MI-O 第141~150話

「MI-O 第141~150話」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

MI-O 第141~150話」(2008/08/09 (土) 22:03:25) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*MI-O 第135話(実質141話)「指定席」2008年 07月 12日 22:38 「自分等指定席だからあわてて入らなくてええよ。」 と南は美央に説明した。美央はあわてて指定席のことを思い出し、ほっとし南に変なことを言ってしまったと恥ずかしくなった。 自由席の客が入り終わった後、二人は会場に入った。南はパンフレットを買い、対戦カードのハンコをパンフレットに押してもらった。当然、美央には名前が誰が誰だかわからなかった。 中に入るとプロレスのリングとそれを囲むように客が座っていた。美央は初めてプロレスのリングを見て驚きながら南に席を案内された。 指定席はそのリングの近くで間近で選手を見ることが出来る場所だった。 *MI-O 第136話(実質142話)「覆面を被った社長」2008年 07月 14日 22:07 席に座ると美央は南からパンフレットを貰った。中を見るとお笑いの話は無く真面目な話ばかりだった。 あんなふざけた格好で喧嘩みたいなことをするの? そう思うとプロレスは八百長で真剣勝負をしてないと改めて思った。 さらに美央達が入った後からも客が入ってきて会場は満員になった。八百長なのに何でこんなに人気があるのかと美央は不思議に思った。 そして選手入場が始まっていろいろな選手が入ってきた。 「あのレスラーがこの団体の社長や。」 と南が美央に教えた。美央は南の言ったことは冗談だと思った。社長が覆面なんか被って試合するはず無いと思えたから。 ---- >※以前の127~136話(実質132~142話)はコミュ限定公開であったが、ミナミさんはそれを無かった事にしたいらしく、再び127話から書き直しをしています。(ヤクザの事務所の話辺りから再スタート) *MI-O 第126話(実質143話)「師匠と一緒なら怖くない」 2008年 07月 16日 20:34 続けて南は美央に 「抗争するなと上からお達しが出てるとはいえ仕掛けてくる組は無いとは言えないし、襲撃犯をすぐ捕まえれるよう動きやすい格好をしてるってことや。警察には雑用係とごまかしはしてるけど。」 とわかりやすく説明した。美央はそんな話を聞かされて、難波は歌舞伎町みたいな場所なんだと思い怖くなってきた。 しかし、道を歩いている人達は普通の人ばかりで美央は一人ではなく男と一緒である。さすがに一人では怖くて歩けないが南と一緒なら大丈夫と一人安心していた。 *MI-O 第127話(実質144話)「将棋観戦スタート」 2008年 07月 18日 21:16 大阪の町が怖くなくなった美央だが今度は別れるのが淋しくなってきた。大阪の雰囲気が好きになった美央には今日でこの町とお別れだと思えば淋しくなるだけである。 しかしサウナに泊まりながら旅打ちを続けるのは南でも負担がきつい、さすがに東京に戻る頃だと美央は思っていた。 ネカフェに着いて南がペアシートと3時間パックを頼んだ。席に着くと南が 「今日は俺が打つ。」 と美央に言って将棋のサイトに接続した。美央は南の将棋を見ようと真剣に画面を見た。そして対局が始まった。 *MI-O 第128話(実質145話)「水面下の攻防」 2008年 07月 20日 21:31 少しずつ駒組みが続くが、初心者の美央には意味が当然わからなかった。 南に解説して欲しいが肝心の南は画面に集中して言葉を発し無い。美央はこんなものが麻雀にどう役に立つのかと疑問に思って見るしか無かった。 美央はわからなかったが南と対戦相手には水面下の攻防が続いていた。南が相手の手を消すように指すので相手側は攻めるには一手足りず、攻めきれなかった。 南は優勢に成りながらも相手の反撃の手を潰していった。しかし強固な陣形も一度崩れれば脆く、南は相手に反撃され始めた。 *MI-O 第129話(実質146話)「将棋の特性」 2008年 07月 22日 20:18 将棋は戦力が五分だから完全に相手の攻めを防ぐことは出来ない、それに南は攻めに力を入れてないからその分相手は手駒を攻めに参加させることが出来た。 師匠が攻められ始めた 美央はあからさまに南が相手に攻められてるから心配になってきた。南は咄嗟に自陣に駒を打ち受けに回った。 師匠、攻めないと負けますよ そう美央は思いながら成り行きを必死に見守った。南は何一つ反撃してないから、美央から見れば対戦相手は永遠に詰まされないように思えてきた。 しかし、苦しいのは対戦相手の方だった。 *MI-O 第130話(実質147話)「負けない作戦」 2008年 07月 24日 22:24 せっかく防御陣地を突破したけど攻めきれなかったから。対戦相手は序盤でリードを取られた分攻める力が一手一枚足りなかった。 そうして相手の攻めが止まったから南は相手の陣地に飛車を打ち下ろした。 師匠、効果無いですよ。 そう思いながら美央は盤面を見つめる。そして敵陣に南の歩が成ってと金になった。その時初めて美央は南の戦術がわかった。 と金を作って相手の駒を一枚一枚剥がしていく、そして取った駒を自陣に使い負けを無くす、確実に負けない作戦だった。 *MI-O 第131話(実質148話)「逆転勝利」 2008年 07月 27日 03:41 しかしそれが出来るのは実力的に優位な時だけであって、スピードが遅い分うまく攻められたら使えない戦法だった。 実際に相手がうまく攻めてきて南がピンチになってきた。相手方は南の攻めは届かないと自陣を放置して南の王を取りに来た。 師匠、残念でした と美央は南の持ち駒の少なさから南の負けを確信した。しかし、南は遠く敵陣を見つめ相手の攻めで持ち駒が増えた途端に、詰め将棋のように相手玉を寄せ切った。 美央はこの勝ち方に驚き感嘆した。この勝ち方がのちに最終的に美央を勝たせるとは当の美央にはわからなかった。 *MI-O 第132話(実質148話)「意識レベルの差」 「師匠、強過ぎ。」 と美央はこんな状態から勝った南を驚きながら称賛した。 「紙一重やからこんなの勝ったうちに入らん。」 と南は謙遜して返した。それでも美央から見ればすごい勝ち方である。美央はこの対局に感化して将棋をしたくなった。 しかし南に交替して欲しいと言えなくて躊躇してると、南が疲れたと言って席を立ち部屋から出た。 美央は空いた席に座ろうと考えたが美央も見ていて疲れたので、息抜きに漫画の本を探しに部屋を出た。 どこに何があるかわからないし今、別に読みたい漫画が無かったので自然に麻雀の漫画の場所を捜し出した。 途中、南に出くわし南が週刊漫画ゴラクを持っていたので 「天牌ですか?」 と美央は南に聞いた。 「天牌だけじゃないけど。」 と南は答えた。 「師匠はあんな超能力みたいな麻雀が好きですか?」 と美央は南に聞いた。南は 「俺はあのレベルに到達しようと努力してるからこうやって麻雀で食っていける。」 と答えた。その答えで美央は南との意識レベルの激しい差を感じざるをえなかった。 *MI-O 第133話(実質149話)「嫌悪感」 外に出てみたけれど知らない店だからどこにどんな漫画があるかわからない。探すのをあきらめて部屋にもどることにした。 しばらくして南も部屋に戻ってきた。そして座って雑誌を読み始めた。その雑誌は週刊漫画ゴラクだったから美央は南に 「天牌ですか?」 と聞いた。南は 「他にもいろいろ。」 と答えた。美央は天牌があるからゴラクは読んでいたが他の漫画はどうも好きになれなかった。だから他の漫画も読む南の感覚が理解出来なかった。 *MI-O 第134話(実質150話)「違和感」 しかし、大人の男が読む雑誌だから南が好んで読むのを拒否する訳にもいかず、南がスケベ心を出して読んでる訳ではないのでそのまま受け入れることにした。 天牌のページになったので美央はそのページを覗き込んで南に 「師匠はこんな超能力的なこと信じれますか?」 と聞いた。その問いに南は 「ここまではいかないけど違和感は感じることはあるよ。」 と天牌を読みながら答えた。 違和感? 美央にはまったくわからない感覚だった。いったい何に違和感を感じるのかすらわからない美央には理解出来ない話だった。
