バイク用語辞典@Wiki

オーバーホール

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motodic

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オーバーホール(overhaul(英語))

機械を全バラシ(未作成)にして、掃除、消耗部品(未作成)の交換を行い、再度組み直して調整を行う徹底的な整備(未作成)のこと。重大なトラブルが発生した時や主要な部品の寿命が訪れた時に行われる。

どんな機械でも徹底整備はオーバーホールだが、バイクにおいては特に
が、よく言われるオーバーホール対象の部分。

新品同様とまでは行かないが、それに近い状態まで回復させられる効果は絶大。しかし作業には高い技術が必要で、時間もお金もかかる。ショップ(未作成)に頼んだ場合の金銭負担は非常に大きく、適当な店に適当に頼むべき作業ではない。エンジンの場合には、やりたがらない店もある。

各部品ごとのポイント

ブレーキキャリパー(未作成)

さほど大袈裟な話ではない。ピストン(未作成)シール(未作成)を交換するのが主要な目的で、特に目安となる走行距離は無い。ある程度の器用さとサービスマニュアルか経験があれば、素人でも敷居の高くないオーバーホール。ショップ(未作成)に頼んでも数千円である。

フロントフォーク(未作成)

フォークのシール(未作成)や破れたりオイル漏れが見つかった場合には必須。サスペンション(未作成)に一家言あるなら、定期的にもやっておきたい。単なるフォークオイル(未作成)交換とはまるで違う効果が得られる。

定期の場合、特に目安となる走行距離はないが、フォークオイル(未作成)交換(10,000~25,000km程度)2回につき1回といったペースで行うと、快調を維持できる。難易度は中程度。コツとなるポイントが多く、いきなりは難しい。ショップ(未作成)に頼んだ場合は30,000~50,000円程度。

リアショックアブソーバー(未作成)

フロントフォーク(未作成)ほど消耗しないため、寿命がきたら交換されてしまいがちな部分。定期的にと考えても、よほどのこだわりがなければフロントフォーク(未作成)の1.5~2倍程度の距離でも良い。

ただし、純正品(未作成)の場合は分解不可能な場合が多く、スペシャルショップ(未作成)系でも断られることがよくある。社外品(未作成)の場合は、
  • 可能だがシール(未作成)の寿命が短いので分解頻度が高い
  • 製造メーカーでないとオーバーホール不可能
ということもあって、なかなか悩ましい。価格はたいてい1本ごとに設定されており、1本当たり15,000~25,000円程度。

キャブレター(未作成)

何かと不調の原因となりやすく、場合によってはえらく高い頻度での作業を余儀なくされる。

精密機械ではあるが、各場所の仕様がわかっており、手先の器用さが十分にあって、部品の位置と数さえこまめにチェックすれば、作業自体の難易度はそれほど高くなく、サンデーメカニック(未作成)レベルでも可能な範囲。しかし、2気筒以上の場合は同調(未作成)を取る必要があるなど、難しいのは分解組立よりも調整の部分である。

また、分解してシール(未作成)を交換して組みなおせば何でも回復する訳ではなく、各部品の状態をしっかり見極めておく必要がある。スプリング(未作成)ダイヤフラム(未作成)関係はおかしければ潔く交換した方がよい。この辺りは、ショップ(未作成)でも手を抜きがちなので注意。

几帳面な人は30,000km程度でも定期的に行うが、少なくとも100,000kmまでには1度行っておきたい。ショップ(未作成)での価格は、工賃だけで1気筒分当たり10,000~20,000円。

エンジン

当然、最も重たい作業。2ストロークエンジン(未作成)はいくぶん安くなるが、ショップ(未作成)に頼んだ場合、原付2種(未作成)以下でも100,000円、普通自動二輪車(未作成)以上は気筒数によって250,000~600,000円という総額になってしまう。

つまり、ほとんど新しく買い直せるような価格であるため、普通は、相応の思い入れがなければ、廃車(未作成)エンジン乗せ換えとてんびんにかけることになる。一方、これを定期的に行うライダー(未作成)もおり、乗車頻度にもよるが50,000~100,000km程度で行われる。

腕がないと仕上がりに問題が出るリスクが高いため、ショップ(未作成)の選択は入念に行う必要がある。自前で行う場合は、いわゆるレストア(未作成)の状態。

略語
OH(未作成)
関連語
タペット調整(未作成)

2007年04月30日
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