もうじき僕は歌わない。@Wiki

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moujiki

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カオさんに返事を書いていたらヒナからもコメントをいただいている(汗

批評、ありがとうございます。否定的なことを書いてもらえるのは、非常に励みになります。でも反論というか、書いた側の事情説明を。

  • キスして起きちゃう。
今回の作品は、ちえこさんから前2作とも「何もしない話だよね?」という批評を受けたのを契機に、いちばん安直な「なにかをして、どうにかなる」を書いたものです。書きたかったものが「キスして目を覚ます」なんです。そこを否定すると執筆の動機が成立しません。
(だからって「それはないだろう」という感想を否定する根拠にはなりませんが、とりあえず事情説明です。)

  • 呼吸停止→記憶がない。
作中でも書いたけど、それは安直に過ぎませんか? というか、作中で僕が否定したものを提案として持ってきますかヒナ。(19ページ「そんな都合のいいことは起きない。」)
誤解があるかもしれないけど、作者は全然、気づかない「僕」が悪いなんて思ってません。作中では「僕」は「気づかなかった僕が悪い」とか「その罪と罰」とか言っているかもしれないけど、そんなの、

「分かるように言わない津坂さんが全面的に悪い」(あるいは、分からない「僕」に惚れた津坂さんが悪い。)

と作者は思ってます。読んで、これは「僕」が悪いと思っていただいたならそれはそれですが、ちょっと、それは津坂さんに対して甘すぎる評価ではないでしょうか。と思うのですがいかがか。

それと、今回はモノローグを人間関係に返す話です。前2作は、どちらもモノローグで終始しました。「も。」は残業中の僕のうじうじとした独り語り、「hs」はミサト・アキの妄想。それはそれで書きたかったし、書いて楽しかったけど、今回、目指したのは違うものです。
今回は、ふたりが対等な人間として関係を持つところまで書く、というのがしたかったことです。対等なふたり、が必須条件です。どちらも記憶を持ってないと意味がありません。ヒナの案は物語としては綺麗だと思うけど、「僕」の一方的な気持ちしか書けません。それだと、津坂さんに人格(と、津坂さんのしたことに対する責任)を持たせられません。女の子が男にとって付属物ならそれでもいいけど、そうではなくて、「僕」には「僕」の理由、津坂さんには津坂さんの理由があって、そのふたりの過去の清算(と、未来へつながる関係の始まり)を書こうと思うと、津坂さんには津坂さんのままで戻ってきてもらうことが必要でした。


ところで、「続きを書け」とは今回は言われないんですね。北海道編、当分書ける予定はないとはいえ、書けって言われると思ってたんですけど。(伏線は残してあるんだけどなあ。)


カテゴリ: [io] - &trackback() - 2006年10月03日 22:50:06

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