*MI-O 第135話(実質141話)「指定席」2008年 07月 12日 22:38 「自分等指定席だからあわてて入らなくてええよ。」 と南は美央に説明した。美央はあわてて指定席のことを思い出し、ほっとし南に変なことを言ってしまったと恥ずかしくなった。 自由席の客が入り終わった後、二人は会場に入った。南はパンフレットを買い、対戦カードのハンコをパンフレットに押してもらった。当然、美央には名前が誰が誰だかわからなかった。 中に入るとプロレスのリングとそれを囲むように客が座っていた。美央は初めてプロレスのリングを見て驚きながら南に席を案内された。 指定席はそのリングの近くで間近で選手を見ることが出来る場所だった。 *MI-O 第136話(実質142話)「覆面を被った社長」2008年 07月 14日 22:07 席に座ると美央は南からパンフレットを貰った。中を見るとお笑いの話は無く真面目な話ばかりだった。 あんなふざけた格好で喧嘩みたいなことをするの? そう思うとプロレスは八百長で真剣勝負をしてないと改めて思った。 さらに美央達が入った後からも客が入ってきて会場は満員になった。八百長なのに何でこんなに人気があるのかと美央は不思議に思った。 そして選手入場が始まっていろいろな選手が入ってきた。 「あのレスラーがこの団体の社長や。」 と南が美央に教えた。美央は南の言ったことは冗談だと思った。社長が覆面なんか被って試合するはず無いと思えたから。 ---- >※以前の127~136話(実質132~142話)はコミュ限定公開であったが、ミナミさんはそれを無かった事にしたいらしく、再び127話から書き直しをしています。(ヤクザの事務所の話辺りから再スタート) *MI-O 第126話(実質143話)「師匠と一緒なら怖くない」 2008年 07月 16日 20:34 続けて南は美央に 「抗争するなと上からお達しが出てるとはいえ仕掛けてくる組は無いとは言えないし、襲撃犯をすぐ捕まえれるよう動きやすい格好をしてるってことや。警察には雑用係とごまかしはしてるけど。」 とわかりやすく説明した。美央はそんな話を聞かされて、難波は歌舞伎町みたいな場所なんだと思い怖くなってきた。 しかし、道を歩いている人達は普通の人ばかりで美央は一人ではなく男と一緒である。さすがに一人では怖くて歩けないが南と一緒なら大丈夫と一人安心していた。 *MI-O 第127話(実質144話)「将棋観戦スタート」 2008年 07月 18日 21:16 大阪の町が怖くなくなった美央だが今度は別れるのが淋しくなってきた。大阪の雰囲気が好きになった美央には今日でこの町とお別れだと思えば淋しくなるだけである。 しかしサウナに泊まりながら旅打ちを続けるのは南でも負担がきつい、さすがに東京に戻る頃だと美央は思っていた。 ネカフェに着いて南がペアシートと3時間パックを頼んだ。席に着くと南が 「今日は俺が打つ。」 と美央に言って将棋のサイトに接続した。美央は南の将棋を見ようと真剣に画面を見た。そして対局が始まった。 *MI-O 第128話(実質145話)「水面下の攻防」 2008年 07月 20日 21:31 少しずつ駒組みが続くが、初心者の美央には意味が当然わからなかった。 南に解説して欲しいが肝心の南は画面に集中して言葉を発し無い。美央はこんなものが麻雀にどう役に立つのかと疑問に思って見るしか無かった。 美央はわからなかったが南と対戦相手には水面下の攻防が続いていた。南が相手の手を消すように指すので相手側は攻めるには一手足りず、攻めきれなかった。 南は優勢に成りながらも相手の反撃の手を潰していった。しかし強固な陣形も一度崩れれば脆く、南は相手に反撃され始めた。 *MI-O 第129話(実質146話)「将棋の特性」 2008年 07月 22日 20:18 将棋は戦力が五分だから完全に相手の攻めを防ぐことは出来ない、それに南は攻めに力を入れてないからその分相手は手駒を攻めに参加させることが出来た。 