狂犬と自称ベテラン

320 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/10/11(土) 10:03:36 ID:???
何年も前の事になるが、どうもgdgdになってるようなんで報告。
ケータイからなんでぶつ切りになるが、そこは勘弁な。

サークルに入って2年ほどのある日、S=F+NWでPCが対立するシナリオをやったんだ。
対立と言っても、ヒロイン殺して世界を救うか、ヒロインも世界も救うか、NWにありがちなシナリオ。

PLは5人。問題となったのはPC1の勇者と、PC5の転生者のPL。
勇者のPL(A)は俺と同期。よく人の意見に噛み付く事から一部で狂犬と呼ばれ、更に俺Tueeeee!の戦闘狂でもあった。
転生者のPL(B)はGMを除けば一番の年長者。TRPG歴も長い自称ベテランで、ロールプレイ重視。

始まる前から薄々嫌な予感はしてたんだが、いきなりキャラ作成でAと(NWは初プレイ)こんなやり取りがあった。


つづく

321 名前:320[sage] 投稿日:2008/10/11(土) 10:06:22 ID:???
GM「(色々説明しながら)で、特に取りたい特技がなければ、《伝家の宝刀》で装備取るといいですよ」
A「うーん……僕、ハンドアウトだと新米ウィザードって事なんで、マジックアイテム取りません。借金もしません」
GM「いいけど、私のシナリオだと戦闘キツめだし、1点の差で泣くゲームだから、借金くらいはして装備は整えた方が……」
A「借金はしたくないし、新米で高校生が高い装備持ってるなんておかしい。キャラくらいは好きに作らせてください!」
俺「でも前衛やるつもりなら、箒か呪錬制服くらい取った方が活躍はできるよ?」
A「弱くてもいい。アイテムで強くなるのは嫌だ!」

そんな感じでキレ気味に言われたので、ちょっとカチンとはきたが、戦闘至上主義だったいつもの彼とは違う反応。
逆に俺はこう考える事にした。

(あぁ……やっと戦闘狂はマズいって判ってくれたんだ……先輩達の努力は無駄じゃなかった……のか?)


まだつづく

322 名前:320[sage] 投稿日:2008/10/11(土) 10:08:37 ID:???
物言いがアレな事に目を瞑れば、一応コンセンサスは取ろう(以前はそれすらなし)としているし、彼なりのキャラ立てみたいだ。アドバイスに聞く耳持たないのもいつものこと。
少しずつだけど進歩してるんだなぁ、と前向きに考えながら、それなりにプレイ経験のある俺やBは、戦力的な不安を減らすためマンチ気味に組む事にしたよw(ぉぃ

それでシナリオはというと、Aが空回り気味にヒロインと関わり、対立軸にあるBがちょっかいをかけに行ったり、お互いにギラギラし、盛り上がってはいた。

だが2人とも全然情報を集める気も、こちらと合流する気もない。
まぁAに関しては『ヒロインと共に苦境に立たされるPC1』というノリを、全体が許容した上の放置プレーで、他のPCと関わりがない訳でもなく、特に問題はなかった。

ただBに関しては弁護の言葉もない。
当初は俺のPCとチームを組んでいたのだが、「他にやりたい事(PC1にちょっかいを出す)がある」と言って、シーンに誘っても出ずに単独行動ばかり。しかも他との関わりも薄いときている。


そろそろ佳境に入ります

323 名前:320[sage] 投稿日:2008/10/11(土) 10:11:47 ID:???
そしてシナリオも終盤に差し掛かり、そろそろA・B以外は「ヒロイン殺さず黒幕を倒す」と意思統一がされつつあった頃、Aがヒロインを連れて逃げ回る所にまたBだけが現れる。
(俺らは前のシーンで時間を使い過ぎたので、ここは少し自重)

この時、まだ2人はギラギラ……いや、すでにギスギスしていた。

PCが熱血系で本人も頭に血が上りやすいAと、クール系で嫌味ったらしいRPが好きなB。
キャラの掛け合いとしては上手く噛み合ってるんだが、お互いに歩み寄らないもんだから話は全く噛み合わない。
終いにはBが実力行使に出てヒロインを殺そうとし、PC間戦闘にまで発展して……って、ちょっと待てい!

