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花のある生活他1本

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匿名ユーザー

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  • その1 花のある生活

 部屋の中に花の香りが立ち込めている。
 甘ったるい、鼻につく、そんな匂いである。

 花粉の匂い?まぁいいか。
 花の種類は百合、小さな向日葵、薔薇っぽいやつ、棕櫚っぽいやつ、霞草っぽいやつ、あとなんか。

 うちの母親は草花が好きだから、実家にいたころはよく飾ってあった。
 でも、それはいつもの我が家の風景であって、特にナニカを感じたことはない。

 ところが、今住んでいる俺の狭い部屋には違和感がある。
 最近は寒くなってきたから、窓を閉め切っているからこんなに気になるんだろうか?
 ウィスキーの箱の中にペットボトルを入れて飾られているその花の自己主張は現在も進行中である。

 部屋の中に花の香りが立ち込めている。
 甘ったるい、鼻につく、そんな匂いである。

 でも嫌いじゃない。たまにはいいさね。


  • 実のある生活

 俺は今結構充実してますよ。

 確かにプーだし、まともなバイトもしてない。
 他人様から見れば、何も変わってないように見えるらしい。

 俺としては卒業して自分で生活費を稼いでという今の状況は、ちょっと前では考えられないくらいの進歩であると思う。

 親しい人は口を揃えてこう言う。
 「まともなバイトをしろ」
 「実家に帰れ」
 「やる気を出して仕事を探せ」

 大きなお世話だ!!とは言わない。心配してくれるのはありがたいことである。

 もっと親しい人はこうも言う。
 「いいじゃん、それでも」
 「他人に迷惑かけずに生きれればそれでいい」

 前者は親友で、後者は両親の台詞である。

 上の二つの台詞、すなわち方向性や選択肢を示してくれていない親友と両親の台詞の方がきつい台詞である。方向性や選択肢は自分で考え選んでいきなさいと言っているわけで、一見優しい、甘やかした台詞にも聞こえるが、その内容は酷である。
 でも、俺はそう言われたい。そう言われたほうがうれしい。そう言われたほうが俺のためになると思う。そこには俺への愛が確実に存在する(と思う)。

 別にあれですよ。俺にいろいろ言ってくれる人たちに愛がないっていう話ではないですよ。
 ただ、真の愛ってのはそういう厳しさを持ち合わせているのだと思うのです。

 そんな愛サイコー!!

 人に愛されるのってうれしいよね。それが勘違いだったとしても。

 つーか、俺ね、冒頭でも言ったけど、今結構充実してます。
 朝起きて、コーヒー飲んで、パソコンに向かって、昼飯食って、パソコンに向かって、夕飯食って、パソコンに向かって、寝る。
 たまに散歩に出かけたり、買い物行ったり、お酒呑んだり、誰かと話したり、テレビと話したり。
 いわゆる日常なんですが、なんかちょっとおかしいくらいの充実。
 将来のことを全く考えていないわけではないのだが、今はこれでいいかなぁ、と思う。

 だめですかね?どうしてもだめっつーんなら他の手立てを考えます。


カテゴリ: [2004年] - &trackback() - 2004年10月25日 00:00:00

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