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*MI-O 第61話「馬鹿げた事」 2008年 03月 02日 23:14
それを聞いて南は
「そう思うならそう打てば。結果論の話など聞きたくない。」
と冷たく言い放った。美央は南を怒らせたと思い即座に
「すみません、言い過ぎでした。」
と謝った。しかし南は無言のままだった。美央はまだ許してもらえてないと思いあわてて
「弟子の分際で師匠に意見してすみませんでした。もう二度としません。」
と深々と頭を下げた。その行為を見て南は
「どう打とうと自由やけど馬鹿げた事するな。」
と平謝りな美央を叱った。美央は馬鹿げたことの意味が分からなかったが黙って受け入れることにした。
「本屋で将棋の入門書を買うか?」
と言って南は書店の方角を見た。
*MI-O 第62話「デジタルじゃ戦えない」 2008年 03月 04日 22:10
美央も書店の方を向き、はい。と返事をして二人で書店に向かった。
二人は将棋の入門書が置いてある所を探し見つけた。そこには将棋の本だけではなく麻雀の本も置いてあった。
しかし南は麻雀の本には目もくれずに将棋の入門書を選んでいた。美央は一冊の麻雀の本を取り南に
「師匠はこんな戦術本を読まないのですか?これなんかデジタル最強と書いてありますよ。」
その問いに南は
「1万回対局とかしてチャンピオンを決めるならデジタルは最強かもしれないけど、あまりにも打つ回数が少な過ぎてデジタルの確率レベルじゃ戦えない。」
と答えた。
*MI-O 第63話「『金になる麻雀』という本」 2008年 03月 06日 08:02
確率レベル
確かに師匠の麻雀観ていたら確率で説明できませんと思いながら美央は次の本を見つけて
「あ、これ爆撃倒木が書いた『金になる麻雀』ですよー。すごく売れてて一番人気ある戦術本です。」
と南に教えるように言った。その戦術本を見て南は
「金になるって書いてある時点でインチキ本でわかるぞ。」
と笑いながら言った。しかし美央は
「けど統計取って調べてますからインチキでは無いですよ。」
と南の考えを否定した。しかし南は
「統計結果なんて自分の都合のいいように変えられるからインチキ教祖の言うことを真に受けるなよ。」
と美央をたしなめた。
*MI-O 第64話「倒木ファミリー」 2008年 03月 07日 21:24
それを聞いた美央は南に
「え、それはどうやったらわかるのですか?」
と聞いた。その問いに南は
「フリーの統計って、本人みんなの前で素人だと証明してしまったからすぐに統計がでたらめだって考えなくてもわかるぞ。」
と先程行われた爆撃倒木とプロ三人との公開対局の時のことを理由にして美央に教えた。
美央は確かにと納得したがそれでも南に
「根室って人はフリーでも好成績ですよ?」
と倒木信者の根室の名前を出して質問した。その問いにも南は
「だからフリーの成績なんて簡単に捏造出来るって。もう一人の信者の六本木剣道はフリーで打とうと誘われたら言い訳して逃げるって話やぞ。」
と笑って言った。
「あ、その人私が前働いてた雀荘出禁になりました。」
と美央も笑いながら言った。
*MI-O 第65話「ネット恥者」 2008年 03月 08日 20:17
「ん、そいつまた何かやったのか?」
と南は美央に聞いた。
「また?」
美央は六本木剣道が他に何をしたか知らなかった。美央が驚いてるから南が呆れながら
「六本木がギャル雀に電話で今から突撃しまーすって言ったそうだ。それ以来ネットでは突撃剣道と呼ばれてる。」
と言った。美央も呆れて
「私の店の時は『爆撃神拳』の正統伝承者で『六本木の剣』と呼ばれてると自慢して、他にも色々喋って他のお客さんが不快になってたから出禁にしました。」
と言った。南はため息ついて
「爆撃神拳って子供じゃあるまいし、大人が堂々と語ることじゃないやろ。」
