(1558?~1594)安土桃山時代の大盗賊。畿内を中心に徒党を成して暴れ回ったが、ついに捕らわれ、親子郎党ともども京都三条河原で釜煎にされた。義賊というのは後世の脚色。歌舞伎「楼門五三桐」では豊臣秀吉を狙うも果たせず死んだ明国の宗蘇卿の子・宗蘇友で、父を追って明智光秀に育てられ、実父と養父の敵の秀吉への復讐に燃える。
黒の獅士
石川五ェ門の名で登場。天王獅子丸の親友兼ライバルで、百地の里を抜けようとした獅子丸を襲った。卑怯な手を使うことを厭わない性格で、獅子丸と一緒に里を抜けようとしたお夕を人質にとって獅子丸の動揺を誘った。
忍者旋風
信長・秀吉に滅ぼされた伊賀忍者の残党を率いる忍者。天下を狙うため竜煙の書に目をつけ、争奪戦に参加。無限沼から竜煙の書を引き上げた風魔十法斎を襲うが、義理堅いことが仇となり、風魔一族の逆襲にあって配下を全滅させられた。
藤丸地獄変
伊賀忍軍三大忍者の一人で非常に豪快かつ派手な男。トゲ付きの巨大な煙管を愛用し、常に豪華な畳や調度に陣取る。百地三太夫と折り合いが悪く、途中で伊賀忍軍を離脱、天下統一を狙い鉢屋衆を乗っ取ってはぐれ透波に挑むも敗れる。後に宗像空右衛門の呪法により復活するが、再び敗れる。