: 538 2005/06/07(火) 03:14:24 ID:???

長文ですいませんでした。うまくまとめられなくて本当にすいません。

 >>545
恐れ入ります。
まあ、その後はまともな友人と出会って救われました。本当に感謝しています。

 >その過程を経て学習し、良い方向性で今に活かせているならそれで構わんじゃないか。
そうですね。報告の連中のおかげで、はだかの国に行ってもなんとかなりましたw

554 名前: NPCさん 2005/06/07(火) 03:18:06 ID:???

どうやって高校でTRPG仲間を見つけたのかが気になる俺がいる

556 名前: 538 2005/06/07(火) 03:30:52 ID:???

 >>554
件のGMが話しかけてきました。
自分がファンタジー系の小説やマンガなんかを持ってたんで、そのためだったと思います。
こっちも仲間がいたらいいなって、せいいっぱいのアピールのつもりではあったんですが。


スレ69

スレ41 ハダカ王国と勇者の銅像にて、報告者様の別の冒険が語られております。
最終更新:2008年03月12日 14:25