と言って嘆いた。
*MI-O 第66話「女子プロへの警告」 2008年 03月 10日 00:02
美央もうなずき
「ネットってほんと変な人ばかり。」
と嘆いた。そんな美央に南は
「カルピス雀士って知ってるか?」
と聞いた。そう聞かれて美央は
「カルピス?」
と驚いた。続けて南は
「自称料理研究家で女子プロにてめえの精子入りの手作りの食べ物を渡して食べさせようとする変態なんやけど。」
と教えた。美央は血の気が引きながら
「先輩からファンから食べ物をもらっても絶対食べるなって言われた理由がわかりました。」
と言った。南は
「中国のじゃないけど注射器使えば大体の物が毒物を混入出来るから、これからはプレゼントは受け取らないと宣伝して危険なものを避けないと駄目やわ。」
と警告した。
*MI-O 第67話「予測出来ない災い」 2008年 03月 10日 21:05
その警告を聞いた美央は南に
「そうですけど、女子プロはお客さんに不快な思いをさせられないのよね。昔ならともかく今はネットに悪口書かれまくるから出来るだけ気分を害さないように振る舞うしかないです。」
と言った。それを聞いた南は
「六本木剣道みたいにずうずうしくて卑怯な振る舞いしか出来ない屑がネットに居座るだけで何人に迷惑掛けてるか?」
と吐き捨てるように言った。それを美央は黙って聞いていた。続けて南は
「新幹線に乗らないかんからはよ買って行くぞ!」
と入門書と詰め将棋の本を二冊持ってレジに向かった。この時、六本木剣道が後に二人に大きな災いをもたらすことを南も美央も知らなかった。
*MI-O 第68話「罪滅ぼし」 2008年 03月 12日 21:05
将棋の本を買って二人は名古屋駅に向かった。向かう途中、美央は南に
「師匠は女子プロに興味無いのですか?」
と聞いた。その問いに南は
「興味持つだけ無駄だろ。恋愛の対象外と思われてるから。」
と言った。その南の返答を変に思い美央は南に
「それなら何故私なんかに声を掛けてくれたのですか?」
と再度質問した。その質問に南は
「腐り切った麻雀界の犠牲者を罪滅ぼしの為に助けようと思っただけさ。」
と淋しく言った。美央は南の言った罪滅ぼしを重く深く感じていた。南自身が悪しきプロ団体の罪を背負おうとしていると。
*MI-O 第69話「公開ネット対局」 2008年 03月 15日 20:04
同時刻:日本プロ麻雀興行本部
日本プロ麻雀興行代表の村上はいらついていた。何故なら興行から出したデジタルの戦術本より爆撃倒木の「金になる麻雀」の方が売れていたからだった。
麻雀は囲碁・将棋と並ぶ知的なゲームだ。一手一手に高度な読みと計算があり、その技術差だけが勝敗を決める。
と村上は考えていた。しかし爆撃倒木の統計から導かれた定石が麻雀ファンに人気があってデジタルは不人気だった。
それで村上は爆撃倒木の人気を落とそうと倒木と興行のプロ三人で公開対局を行った。そしてプロ側は爆撃倒木にダブルスコアの大差で圧勝した。
しかし、プロ三人が倒木に不利な条件だったとネットで騒がれたため、新たにプロ一名、爆撃倒木、他ネット雀士二名による公開ネット対局を今日することになった。
*MI-O 第70話「Aリーガー」 2008年 03月 16日 20:35
そのプロ側の参加者がAリーガーの大原だった。村上は大原に向かって
「大原、今日は何が何でも負ける訳にはいかないからな。」
と言った。それに対して大原は
「代表、まかせてください。倒木はともかく他は元プロというレベルですから。」
と言い返した。村上は
「元プロ?、プロ活動をけつ割って逃げるような屑かネットで意気がってるのか?」
と呆れて言った。それを聞いて大原は
「はい、麻雀研究家と自称して低次元な理屈を吹聴してます。」
と笑っていった。村上は
「その程度ならCクラスで充分だったな。」
と呆れて対局そのものに関心が薄れてきた。