これまでにGMから黒幕とかヒロインの事とか、歩み寄れる情報は出てただろうが!
あ、PCは知らないから仕方ないって?

だったらこっちのシーンに出たり、情報収集したり手はあったと思うんだけど……
あ、理由がなかったんですか。すいませんね、誘導下手で。

つーか、バスタードソード+普通の服(重ね着なし)の勇者vsミステルテイン+呪錬制服(重ね着MAX)の転生者って、初期作成でも一方的すぎるっての!

しかし、何だかんだでBは(PLの中では)最年長。流石に演出だけで本当にやるまいと、誰もが思っていたのだが……


次レス、衝撃の展開が!

324 名前:320[sage] 投稿日:2008/10/11(土) 10:13:45 ID:???
B「じゃあPC1に攻撃。ていっ」
俺「って、マジでダイス振るのかよーっ!」
GM「(流石に呆れ顔)……それじゃあヒロインが《小さな奇跡》で攻撃打ち消します」
A「何でですか!?」
GM「えっ……?」

しかしGMの裁定に抗議の声をあげたのは、何故か大ピンチのはずのA。

GM「何でって……PC1が危ないから、ヒロインが助けたんだけど」
(実際に一撃で死にかねない)
A「余計なマネしないでください! じゃあお返しにPC5を殴りますよ!」
俺「(Aの宣言を遮るように)……GM、俺も登場して仲裁に入るよ」
A「止めんなよ! 一発殴らせろ!」
(ムギャオー!)
俺「お前らいい加減にしろ!」
(ある意味ムギャオー!)

この時ほど、PCとPLの気持ちが一致した事ないなぁ……
あ、GMでかい声だしてすまんかった。


もうちょっとだけつづくんじゃよ

325 名前:320[sage] 投稿日:2008/10/11(土) 10:22:30 ID:???
とりあえず喧嘩両成敗で互いに謝らせ、矛を納めてくれたんだが、Aの剣幕と予想される戦闘結果からして、一歩間違えばPL間戦闘にも発展したかもしれないと思うと、今でもゾッとする。

だがBに報復できず、ボス戦も最初の攻撃で1点の差で戦闘不能となり、思うような活躍(といってもヒロインは自力で助けられた)ができなかったからか、ゲームが終わっても不満タラタラな顔。
予想通り「一発で戦闘不能なんてバランス悪い」云々、GMとシステムを批判すると、電車の時間もあって卓からはそそくさと帰って行った。

ちなみに戦闘バランスに関しては、誰も死者は出ず、むしろこのGMにしては良心的だと感じたほどだったよ。

で、残った俺はPK未遂のBに、どんなつもりだったのか問い質したところ……

B「いやー、たぶん君が止めてくれるから、何とかなると思った」

ワーイ、俺ッテバ信頼サレテルンダナー。

(……感謝しろとは言わないが、開口一番で言う台詞がそれかよorz)

どうやら最初からPKまでやるつもりはなかったが、ついノリでやってしまったそうだ。しかも全く悪気がない。

この日以降、Bを先輩だと思えなくなったのは言うまでもなく、「ロールプレイ重視です」って人にちょっと危機感を覚えるようになったよ。

以上、長文失礼した。これでもまとめたつもりだが、連投規制に引っ掛かるとか……
もっと文章力磨いてから来るわ。

332 名前:320[sage] 投稿日:2008/10/11(土) 10:47:07 ID:???
自分で書いといてなんだが、つまらん報告で本当にすまないと思う。

一生ROMっとくから報告頼む。

スレ203
最終更新:2008年10月12日 15:07