さくら、咲く咲く。散る散る、満ちる。

だらだら五行(以下の)詩

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moerutanka

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振り返っても
振り返っても
見えるのは
たったひとつ
君の背中


さびしくて
のぞき上げた

誰もいない


さびしげな
下向き睫毛を
濡らすのも
きっとたぶん
ボクの弱さ


道端の
小石ひとつに
つまずいても
私をささえる
手はもうないから



離れゆく
ぬくもりさえも
愛しいと
感じられない
自分が憎い



最初から
言ってくれれば
よかったのに
あの娘のことが
好きなんだって



君の手の
温かさこそ
罪だよね
だって離し
たくなくなるもの



ほんのすこし
勇気があれば
きみのその
一言にだって
救われるのに



雨の日の
散歩に出かけて
飛び越えた
みずたまりに映る
いつもの笑顔



手を伸ばせば
掴めるような
気がしてたんだ
空だって
君だって



好きだよ。と
言ってくれた
ことさえも
嘘にしないで
お願いだから



ぼくときみ
いったい何が
違うのだろうか
ひとつになれると
思っていたのに
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