[[MI-O 第71~80話 >http://www6.atwiki.jp/minamisan/pages/19.html]]
*MI-O 第61話「馬鹿げた事」 2008年 03月 02日 23:14
それを聞いて南は
「そう思うならそう打てば。結果論の話など聞きたくない。」
と冷たく言い放った。美央は南を怒らせたと思い即座に
「すみません、言い過ぎでした。」
と謝った。しかし南は無言のままだった。美央はまだ許してもらえてないと思いあわてて
「弟子の分際で師匠に意見してすみませんでした。もう二度としません。」
と深々と頭を下げた。その行為を見て南は
「どう打とうと自由やけど馬鹿げた事するな。」
と平謝りな美央を叱った。美央は馬鹿げたことの意味が分からなかったが黙って受け入れることにした。
「本屋で将棋の入門書を買うか?」
と言って南は書店の方角を見た。
*MI-O 第62話「デジタルじゃ戦えない」 2008年 03月 04日 22:10
美央も書店の方を向き、はい。と返事をして二人で書店に向かった。
二人は将棋の入門書が置いてある所を探し見つけた。そこには将棋の本だけではなく麻雀の本も置いてあった。
しかし南は麻雀の本には目もくれずに将棋の入門書を選んでいた。美央は一冊の麻雀の本を取り南に
「師匠はこんな戦術本を読まないのですか?これなんかデジタル最強と書いてありますよ。」
その問いに南は
「1万回対局とかしてチャンピオンを決めるならデジタルは最強かもしれないけど、あまりにも打つ回数が少な過ぎてデジタルの確率レベルじゃ戦えない。」
と答えた。
*MI-O 第63話「『金になる麻雀』という本」 2008年 03月 06日 08:02
確率レベル
確かに師匠の麻雀観ていたら確率で説明できませんと思いながら美央は次の本を見つけて
「あ、これ爆撃倒木が書いた『金になる麻雀』ですよー。すごく売れてて一番人気ある戦術本です。」
と南に教えるように言った。その戦術本を見て南は
「金になるって書いてある時点でインチキ本でわかるぞ。」
と笑いながら言った。しかし美央は
「けど統計取って調べてますからインチキでは無いですよ。」
と南の考えを否定した。しかし南は
「統計結果なんて自分の都合のいいように変えられるからインチキ教祖の言うことを真に受けるなよ。」
と美央をたしなめた。
*MI-O 第64話「倒木ファミリー」 2008年 03月 07日 21:24
それを聞いた美央は南に
「え、それはどうやったらわかるのですか?」
と聞いた。その問いに南は
「フリーの統計って、本人みんなの前で素人だと証明してしまったからすぐに統計がでたらめだって考えなくてもわかるぞ。」
と先程行われた爆撃倒木とプロ三人との公開対局の時のことを理由にして美央に教えた。
美央は確かにと納得したがそれでも南に
「根室って人はフリーでも好成績ですよ?」
と倒木信者の根室の名前を出して質問した。その問いにも南は
「だからフリーの成績なんて簡単に捏造出来るって。もう一人の信者の六本木剣道はフリーで打とうと誘われたら言い訳して逃げるって話やぞ。」
と笑って言った。
「あ、その人私が前働いてた雀荘出禁になりました。」
と美央も笑いながら言った。
*MI-O 第65話「ネット恥者」 2008年 03月 08日 20:17
「ん、そいつまた何かやったのか?」
と南は美央に聞いた。
「また?」
美央は六本木剣道が他に何をしたか知らなかった。美央が驚いてるから南が呆れながら
「六本木がギャル雀に電話で今から突撃しまーすって言ったそうだ。それ以来ネットでは突撃剣道と呼ばれてる。」
と言った。美央も呆れて
「私の店の時は『爆撃神拳』の正統伝承者で『六本木の剣』と呼ばれてると自慢して、他にも色々喋って他のお客さんが不快になってたから出禁にしました。」
と言った。南はため息ついて
「爆撃神拳って子供じゃあるまいし、大人が堂々と語ることじゃないやろ。」
