809 名前: NPCさん 2005/07/08(金) 06:17:16 ID:???
困ったちゃんというか、珍妙体験報告
たぶん、10年弱くらい前の話。
あのとき、私は若かったなァ……
(1/5)
コンベで「オリジナルルールをやります!」
とGM紹介したマスターが居ました。
一応ファンタジーらしいのですが、
巨大ロボットとか変身ヒーローとかできるような世界とのこと。
私自身はまったく興味なかったので別卓に行ったのですが、
PLが私しかおらず不成立(TORGだめですか、TORG orz)。
他卓はというとナゼカ空きがないらしく、
私(&TORGのマスター)はオリジナルルール卓に入らされました。
で、そのオリジナルルール卓はGM1人、PL2人いたんですが、
どうも顔見知りっぽい。
というか、
「俺ら3人が協力してルール調整してるから、絶対面白いですよ!」
だそうです。
「はあ、そっすねー」とか適当に話をあわせつつ、
(今日ははずれだなぁ・・・・・・)と思いました。
810 名前: NPCさん 2005/07/08(金) 06:18:03 ID:???
(2/5)
でまあ、キャラメイクなんですが、基本はポイントバイ式。
まあ、当時は結構GURPSやってたりしたので、
作り方自体に抵抗はなかったです。
というか、GURPSのCPを、たんにHP(=ヒーローポイント)って呼んでた
くらいだったような気がします。
で、問題はデータの量。
「この中から選んでください」
って渡されたのは、大学ノート1冊。
マジスカ?
いや、ワープロで打ち出してはくれたりはしないのですかね……?
表組みもフリーハンドなんで見にくいことこの上ない。
というか、全部目を通してたら時間かかりすぎです。
「よくわからないので、オススメはなんですか?」
「「「そこに書いてあるとおりです。ちゃんと読めばわかります!」」」
・・・・・・いや、電波じみた小説(フレーバーテキスト)では、
結局どういう技能かわからないから聞いてみたのに……。
いちおう個々の技能とかスキル(妖魔夜行の術にちかい)
についても質問してみたけど、
1尋ねたら回答0.5と100の裏設定が帰ってくるような有様。
げんなりしながらも、サンプルキャラクターをほぼパクって
キャラメイクしました。
それでも時間がかかりすぎて、もう時刻は15時。
……あと3時間しかプレイ時間がありません……
811 名前: NPCさん 2005/07/08(金) 06:18:50 ID:???
(3/5)
で、プレイ開始。
パーティーは、巨大ロボットのパイロット、魔法少女、
変身ヒーロー(私)、ヒトデ怪人(TORGのGM)。
まあ、もともとTORGやるつもりだったので、
この程度のへんちくりんパーティーなどは余裕です。
というか、ちょっと楽しくなりそうな気配がします。
「じゃあ、変身ヒーローと怪人がいるので、
悪の秘密結社ネタのシナリオにしますね」
おお! その日のPCにあわせてシナリオを調整してくれるというのであれば、
もしかしたら良GMかもしれない。と、期待してみました。
シナリオの筋としてもオーソドックスです。
悪事を調査→悪の秘密結社の存在発覚→本拠地に乗り込む→
→ボスを撃破→かくして悪は滅び去った。しかし、これが最後n(ry
812 名前: NPCさん 2005/07/08(金) 06:19:39 ID:???
(4/5)
ただ、本拠地に乗り込む(このゲームのダンジョンアタック)ときには
ポカーンとしましたが。
私「あれ、巨大ロボットごとダンジョンに入れるんですか?
けっこう大きい基地ですね」
GM「いや、基地のサイズは、普通のビルなんかと変わらないよ」
私「え? じゃあ、巨大ロボットは入れないですよね。パイロットだけかー」
パイロットPL「それだと問題だね。よし、この世界のロボットには、
縮小機能がついていることにしよう。
ミクロドライブシステム、うん、いいんじゃん」
GM「じゃあそういうことで」
……ライブでルールと設定が生まれています!!
ラスボスは巨大ロボットの宇宙大回転蹴り
(正式名わすれた。とにかく、宇宙まで飛び上がったあと、
回転しながら相手をけるらしい)と、
魔法少女の攻撃魔法「パンチラ」で撃破されました。
私のキャラもまあ活躍。
ロボットがスキルを発動するための踏み台にされましたしね。
まあ、そんな愉快なことがありつつもセッション終了。
813 名前: NPCさん 2005/07/08(金) 06:21:51 ID:???
(5/5)
「どうですか? 面白かったでしょう?」
3人さん、かなり満面の笑みです。
こっちはこれまでになく疲れていたのですが、
「はあ、そうですねぇ」とか答えるしかなく。
「そうでしょう。じゃあ、ぜひどうぞ」
そういいながら彼が手渡すのは、今回のルールと、
データ(大学ノート1冊分)のコピー束。
いや、重いし、いらないし。
とはいえ、それを口に出すわけにもいきません。
「1000円でいいですよ。他のルールブックと比べれば、
圧倒的な量と、コストの安さですよ!」
「「いるかぼけ!」」私&TORGのGM
最後の最後で、本音を叫んでしまいました。
このあたり、私もまだわかかったんだな、ということだと思います。
長文失礼いたしました。
スレ75
最終更新:2008年03月17日 22:37