困の存在は世界にとって強力すぎて手に負えないんだ

852 名前:1[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 21:19:27 ID:???
この流れなら言える、無理くり持ち込み困。いや大した困でもないんだけどね。
コンベのファンタジーシステム卓で、サイバーパンクなキャラを持ち込もうとした奴がいた。
なんでも、全身に武器を仕込んだサイボーグで、弱きを助ける私立探偵だそうだ。
もちろん、そのキャライメージをファンタジーにコンバートするなんてモンじゃなくて、
例えば周りが剣と魔法で戦ってる時に、腕に仕込んだレールガンを撃ちたがるような。
さすがに卓の全員が止めるが、困は強行。とうとうGMが折れて、なんとかコンバートを
試みる事になった。
だが、このGMが豪の者だった。
「んー、さすがにコレとコレとコレは、こっちのシステムじゃ再現不能だね」
「こっちは、なんとかコレで代用って事で」
「これは、少し機能制限させてもらうよ」
困の抗議もものともせず、あっさりとこっちのシステム範囲内で作り直してしまうGM。
それでも抗議する困に対し、GMは言い放った。
「キミの存在は、世界にとって強力すぎて手に負えないんだ。だから、この世界で活動する
ためには、よほどの事がない限りその能力をある程度制限しなければならないってことで。
そうしないと異物として弾き出されちゃうんだよ」
ムリヤリもいい所の説明だったけど、「ピンチで開放される普段は封印されたスンゲー実力」
というのが困の琴線に触れたらしく、困も了承。
……ただし、「開放のタイミングはGM」と言うのをキッチリ押さえるあたり、GMは豪の者だった。
ようやくゲームが開始されたが、やはりGMはさすがだった。

困「じゃあ、ネットに接続して情報を調べるよ!」(元のシステムにはある技能)
GM「(ころころ)残念、中継衛星が休眠してたようだね」(素で判定)

困「ボウガンで射撃! 俺の瞳にターゲットサイトが現れて命中上昇!」(勝手に修正値プラス)
GM「(ころころ)残念、キミのターゲットシステムでは、魔力の影響を計算に入れられなかったようだ」(さりげなく素で判定)

困「切り札だ! 腕に内蔵したレールガンを撃つ!」
GM「ダメみたいだね、まだ封印解除できるほどのピンチではないようだ」

実際には困もあっさり引き下がったワケじゃないけど、とにかくGMは困の主張を軽く流す。

853 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 21:24:50 ID:???
その後のセッションの結末(主にGMと困ったちゃんの顛末)とその名前欄の説明をkwsk!

854 名前:2[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 21:27:37 ID:???
そしてボスバトル中、困が瀕死の仲間を庇って死亡してしまった。
困としては元システムの防御技だか復活技だか使って生き残るつもりだったようだけど、
当然GMは却下。困はムギャオーして大惨事か?! とwkt……もとい、危惧する俺たち。
困「おかしいだろ?! なんで死ぬほどのダメージなのに封印開放されないんだよ?!」
GM「闇に薄れ行く意識の中、キミは思う。
   『コレは、おかしい』……キミがそう思った瞬間、なにかが腑に落ちた。例えるなら、今まで
   ずれていた歯車がかちりとかみ合って回り始めたような感覚
   ……キミの全能力は開放されるよ」
困「! よし、だったら復活を!」(スゲーいい笑顔)
GM「と、キミが意気込むと同時に、闇に閉ざされた空間に光がさす。眩しさになれると、光の中に
   柔和な笑みを浮かべたスーツの男が立っているよ」
困「は?」(訝しげ)
GM「まだ混乱している君に、スーツの男は話しかけてくるよ。
   『モニターテストお疲れ様でした。 いかがでしたでしょうか、<困のキャラ>様?
    当社の新開発したバーチャルリアリティシステムは?』」
困「え? 今俺ボスと戦ってて」(困惑)
GM「キミのその言葉に男は満足そうに大きく頷くと、揉み手で言葉を続けるよ。
   『そのご様子ですと、すっかり新システムにおハマりいただけたようですね。
   ご高名な<困キャラ>様も熱中した迫力バトルともなれば、皆様こぞってお買い求めに
   なられることでしょう』」
そしてGMも実際に柔和な笑みで揉み手。
困「……まぁ、思うように動けないのはちょっともどかしかったな。もっと爽快感が欲しかったぜ」
  (何とか現状把握してRPを始める)
GM「『さすがは<困キャラ>様、お目が高い。
   今回お試しいただいたソフトは、リアリティをお求めになる方向けのものでしたが、更なる
   爽快感をお求めの方向けのソフトも開発してございます。
   テストプレイヤーをお勤めいただいた<困キャラ>様であれば、ご奉仕価格でご用意させて
   いただきます』」
困「ふ、商売上手だな」


855 名前:3[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 21:28:12 ID:???
その後もう少し商談……というか「有名な私立探偵様を褒めちぎる」シーンのあと、
「その時、キミの携帯が鳴った。どうやら仕事の依頼の様だ。短くも楽しい休憩時間は終わった。
キミは、不条理に泣く弱者を救うため、真なる戦いの場へと足を運んだ……」で〆て、
困のシーン終了。
GM「(手を打つ) さ、残った皆は、頑張ってボス倒そうか」
何事もなかったかのように、ボスバトル再開。
なんだかんだと言いつつ主力ではあった困が抜けて苦しかったけど、なんとかボス撃破。
「く……仇はとったぞ、<困キャラ>!」
「しかし、犠牲は大きかった……」
「あの方がいらっしゃらなければ、私たちも勝てたかどうか……」
「しかし、アイツは一体、何者だったんだろうな?」
「言ってる事は訳判らなかったが……だがアイツも、俺たちを助けようとしてくれたのは確かだった」
「もしかしたら、本当に私たちを助けるためにご降臨された、天の御使いだったのかもしれませんね」
空気を読んで、困ヨイショを始める俺たち。
最後には、全員笑顔で帰っていきました。

……あんなGMになりたいものである。


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