変化番長

869 名前: NPCさん 04/12/06 22:05:04 ID:???

困ったちゃんかどうかは微妙なネタなんだけど、試しに投下。

昔、番長学園であった話。
PCの一人に、「生物、無生物を問わず好きな物に変化させて操れる番長能力(特殊能力)」という能力設定のキャラがいた。
今風に例えるなら、等価交換無しの鋼錬とか、そんな感じ。
普通不許可なんだろうけど、マスターが別にいいと許可したので通る。
プレイ中は、ありとあらゆる状況でその万能能力を傍若無人に使いまくり、他のキャラの見せ場まで奪っていく。しかも変形ネタにヒネリがないので、聞いていて面白くないのが如何ともし難い。
文句を言ってもロールプレイでの妬み嫉みだとでも思っているらしく、聞く耳持たずにキャラの言葉で「聞こえんなーw」とか返してくる。
困ったことに、彼の「変形能力で~して~します!」という宣言をマスターが全て素通ししてしまう。それでいて、その結果に自身が困っている様子。
どうも番長能力での行動は全て無条件で許可しないといけないとか、そんな風に思い込んでいるような気がした。

で、敵地に向かう途中。巨大な扉に閉ざされた通路。イベントか何かで鍵を見つけて来ないといけない状況だったらしい。
件の彼が言う。「能力でその扉をプリンに変えます!」
あからさまに困るマスター。PLの一人が思わず助け舟を出した。
「マスター。番長能力の能力値で判定してもらって、達成値以上なら変形できた、ってことにしたら?」と。
すると、マスターは嬉しそうに笑って、「そうですね。じゃあ判定してみて下さい。」
件の彼「目標値はいくつ?」
マスター「秘密です。」
結果は失敗。目標値がいくつだったかは不明。扉は超高張鋼とかに変化して絶対壊れなくなった。

その後彼の変形能力は、どんなに高い目を出しても、どんなに番長ポイントをつぎ込んでも、決して成功する事はありませんでしたとさ。
しかも、変形させようとした物がマッチョな男達になって彼に群がってくるとかの反作用付き。

初心者に余計な知恵を付けたPLが一番の困ったちゃんだったんだろうか。



スレ44
最終更新:2008年03月08日 08:45