モリコロ・タイに行く!

モリコロ・タイに行く!

モリゾーとキッコロの絵本を作るスレ

http://travel2.2ch.net/test/read.cgi/expo/1128465575/

より。2006年11月から3ヶ月間タイのチェンマイで開催される「国際園芸博覧会 ロイヤルフローラ」にちなんだストーリーをいくつか紹介します。こっちの方が真っ当なタイ旅行だと思います。絵本スレの>>207様、ありがとうございます。


キ「おじいちゃん、万博で使われていたぼくのゴンドラが、
また外国のお花の博覧会で使われるんだって!嬉しいなあ」
モ「そうじゃよ。これからそれを見に行くんじゃよ、キッコロ」
キ「空港で、フーさんたちがお見送りしてくれたよね。」

バンコク・ドンムアン(多分来年には新空港が・・・でもタイなので怪しい。)
に降り立つモリゾーとキッコロ。
キ「うわあ!おじいちゃん!!ぼくたち、冬にやってきたはずなのに、ここは夏だよ!?」
モ「キッコロ、世界にはいろんな国があるんじゃ。ここのように、一年中夏の国もあるんじゃよ。
万博の会場でも、こういった南の国々からもパビリオンが出ていたはずじゃ」
キ「そうだったのかあ・・・ぼく、万博会場の中でしか世界の国を知らなかったんだ。
でもおじいちゃん、飛行機ってすごいね!時間や季節も飛び越えちゃうんだね!」
モ「・・・・・じゃから、キッコロ・・・・・orz」

バンコクの市内に着くモリゾーとキッコロ。
キ「ゲホゲホっ・・・・おじいちゃん、なんだかいっぱい車が走ってるよ。森はどこ?」
モ「ゴホゴホ・・・そうさのう、バンコクの空気は・・・・ゲホゴホ」
キ「あっ、公園があったよおじいちゃん。あそこで休もうよ」


モ「やっぱり緑の中は落ち着くのう~」
キ「でもぼく、暑くてのどがカラカラだよ~」
モ「お水が欲しいときは、ナム・イェンと言うんじゃよ。もらったらコップンカップと言うんじゃよ」
(やっぱりキッコロは男の子なのか!?)
キ「わかったよおじいちゃん。なむ、なむ・・・え~と・・・なむあみだぶ?」
モ「それチガウ、キッコロorz」
キ「でも、お寺がいっぱいあるよおじいちゃん?どれもキラキラしててきれいだけど」

キッコロ、お水を貰って元気になる。
モ「なあキッコロ。万博では、自然の叡智について色々と考えたじゃろう?」
キ「うん、たくさんの人が来て、みんなでいろんなことを考えたねっ」
モ「会場にあった、人間の考えた新しいたくさんの技術も、一見自然と相反することに見えるかもしれんが、
人間が地球や自然と一緒に生きるにはどうしたらいいか、ということを考えていくための技術でもあったんじゃよ」
キ「そうだったんだね~!」
モ「ここの国では、まだまだ自然を守ろうという気持ちが少ない。だから、どうしたら空気がきれいになって、
エネルギーを使わなくてもいいかを考える技術はまだまだなんじゃよ」
キ「そうかあ、だからあんなに息が苦しくなる空気だったんだね、おじいちゃん」
モ「かつての日本もそうじゃった。この国の人たちも、いずれ万博の理念を本当に理解する日が来るのかもしれん。
それは近い日なのか、遠い日なのかはわからんがのう」
キ「日本だけじゃなくて、たくさんの国の人たちに万博を見てほしかったね、おじいちゃん・・・」

