MI-O 第51~60話


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MI-O 第51話「ついていけない気持ち」 2008年 02月 15日 21:18


黙ってる美央を見て南は美央に

「嫌ならいいけど。」

と冷たく言い放った。

「や、やります。」

美央は南に見放されるのを恐れてこれから将棋を覚えると返事した。そんな美央に南は

「きつい言い方やけど、まともなやり方じゃ強くなれん。何百何千打っても強くなれない。」

とアドバイスした。美央の将棋をするくらいなら麻雀を打ちたいという心を読んでるかのようなアドバイスに美央は驚き素直に認めるしかなかった。

「今日で名古屋は終わりだから思いっきり勝っていいぞ!」

そう言って南は美央を元気づけようとした。しかし美央は急な展開にまた戸惑うだけだった。

MI-O 第52話「圧倒的強さ」 2008年 02月 17日 21:10


名古屋を離れて次はどこへ行くのか?何が待っているのか?麻雀修業に来てやってることはフリーで勝つ事、将棋を覚えることである。

早く技術的なことを学びたいのに遠回りなことをさせられてるから美央は気分が乗らなかった。

そんな美央の心を見透かしたように南は美央に

「美央が目的を遂げるには圧倒的な強さが必要や。普通の強さじゃあいつらを潰す事は出来んわ。」

それを聞いて美央は驚き南の方を見た。続けて南は

「1対3でも勝てるレベルまで強くならないと話にならん。」

美央はタイトル戦の決勝を思い出した。向こうは三人が組んで美央の優勝を阻止していた。美央は三人の連携に苦しめられたことを思い出し始めていた。

MI-O 第53話「燃える復讐心」 2008年 02月 18日 20:54


あの時、勝っていたとしても日本プロ麻雀興行は追放されていただろう。けど不正行為に負けたくなかった。

そう美央は思いながら続けて団体の一部の連中に受けたひどい仕打ちを思い出し憤慨した。

勝ちたい、強くなってあいつらを打ちのめしたい。私達女子はあいつらのおもちゃじゃない。

美央は復讐心に燃えながら南に言った。

「強くなりたいから私を強くしてください。厳しい修業にも耐えますから。」

それを聞いた南は美央に

「まず誰が相手でも勝てるようにとことんフリーで打ってもらうから。」

そう言われて初めて美央は旅打ちの本当の目的が理解できた。すべては修業だったということを。

MI-O 第54話「細かく計算する人」 2008年 02月 19日 21:10


旅打ちの意味がわかり美央の心のわだかまりが無くなった。美央は元気になり南に

「師匠、朝飯はどうしますか?」

と明るく聞いてきた。そして南が言おうとする前に

「パンと牛乳ですよね?」

と笑顔で南に語り掛けてきた。心を読まれて戸惑う南に追い打ちを掛けるように美央は

「生活費を節約するために食費を安く抑える、けど栄養を考えて牛乳にする、師匠はいい加減そうで細かく計算する人ですね。」

と楽しそうに言った。それを聞いた南はぷっと吹き出し美央に

「いい加減は余計やわ。」

と笑いながら突っ込んだ。美央は楽しそうに振る舞い、南のことをますます頼りになる男性だと実感していた。

MI-O 第55話「プロレスというスポーツ」 2008年 02月 20日 20:57


昨日打った店の近くのコンビニに入り、二人は朝飯を買った。年の離れた男女がパンと牛乳を店の前で食う姿は名古屋の人から見れば変な感じだった。

「師匠はスポーツが好きなのですか?」

美央は南が朝飯と一緒に買った中京スポーツが気になっていた。

「プロレスしか興味無い。」

と南はそう答えた。その答えは美央には意外だった。あんなスポーツと言えないショーをスポーツと南が認識していたから。

あれはスポーツでは無いですよと言ったら南に怒られると思い、あえて話題にしないようその場は黙った。

「そろそろ、行こか。」

