この件は2chに報告しますから!

286 名前: NPCさん 05/03/16 06:01:59 ID:???

キャラクターシート交換って今流行ってるのか?
俺もこの間のコンベンションでやられたんだが。今のうちにコソーリ報告。
システムはアリアンロッド。俺はGM。
CL9~10用のシナリオってことで、キャラ持ち込みも
OKとしたら、全員が持ちキャラを使うことになった。

・PC1:ウォーリア/サムライ/ヒューリン
クラスチェンジなし。カバーリングからのレイジを愛用。
・PC2:アコライト/モンク/ネヴァーフ
ウォーリア経由。カバーリング中心の壁役。キュア&インデュア完備。
・PC3:アコライト/セージ/エルダナーン
バード、アルケミスト経由。回復も支援もある便利型。
・PC4:シーフ/ダンサー/ヒューリン
「迷宮の探索者」を成長させたもの。コイツがやらかした。
・PC5:メイジ/サモナー/エルダナーン
クラスチェンジなし。普通に火力特化型。

問題のPLのキャラは(以下シーフ)この時点では普通で、
スキルもアイテムも特に問題なし。せいぜい「フレーバーで
メガネかけてます」とか言っていた程度で、フレーバーなら
別にいいよと俺も軽く許可してしまった。

シナリオは森に魔物が住みついたのでそれを退治するという
もの。クライマックスの発生条件としてキーアイテム
「不思議な力を持つ宝珠」を4つ森(ダンジョン扱い)の中に
配置し、それを探すのがミドルフェイズとしていた。



287 名前: 286:02/05 05/03/16 06:02:57 ID:???

オープニングからダンジョンの途中までは大した問題も
起こらずに進む。流石に各PLも使い慣れたキャラだけに
戦闘もそつなくこなし、ゲーム中の役割分担もキャラ演出も
お互いに間合いを図りながらだんだんこなしていくように
なっていた。
ただ、シーフだけは妙に独断先行したがる&他のキャラを
見下す言動が目立っていた(カバーリング持ちを「壁」扱い
して小馬鹿にする、支援キャラが自分を真っ先に支援しないと
不満そうに「こっちも助けてよ~」と言い出すetc)ので、
そこに不安を感じなくもなかった。

そこで途中で休憩を入れ、各PLと雑談しつつ探りを入れる。
俺「今回はシーフがツッコミ厳しいけど……みんな、大丈夫?」
シーフ「大丈夫ですよ、このくらい普通ですって」

にこやかに言い放つシーフ。一瞬笑顔が固まる他のPLたち。
俺の中の警戒ゲージ一気に上昇。

それでもまだゲームは成立していたのと、他のPL達に水を向けた
ところ「まあ、あれならまだロールプレイの範囲かと……」と
言ってくれたのでそのままセッションは続けることに。

シーフ「すいませんね、これがこのキャラクターなもんで」

俺の中の警戒ゲージ更に(ry



288 名前: 286:03/05 05/03/16 06:07:09 ID:???

不安抱きつつもシナリオは進み、宝珠をゲットしていく一行。

シーフ「この宝珠って幾らになります?」
俺「ああ、これは換金不可のアイテムだよ。重量は1ね」
シーフ「魔力を感じます?」
俺「アイテム鑑定して……今は特に感じない」
シーフ「なんだ……じゃあ私は持ちません。誰か持ってね」
俺「えっと……出来るだけ宝珠は散らして持った方がいいよ?」
シーフ「私、ドロップ品でアイテムいっぱいですから」

仕方なく宝珠を手分けして持っていく他のPLたち。
結果、アコ/モンクが宝珠を2つ持つ羽目になる。
つかシーフ、なんでお前ドロップ品の、それも換金率の高い
やつばかり自分で持ってるんだ?
そして、クライマックス。

敵はプールの中にいるブルーギルマン×2とギルマンナイト×4、
それにギルマンチーフ×6。かなりの強敵だがここでキーアイテム
である宝珠が魔力を放ち、所持者の防御力が上昇&攻撃が全て火属性
に変化するイベントが発生する。