師匠が攻められ始めた 美央はあからさまに南が相手に攻められてるから心配になってきた。南は咄嗟に自陣に駒を打ち受けに回った。 師匠、攻めないと負けますよ そう美央は思いながら成り行きを必死に見守った。南は何一つ反撃してないから、美央から見れば対戦相手は永遠に詰まされないように思えてきた。 しかし、苦しいのは対戦相手の方だった。 *MI-O 第130話(実質147話)「負けない作戦」 2008年 07月 24日 22:24 せっかく防御陣地を突破したけど攻めきれなかったから。対戦相手は序盤でリードを取られた分攻める力が一手一枚足りなかった。 そうして相手の攻めが止まったから南は相手の陣地に飛車を打ち下ろした。 師匠、効果無いですよ。 そう思いながら美央は盤面を見つめる。そして敵陣に南の歩が成ってと金になった。その時初めて美央は南の戦術がわかった。 と金を作って相手の駒を一枚一枚剥がしていく、そして取った駒を自陣に使い負けを無くす、確実に負けない作戦だった。 *MI-O 第131話(実質148話)「逆転勝利」 2008年 07月 27日 03:41 しかしそれが出来るのは実力的に優位な時だけであって、スピードが遅い分うまく攻められたら使えない戦法だった。 実際に相手がうまく攻めてきて南がピンチになってきた。相手方は南の攻めは届かないと自陣を放置して南の王を取りに来た。 師匠、残念でした と美央は南の持ち駒の少なさから南の負けを確信した。しかし、南は遠く敵陣を見つめ相手の攻めで持ち駒が増えた途端に、詰め将棋のように相手玉を寄せ切った。 美央はこの勝ち方に驚き感嘆した。この勝ち方がのちに最終的に美央を勝たせるとは当の美央にはわからなかった。 *MI-O 第132話(実質148話)「意識レベルの差」 「師匠、強過ぎ。」 と美央はこんな状態から勝った南を驚きながら称賛した。 「紙一重やからこんなの勝ったうちに入らん。」 と南は謙遜して返した。それでも美央から見ればすごい勝ち方である。美央はこの対局に感化して将棋をしたくなった。 しかし南に交替して欲しいと言えなくて躊躇してると、南が疲れたと言って席を立ち部屋から出た。 美央は空いた席に座ろうと考えたが美央も見ていて疲れたので、息抜きに漫画の本を探しに部屋を出た。 どこに何があるかわからないし今、別に読みたい漫画が無かったので自然に麻雀の漫画の場所を捜し出した。 途中、南に出くわし南が週刊漫画ゴラクを持っていたので 「天牌ですか?」 と美央は南に聞いた。 「天牌だけじゃないけど。」 と南は答えた。 「師匠はあんな超能力みたいな麻雀が好きですか?」 と美央は南に聞いた。南は 「俺はあのレベルに到達しようと努力してるからこうやって麻雀で食っていける。」 と答えた。その答えで美央は南との意識レベルの激しい差を感じざるをえなかった。 *MI-O 第133話(実質149話)「嫌悪感」 外に出てみたけれど知らない店だからどこにどんな漫画があるかわからない。探すのをあきらめて部屋にもどることにした。 しばらくして南も部屋に戻ってきた。そして座って雑誌を読み始めた。その雑誌は週刊漫画ゴラクだったから美央は南に 「天牌ですか?」 と聞いた。南は 「他にもいろいろ。」 と答えた。美央は天牌があるからゴラクは読んでいたが他の漫画はどうも好きになれなかった。だから他の漫画も読む南の感覚が理解出来なかった。 *MI-O 第134話(実質150話)「違和感」 しかし、大人の男が読む雑誌だから南が好んで読むのを拒否する訳にもいかず、南がスケベ心を出して読んでる訳ではないのでそのまま受け入れることにした。 天牌のページになったので美央はそのページを覗き込んで南に 「師匠はこんな超能力的なこと信じれますか?」 と聞いた。その問いに南は 「ここまではいかないけど違和感は感じることはあるよ。」 と天牌を読みながら答えた。 違和感? 美央にはまったくわからない感覚だった。いったい何に違和感を感じるのかすらわからない美央には理解出来ない話だった。 ⇒[[MI-O 第151~160話]]

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: