リアル先輩ドクター・ウェストの割り込み

239 名前:1/5[sage] 投稿日:2008/01/07(月) 08:00:14 ID:???
かなりプチなのにやたら長い。ごめん。

先日カジュアルセッションでGMをしたときのこと。
システムは天羅WAR。

OPフェイズ。
ロケットレンジャー(重武装の兵士のクラス)のPC3が天使(この世界における人類の敵)と戦って大怪我を負い、
アドバンスド・ロケットレンジャー(敵国のサイボーグ技術を流用した強化兵)第一号になって蘇る、というシーンを入れる。
PL3「目覚めたら見慣れぬ天井。機械化した自分の体。よくわからなくてうろたえます」
GM「いまのところ、アドバンスド・ロケットレンジャーは軍の機密なので、あなたが目覚めた病室は厳重に隔離されている。
やがてドアが開き、軍の超偉い人が入ってくる」
ここまで順調にきていたところに、いきなりPL1(リアル先輩)が割り込んでくる。
PL1「(親指を立てて突き出しながら)『ねえ、データ取らせて! データ取らせて!』」
GM「え?」


240 名前:2/5[sage] 投稿日:2008/01/07(月) 08:00:56 ID:???
驚いてPC1のキャラクターシートを覗き込むGM。PC1は天羅のサムライ(敵国の強化兵)で、本来この場にいるはずがない。
GM「あの、OPはシーンプレイヤー以外登場不可なので、もうしばらくお待ち頂けますか?」
PL1「違うよ、これはドクター・ウェストだよ! 好評に答えて再登場したんだよ!」
言葉とともに差し出される、なんか超強いキャラクターシート。
話を聞くと、どうやら前回PL1がGMやったセッションのラスボスらしい。そのセッションには参加していなかったのでよくわからない。
GM「えーと、いちおー機密なので、このシーンにはPC3と将軍しか」
PL1「『俺開発者なんだもん調べまくっていいよね? いいよね将軍!』と言って壁を殴って凹ませて黙らせる」
GM「あの、聞いてます?」
PL1「『わははは! 科学者が体鍛えてて何が悪い!』不動明王拳4レベルだぜー(嬉しげに)」
PL2「こえーwwドクター・ウェスト超こえーww」
PL3「あのときは死ぬかと思ったww」
PL4「いいキャラっすよねww」
GM「……」
他のPLもそのセッションには参加していたので、ひとしきりドクター・ウェスト話に花が咲き始めてGM完全沈黙。
まあ、楽しんでるならいいかなと思い、数分間ドクター・ウェストに遊んでもらって、気が済んだっぽいところで本筋を再開。
GM「……というような夢から目覚めたPC3は、夢で見たものと同じ病室で目が覚める」
PL1「(親指を立てて突き出そうとする)」
GM「(その手首をそっと押さえて)今度は、ドクター・ウェストとやらはいないようだ」
PL1「じゃあ天井をぶち破ってとうjy」
GM「いや、いない。どこにもいない。将軍が一人だけだ」
強引に黙らせ、なんとか話を進めることになる。


241 名前:3/5[sage] 投稿日:2008/01/07(月) 08:01:36 ID:???
ミドルフェイズ。
合衆国が放棄した地域へ偵察におもむいたPC3、天使に襲われている子供と鉢合わせる。
GM「上層部から通信が入る。交戦を許可しない、撤退せよ。
PC3の存在は機密なので、合衆国の市民でさえない子供を守るために行動することは許されません」
PL3「さあ悩めって顔しやがってー!」
GM「助けても、助けなくても、特別なペナルティは発生しません。シナリオの展開が変わるだけです」
PC3「『しかし、彼らはほんの子供です! 合衆国の正義と自由は、こんなことを許すのですか?』と言うけど」
GM「将軍が一喝します。『くどい!』」
合気が飛びかって煮えてきたところで、PL1がおもむろに先程のドクター・ウェストのキャラシーを机に乗せる。
えー。と思う間もなかった。掲げられた拳から親指が起き上がった。


242 名前:4/5[sage] 投稿日:2008/01/07(月) 08:02:48 ID:???
PL1「(親指を立てて突き出し)データとりたいから交戦してオッケー!」
PC3「(すかさず)『了解! 出撃します!」
PL1~4「(大爆笑)」
GM「え、あの……あなたはこのシーンにいない」
PL1「いる! なぜならドクター・ウェストは当時合衆国軍に所属していたのだ!」
GM「(理由になってないよ!)しょ、将軍が『ならん』と」
PL1「『うるせー!』と言って不動明王拳で殴る」
PL2「(間髪を入れず)『ぐはっ。これほどとは…がくり』」
PC3「子供たちを安全な場所に逃がして天使に立ち向かう!」

場は大盛り上がり。
盛り上がっちゃったからには巻き戻してまた夢にするのも気が引けてGM涙目。
とりあえず話の流れでイベント戦闘を起こしてPCたちを合流させながら、
大急ぎでこの後の展開を考え直すことになった。アドリブ超苦手なのに。

クライマックスフェイズ。合衆国に見捨てられた町を天使から守るため、広いフィールドで大量の雑魚を連れたボスと戦闘開始。
GM「毎ラウンド天下(能力値のひとつ)で判定してください。目標値を越えた人が一人もいなければ天使の援軍が来ます」
PL1~4「出ないー」
そんなPLたちのひどい出目よりもGMの目を引く、例のキャラクターシートを机にのっけるPL1の動き。
PL1「(親指を立てて口を開きかける)」
GM「いません」
PL1「何言ってんの、ドクター・ウェストはその天才的な発明品でいつでもどこにでも」
GM「いーまーせーんー! 援軍が嫌なら裂帛の気合(判定の達成値を後付けで上げる自動取得スキル)使えー! 使ってくださいお願いしますー!」
なんとかキャラシーを取り下げさせ、処理を続行する。



243 名前:5/5[sage] 投稿日:2008/01/07(月) 08:03:52 ID:???
それなりに煮えたり燃えたりしてセッション終了。
経験点を配るGMの鼻先に突き出される太い親指。
PL1「(親指を立てて突きだしながら)ドクター・ウェストが全部持ってったシナリオだったね!」
GM「…………そーですねー」

登場さえしていないNPCをハックされて展開を変えられるとは思ってなかったので、とても困らされた。
とはいえ、こういうことにとっさに柔軟に(毅然と?)対応できないGMも困ったちゃんだったかもしれない。
ていうかまじ長い。ごめん。


286 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/01/07(月) 15:36:07 ID:???
周り(GM以外)が喜ぶ困ったチャンにはどう対処すればいいのかという、意外と難しい問題のような気もする。


291 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/01/07(月) 16:03:18 ID:???
>>286
そういう周りの人間も内心はウザイと思いつつ、「空気読んで行動する大人のオレ様」を演出するために
上辺の調子をあわせて喜ぶ演技をしてたりする。
で、セッション終わった後、当事者の困ったちゃんが帰ったあとで皆がボロクソに陰口大会を始めたり。
そいつらこそ精神年齢の低いガキンチョが「脳内大人像」をロールプレイしてるだけに過ぎないんだけど、
もうツッコミ入れるのもアホくさいから、その場は適当にハイハイ調子合わせて、少しずつ例会
欠席するようにして半年くらいかけてサークルをフェードアウトした俺。



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