キ「うわあ~~!すごいやおじいちゃん!日本にはない木やお花がいっぱいだよ!」
モ「そうじゃ。地球にはいろんな気候の場所があって、花も木も、場所によって違うんじゃよ。
違うから、どれもみんな大事なんじゃ」
キ「あっ、ちょうちょさんだ!うわあ~、ぼくたちのいる森のちょうちょさんとは全然違うね!
あれっ、あのトゲトゲの大きな実は何?」
モ「あれはドリアンじゃよ。見かけはこわそうだが、おいしいくだものなんじゃよ」(季節が違いますが一応)
キ「えっ、あれを食べるの?うわあ~~~、あの赤いヒゲだらけの実は?」
モ「あれはランブータンといってな、甘くておいしいんじゃ。昔、フーさんにお土産でもらったことがあったのう~」
(これも少々時期ハズレ)
キ「あれも食べるの!?じゃああのピンク色のすごいのは・・・」
モ「ドラゴンフルーツじゃ。さっぱりと甘酸っぱいんじゃぞ」

モリゾーとキッコロ、チェンマイに行く。

キ「おじいちゃんおじいちゃん!!すごいよ、ほんもののマンモスさんが道を歩いてるよ!!」
モ「キッコロ、あれは象じゃ。日本にも動物園にいるがのう。・・・・・今度東山に連れて行くかのう~。
それにしても、象が道を歩くとは、さすがはタイじゃ」
(東山動物園にモリコロがやってきたら、家族連れが大喜びでしょうね。
ちなみにうちの近所でも時々象が歩いています)
キ「マンモスさんじゃないんだ・・・・でもよくにてたね、おじいちゃん」

大きな川のところに来ました。
キ「あれー?なんだか川から灯りのついたきれいなお花が流れてきたよ?」
モ「ほほう~・・・・もうそんな季節なんじゃなあ」
モリゾー、花を手に取る。
きょろきょろと空を眺める。
モ「ほおお・・・・見事じゃ」
キ「えっ、なあに?」
モ「これはロイクラトンと言ってな。古いチェンマイのお祭りなんじゃ。
新しい年になってから12番目の満月の日に、こうやってハスの花をかたどった舟に灯りをつけて流すんじゃ。
水の精に感謝して、人間が自分の罪も流して魂を清めるそうじゃ」
(11月下旬頃のお祭りです。ちなみに今年は11月16日です)
キ「あ!!日本にも似たようなお祭りがあるね!暑い夏にやるお祭り」
モ「そうじゃ、お盆の灯篭流しに似ておるのう」
キ「うわあ~~、いっぱい流れてきたよ、おじいちゃん!きれいだなあ~~~~」
モ「ほら、空をみてごらん。きれいな満月じゃ」
キ「本当だ~~~」
・・・・ロボットのWAKAMARUくんたちの楽しいお話を思い出しちゃったキッコロでした。

花の博覧会会場を訪れるモリゾーとキッコロ。(まだ予定状態ですが)

キ「うふふふ、嬉しいなあ。見たこともない珍しいお花もいっぱいだあ~」
モ「タイは、色々な花が咲いておるのう~」
キ「ねえ、ランのお花がタイの国のお花なの?」
モ「キッコロ、万博のタイパビリオンを思い出すんじゃ。あそこに、黄色い藤のような花が飾ってあったじゃろう?」
キ「え~~~~と・・・・うん、あったね!」
モ「あれがゴールデンシャワーという、タイの国の花なんじゃ。暑い4月から5月ごろに、
いっせいに黄色の花のシャワーがあふれるんじゃよ」
キ「じゃあ、また違う季節にもまたお花を見に来たいね、おじいちゃん」
キッコロ、ゴンドラを見つける。

キ「あっ!!見て、おじいちゃん!!ぼくのゴンドラだよ!!」
万博での雄姿そのもののゴンドラが、会場で動いていた。
キ「またたくさんのお客さんを乗せて、会場で活躍するんだね。嬉しいなあ。
早く始まらないかなあ。お花の博覧会!」
モ「そうじゃのう、またそのときには来るかのう?」

帰りの飛行機の中、ぐっすり眠っていたキッコロは、
たくさんのお客さんでにぎわう花の博覧会と、
楽しかった大好きな万博の夢を見ていたのでした。(おしまい)



・・・・・・タイにも万博に行ったお客さんがいるんだよ~キッコロ。(しまった、登場させてないや)


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最終更新:2005年11月07日 09:42
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