小学生との心暖まるセッション

732 名前:報告3の1[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 14:17:29 ID:???
ちょっと前だけど報告。あんまりない状況だったからあせった

GM・自分  PL1・同級生(ややデータ厨)  PL2・先輩(普段は普通だが腐女子) 

この前OBの家でゲームをすることになったんだが、当日行ってみると急用が出来た
と言われる。「夕方にはもどるから」と小3の娘をおいて夫婦で出かけてしまった。
自分は前から少し知っている子だったので、この子にも形だけキャラを作らせて
同じ部屋で勝手に遊ばせておけばいいやと思いデータの修正をしていた。少したって
後から来たPL1・PL2に状況と予定を伝えるとどうも難色を示す。

PL1「せっかくキャラを組んでおいたのに使えないのか(続きのシナリオだった)」
PL2「子供はあんまり・・・邪魔されそうだし・・・」

1には代わりのゲームは簡単だし今回は諦めろといい、2には無口でおとなしい子
なんでアニメとお菓子を用意しておけば大丈夫ですよ、と説得して始めることにする。
シナリオは超能力小学生チームが町で起きる事件を解決、にしてみた。

PL1・空手の達人な男の子  PL2・エスパー少女  女の子・魔女っ娘

で簡単な自己紹介をしてゲーム開始。女の子には、わからなかったらアニメを見てても
TVゲームをしててもいいからと伝えておく。


733 名前:報告3の2[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 14:18:43 ID:???
PCたちの生活描写からシナリオを進めていくが、PL2の態度がどうもおかしい。

GM  「魔女っ娘は木の上の子猫と、下でうろうろしている犬を見つけるよ。降り
られないようだね。どうしようか。」
魔女っ娘「・・・・・・」
エスパー 「きっとおなかが空いてイライラしてるのね。このお菓子をあげてくれるかな。
(といって本人にお菓子を渡し、GMの方へ差出させる)」
魔女っ娘「・・・はい。」
GM   「じゃあ、お菓子を食べた犬は向こうに歩いて帰っていくよ。」
エスパー 「助けてもらった子猫がありがとうっていってるわよ。」
     (部屋にあったぬいぐるみを女の子にくっつけている)
魔女っ娘「・・・(嬉しそう)」

あれっ?PL2さん、子供にがてだったんじゃあ・・・。この後も魔女っ娘のフォローをして
くれて、物語は順調に展開していく。 始めは無関心だったPL1もその様子を見てか

GM   「この部屋にはドアがひとつ、鍵がかけられている。閉じ込められたね。
     空手で壊すなら判定値は・・・」
空手少年 「(振らずに)だめだっ!僕の力じゃ開かない!・・・魔法なら何とかならないか?」

と魔女っ娘を立てる演技をしてくれる。お前そんな演技できたのかよ。普段もしろよ。
そんな感じで水戸黄門のようなパーティは、ほとんどを魔法の力で解き明かし、事件の
黒幕を追い詰めていった。


734 名前:報告3の3[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 14:20:32 ID:???
順調そうに見えたそのとき事件は起こった。女の子はダイスを振るときGMである
自分のを貸していたのだが、借りるときも無言でそっと持っていく。わかってはいたが
一応と思い、

GM 「○○ちゃん、物を借りるときは貸してとか何かいおうね」

と注意した。そのとたん、女の子はすごく驚いたようで目を大きくし、こっちを見て
固まってしまった。しまった、泣かれるか、と思ったが自分は間違った事をいってない
と見つめ返し、そのまま黙っていた。PL1とPL2の二人も無言でこちらを見ていて
気まずい時間が、多分三分ほど、体感ではそうとう流れていた。 すると女の子が突然
クスクスと笑いだし、こっちを見て

女の子 「ありがと」

とお礼を言ってきた。どういたしまして、と返しPL2さんがえらいと女の子をほめ、
何食わぬ顔で進めたが、内心ではかなりほっとしていた。 ゲームは二人のフォローも
あり順調に終わったが、その後女の子はダイスを借りるたびにこっちをのぞきこんで、
楽しそうに 「ありがと」 といってきた。

子どもなんかちょろいぜ、と思っていて完全に手玉に取られ、一番動揺した自分が
困ったちゃんでした。


スレ165


33 名前:前スレ732 ◆3Qa8GCpms2 [sage] 投稿日:2008/03/30(日) 07:10:55 ID:???
流れが速くて、次スレで申し訳ありません。
来週またOBの家に行くことになっていて、ふと思い出したことを書いてみました。
コメントをくれた方、いい話スレへ転載してくれた方、ありがとうございます。
もちろん先輩との結婚の予定はありませんw スレ違い失礼しました。

スレ166
最終更新:2008年04月05日 17:33