南の呼び掛けで旅打ち二日目はスタートした。

MI-O 第56話「打ち方の迷い」 2008年 02月 22日 20:05


昨日と同じ店に入り二人は離れて卓についた。美央は南の麻雀を意識しながらもあえて自分の麻雀を打とうと決めていた。

今日は昨日より場を意識して見ていたから、いつもより押し引きが冴えて出足は好調だった。

しかし、麻雀は四人でやるものだから美央の好調はいつまでも続かなかった。波のように美央からツキが引いていた。

それでラス半にして今回は南の打ち方を真似てみることにした。前回とは違って仕組みはわかったからこんどは大丈夫と美央は楽観していた。

いざ配牌を取ると参考にした時の配牌より良かったから、美央は普通に打っても勝てると思い自己流で打つことにした。

MI-O 第57話「無意識の鳴き」 2008年 02月 24日 20:16


しかし、配牌は良くても肝心の自摸が悪くてテンパイが遅れていた。焦る美央は無意識に上家の捨てた牌を鳴いてしまった。

何やってんの、鳴いたらリーチもピンフも無くなるじゃない。

美央は失敗に気付いたが発声して牌を晒した以上後戻り出来ず、そのまま鳴きを進めた。

美央の上家が美央の手牌が縮んだからチャンスとみて自摸切りしてリーチを掛けた。

美央は鳴いて手牌を狭めたことを後悔したがもうどうすることも出来ず、ただ自摸ってきた牌が安牌だったのでそのまま自摸切った。

美央の下家が勝負と自摸切りして上家に振込んだ。

そのやり取りを見て美央は助かったと実感した。

MI-O 第58話「手詰まり」 2008年 02月 26日 20:41


鳴かなければ美央は上家のダマテンに振込んでいた。この局で下家がラス確定になり、美央はラス回避で振込み以上のダメージを回避していた。

しかし、ツキが上向いた訳ではないのでその後美央は鳴いてツキを戻そうとするが、努力虚しく三着でその卓を後にした。

稼ぎが少ないけど負けるよりはましだと思い、美央は南の方へ様子を見に行った。

南の籠は一杯で昨日と違って稼いでるのは明白だった。

さすが師匠、と美央は感心しながら後ろに回って南の手牌を見た。

下家の親リーに南の手は役無しでドラも無かった。ドラは東でその東を南は自摸ってしまった。生牌だから当然切れる状態じゃなかった。

MI-O 第59話「不満」 2008年 02月 28日 21:02


師匠はその東をどうするのか?

美央は心配しながら南の動向を見守った。南は東を残して他の牌を切った。

さすがに切るわけ無いと美央は安心した。南は数巡安全牌を切りながら東を重ねた。そこから南は回しながら手牌をテンパイに持っていった。

リーチ!

美央は南の手牌を見ながら心の中でそう叫んだ。しかし南はダマだった。そして2巡後に下家の親が東を切った。

「ロン、8000。」

そう言って南は手牌を倒した。あそこでリーチを掛けてればハネ満あったかもしれないと美央は不満に思いながら美央はその場を離れて待合席に移動した。

師匠は昨日負けてるのだから稼げるときに稼がないとと美央は南がリーチを掛けなかったことをしつこく不満に思ってた。

MI-O 第60話「質問」 2008年 03月 02日 08:10


「お待たせ。」

先程の半荘を終え南が美央の所に来た。

「師匠、勝ちましたね。」

と改めて美央は南のいっぱい入った籠を見てそう言った。

「今日は裏ドラが乗ったのが理由かな。」

と南は少し笑って答えた。そして二人は籠を清算して店を出た。

「師匠、先程役牌のバックで満貫和了りましたよね。あれは何故リーチしなかったのですか?東でしか和了れないならリーチすべきです。」

と美央はおかしいと思ってたところを南に質問した。

「和了れるか和了れないかわからないからリーチは掛けれんわ。」

と南は美央の質問に答えた。それを聞いても美央は納得出来なくて

「けど東は出たからリーチでよかったですよ。」

と南の回答を否定するように言った。