秘密ハンドアウト

599 名前: NPCさん 2005/06/14(火) 22:52:15 ID:???

 下火みたいなので、薪を入れてみる。

 古い話なのでうろ覚え、ご容赦願いたい。
 TRPGを始めて間もない頃のコンベでのこと。

 クジ引きでファンタジーっぽい卓に入った。
 システムは不明。ムックタイプの洋モノ和訳だったと思う。中世風の世界。
 PLは4人。GMを含めて全員、野郎。

 キャラクターはプレロールドだったので基本的な判定等の説明を聞いてスタート。
 配当キャラはランダムで決めた結果『若い騎士』『獣人の男』『ホムンクルスの女の子』『女司祭』のうち『女司祭』をすることになった。
 で、その時に各PCに秘密メモ(秘密ハンドアウト?)が渡された。
 まだペーペーだった俺はちょっとワクワクしながら読んでみたんだ。すると・・・
『あなたのPCは優しい女神のような人。というのは外面で、実は世界中の男が自分の方を向いていないと満足できない自尊心と自己顕示欲の塊みたいな女王様』
 と書かれていた。思わずポカーン。

 まぁ、フレーバー的なものだと自分に言い聞かせてプレイ開始。
 自分のPCはどうやら騎士PCが率いる騎士団と行動を共にしているらしい。その後、獣人PC、ホムンクルスPCとも合流。ここでやっとGMの意図に気づく。

GM「ホムンクルスPCは、助けてくれた騎士PCに抱きついてくるね(ニヤニヤ)」
ホムPC「え? そうなんですか? じゃあ、抱きつきます」
俺「はぁ(あの設定のロールプレイをしろってことか? いや、ここではNPCの目もあるし。そこまで変なキャラじゃないだろう・・・)」

 とりあえずホムPCの行動をスルーして、負傷者の治療に専念する。GMは不満そう。
 その後も、事ある毎に俺のPCとホムPCとをいがみ合いをさせようとするGM。
 それもいわゆる恋の鞘あて的なものではなく、何故か出てくるのは「さぁ、掴み掛かり殴り合って罵り合え~」と云わんばかりのドロドロしたシチュエーションのみ。
 しかもホムPLは状況が分からずオロオロしてる。
 この辺りで俺の方がちょっとカチンときてしまった。
俺(プレロールドっつっても性格まで決めるなよー、しかも病んでるし。もう、こうなったら性格設定は無視して自分のイメージで行こう!)


もう少し続きます。長文失礼。


600 名前: NPCさん 2005/06/14(火) 22:53:13 ID:???

続きです。


 最初はニヤニヤ笑ってシチュエーションを向けてきたGMも、俺が全然乗らないのでだんだん不機嫌になる。それとは裏腹に、ストーリーに関係ないシーンが大幅カットされてサクサク進むシナリオw。

 話は進んで、最終ステージっぽい古城に突入する4人。
 ここでGMが強権発動。突然、石の扉が下りてきてパーティーは分断される。もちろん俺PC&ホムPCと、騎士PC&獣人PC組。おまけにそのまま落とし穴で地下の最下層まで落ちる。
 とりあえずホムPCを助け起こして仲間と合流しようとした矢先に、

GM「ここには君たち以外誰もいないね。君が何をしても誰にもばれない(ニヤニヤ)」
ホムPC「?」
俺(こいつ・・・誘ってやがる! っていうかあからさま過ぎだ)
GM「君の足元に古びた銀のナイフが落ちてるよ」
俺「未知のダンジョンで仲間とはぐれた以上、一刻も早く合流するべきだよな」
ホムPC「だな。急ごうか」
GM「(ムッ)さっきより大きな揺れが城を襲うね。上から大きな瓦礫が次々と落ちてくる。当たったら死ぬね。向こうに上に登る階段があるけど、幅は一人が通れる程の大きさしかないよ(ニヤニヤ)」
俺(そういえば先日TVで沈没する豪華客船のパニックものやってたな。でも、あれって群集のパニックだから怖いんであって2人なら争うより順番に入った方が速いよ)
ホムPC「やばいぞ、どうする?」
俺「悩んでる時間も惜しいし、とりあえず全力疾走だ! ホムPCを放り込んで自分も飛び込みます」
GM「(ムムッ)それだと後ろの君には瓦礫が落ちてくるよ。回避に失敗したら死ぬよ?」
俺「分かりました、いいですよ」

 そして提示されたのは、無茶な難易度の回避判定。当然失敗してこれまた無茶なダメージを貰って即死。
 GMは不満そう、ホムPLは申し訳無さそうな顔をしてたけど、何故か俺は晴々とした気持ちだった。

 ちなみに最後は、城に眠っていた古代の超パワーで世界が滅び、唯一生き残った騎士PCが新世界の王になって、おしまい。
 終了時のPL全員のぽかーんとした顔と、その後の微妙な表情が今でも印象に残ってる。

 結局、GMのハンドアウト?を無視した俺が困ったチャンというオチ。
 ゴメンよ・・・。今ならもうちょっと上手くやれる気がするんだ・・・。




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