と言って嘆いた。
*MI-O 第66話「女子プロへの警告」 2008年 03月 10日 00:02
美央もうなずき
「ネットってほんと変な人ばかり。」
と嘆いた。そんな美央に南は
「カルピス雀士って知ってるか?」
と聞いた。そう聞かれて美央は
「カルピス?」
と驚いた。続けて南は
「自称料理研究家で女子プロにてめえの精子入りの手作りの食べ物を渡して食べさせようとする変態なんやけど。」
と教えた。美央は血の気が引きながら
「先輩からファンから食べ物をもらっても絶対食べるなって言われた理由がわかりました。」
と言った。南は
「中国のじゃないけど注射器使えば大体の物が毒物を混入出来るから、これからはプレゼントは受け取らないと宣伝して危険なものを避けないと駄目やわ。」
と警告した。
*MI-O 第67話「予測出来ない災い」 2008年 03月 10日 21:05
その警告を聞いた美央は南に
「そうですけど、女子プロはお客さんに不快な思いをさせられないのよね。昔ならともかく今はネットに悪口書かれまくるから出来るだけ気分を害さないように振る舞うしかないです。」
と言った。それを聞いた南は
「六本木剣道みたいにずうずうしくて卑怯な振る舞いしか出来ない屑がネットに居座るだけで何人に迷惑掛けてるか?」
と吐き捨てるように言った。それを美央は黙って聞いていた。続けて南は
「新幹線に乗らないかんからはよ買って行くぞ!」
と入門書と詰め将棋の本を二冊持ってレジに向かった。この時、六本木剣道が後に二人に大きな災いをもたらすことを南も美央も知らなかった。
*MI-O 第68話「罪滅ぼし」 2008年 03月 12日 21:05
将棋の本を買って二人は名古屋駅に向かった。向かう途中、美央は南に
「師匠は女子プロに興味無いのですか?」
と聞いた。その問いに南は
「興味持つだけ無駄だろ。恋愛の対象外と思われてるから。」
と言った。その南の返答を変に思い美央は南に
「それなら何故私なんかに声を掛けてくれたのですか?」
と再度質問した。その質問に南は
「腐り切った麻雀界の犠牲者を罪滅ぼしの為に助けようと思っただけさ。」
と淋しく言った。美央は南の言った罪滅ぼしを重く深く感じていた。南自身が悪しきプロ団体の罪を背負おうとしていると。
*MI-O 第69話「公開ネット対局」 2008年 03月 15日 20:04
同時刻:日本プロ麻雀興行本部
日本プロ麻雀興行代表の村上はいらついていた。何故なら興行から出したデジタルの戦術本より爆撃倒木の「金になる麻雀」の方が売れていたからだった。
麻雀は囲碁・将棋と並ぶ知的なゲームだ。一手一手に高度な読みと計算があり、その技術差だけが勝敗を決める。
と村上は考えていた。しかし爆撃倒木の統計から導かれた定石が麻雀ファンに人気があってデジタルは不人気だった。
それで村上は爆撃倒木の人気を落とそうと倒木と興行のプロ三人で公開対局を行った。そしてプロ側は爆撃倒木にダブルスコアの大差で圧勝した。
しかし、プロ三人が倒木に不利な条件だったとネットで騒がれたため、新たにプロ一名、爆撃倒木、他ネット雀士二名による公開ネット対局を今日することになった。
*MI-O 第70話「Aリーガー」 2008年 03月 16日 20:35
そのプロ側の参加者がAリーガーの大原だった。村上は大原に向かって
「大原、今日は何が何でも負ける訳にはいかないからな。」
と言った。それに対して大原は
「代表、まかせてください。倒木はともかく他は元プロというレベルですから。」
と言い返した。村上は
「元プロ?、プロ活動をけつ割って逃げるような屑かネットで意気がってるのか?」
と呆れて言った。それを聞いて大原は
「はい、麻雀研究家と自称して低次元な理屈を吹聴してます。」
と笑っていった。村上は
「その程度ならCクラスで充分だったな。」
と呆れて対局そのものに関心が薄れてきた。
⇒[[MI-O 第71~80話]]