その瞬間、シーフ激怒。

シーフ「そうなるならなるって言って下さいよ!」
俺「……今回予告でも『謎の力を秘めた宝珠』って言ったよ?
  それに出来るだけ散らして持った方がいいとも」
シーフ「ならアコ/モン、私にその余ってる宝珠下さいよ!」
アコ/モンク「……いや、壁の俺が持ってた方が君を守れるよ?」

前線に立って戦うシーフをずっとカバーリングしてたの君だもんな。
宝珠2つ持ってるから防御力も2つぶん上昇してるし。



289 名前: 286:04/05 05/03/16 06:10:27 ID:???

しかしこの発言に更にシーフ激怒。

シーフ「そういうつもりならいいです。私も本気出しますから。
    『力を使うしかないようね……』と眼鏡を外します」

そう言い放ってキャラクターシートをファイルから取り出すシーフ。

シーフ「これがこのキャラの 本 当 の 姿 で す か ら !」
俺「……とりあえずチェックさせてね」
シーフ「レベルは同じですから! 駄目だとは言わせませんよ!?」

それを決めるのは俺なんだがまあいいや。
キャラクターシートをチェックすると、確かにレベルは同じだ。
しかし成長点が200点ほど多いんですが。
フェイトと自動習得スキルの数がえらいことになってるんですが。
というか〈ガーディアン〉とかいつ取ったんだ。
ああライフパスからして違うんですね人工生命なんですね。
装備も全部マジックアイテムですか。でも全部オフィシャルの範囲で
収めてるのが微笑ましいですね。交換する時点で駄目ですが。

わかりました。認めましょう。

シーフ「当然ですね」

次の瞬間、ブルーギルマンの背後から35レベルのネームドモンスター
(普通このレベルでは勝てない敵)ガープ=ドゥラット登場。
同時に更なる光を放ち、所持者に〈ファイトソング〉(1シナリオに1回
しか使えない能力を再使用できるようになるスキル)相当の力を与える宝珠。
真っ赤になりつつ「この程度なら私の敵じゃないですね!」と叫ぶシーフ。
ゲラゲラ笑いながらダイスを握り締める他のPLたち。
戦闘が始まった。



290 名前: 286:05/05 05/03/16 06:15:31 ID:???

クライマックスの戦闘は熾烈を極めたが、辛うじてPC達が勝利した。
シーフは……〈インタラプト〉も〈ガーディアン〉も尽きたところで、

俺「ランダムに目標決めるから1D振って。一番出目の低いひとを殴るから」
シーフ「あ……」

ブルーギルマンの最後の攻撃を喰らい、戦闘不能になっていた。
まあ、ひとりだけ意地張って壁役のキャラと別のエンゲージにいたし。

そしてセッション後。
当たり前のようにシーフに詰め寄られる俺。
曰く、戦闘バランスがおかしい。
曰く、自分が本気を出さなければ全滅していた。
曰く、それなのに自分だけが戦闘不能になるのは間違ってる。
曰く、キーアイテムは強制的に平等分配すべきだ。
しかし他のプレイヤーは「面白かった」「いや、勝てるもんですね」
「キーアイテムの仕掛けは良かったです」と好意的でシーフに誰も
同意せず。結局ムギャオーしたまま

「この件は 2 c h に 報 告 し ま す か ら !」

と言って帰っていった。
まぁ、セッション自体は盛り上がったし他のPLからは喜ばれたので
そんなに困りはしなかったのだが、キャラシー交換に厨返しでネームド
モンスター出した俺が困ったちゃんってことでひとつ。

大したネタでもないのに長文スマソ。つか覇王Rとかぶってるよな……いや、覇王読んで
すげー既視感おぼえたもんで。
そして先に報告してスマソ。>あの時のPL




スレ58
最終更新:2008年03月12日 12:01