愛のコトバ一つくらいはけるようにならなければいけない

420 名前: NPCさん 05/02/27 06:40:00 ID:???

又聞きの話です、あまり当事者でない人が書くのは良くないと思ったのですが、ネタ不足のようですしひとつ。

もう4年くらい前になります、知り合いが南の地方のコンベンションに行ったそうです。
卓は抽選式で決まり、SWの卓に入る事になったそうです。

1レベルくらいでダンジョンモノだというふれこみだったそうで、5人ほどのPL達はファイターメイン、ソーサラーメイン、シーフメインとダンジョン探索に必要そうな技能をメインにとったPCを作成し、ばっちり買い物もしました。

シナリオは学者から文献の調査によって最近存在が確認された未発掘の古代王国の遺跡の調査で、依頼料もQ&A等を見ても相場かそれ以上の価格だったのですんなりと導入されたそうです。
準備をしPC達はダンジョンに向かいました、途中ゴブリンと戦闘があったようですが人数もいて役割も分担されていたため苦戦も無くダンジョンにたどり着きました。
知り合いが言うにはここからおかしくなってきたらしいのですが。

長いので区切ります。


421 名前: NPCさん 05/02/27 06:44:50 ID:???

続きです。

ダンジョンはずっと入り口から一本の通路で構成されていて、罠・モンスターなどは一切存在していなかったそうです。

ただ、壁面にはその遺跡の主と思われる女性魔術師と蛮族の男性の恋愛模様を出会いから別れまで綴った壁画が延々と続いており、その壁画は魔術師と蛮族という相容れない立場のせいで悲恋に終わるという内容で締めくくられていたそうです。
壁画が終わり、その先は玄室が広がり中央にクリスタルのようなものが安置されてその中には女性がとじこめられていました、また壁面が植物のツタで覆われていたそうです。
PCが警戒して最初は入らなかったキャラも含めて全員部屋に入ったところで、突然植物のツタで入り口がふさがれました。
そこで植物の精霊(ドライアードだったのか、それともオリジナルのものなのかはわかりません)が現れてPC達に以下の事を告げたそうです。

・このクリスタル状のもの(実際にはアイスコフィンのようなものらしいですが)の中にいるのは先ほど見た壁画に描かれていた女性魔術師である。
・この女性魔術師は悲恋に終わった恋を嘆き自らをこのクリスタル状のものに封印した。
・私は彼女を見守り、このクリスタル状のものの封印をとく誰かが来るのを待っていた。それはあなた達だ。
・封印をとくには、悲恋に終わった彼女の心をなぐさめるため、男性PCが全員それぞれ自分の言葉で彼女に愛をとかねばならない。
・封印が解けなければこの部屋からあなた達を出す事は出来ない。

こういわれたPL達はあまりに身勝手な展開に怒りを覚えつつもここで告白すればシナリオも終わると思い、必死に愛をときました。
GMはまったく満足したようすではなかったようですが
「まぁ、がんばったようだししかたない」
ということで女性魔術師の封印をとき、PC達を部屋から開放したそうです。

セッション終了後、GMからTRPGをやる以上とっさに愛のコトバ一つくらいはけるようにならなければいけない、という意味のことを繰り返しなんども言っていたそうです。
知り合いはいまでもこのことを忘れないそうです。




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