韓国国産の小型潜水艇。「トルゴレ」とはイルカの意。3隻が建造され、うち1隻は2003年12月に退役したが2隻はいまだ現役にあるという。開発はADD(Agency for Defense Development:国防科学研究所)で行われた。1960年代から1970年代にかけて北朝鮮がソ連(現ロシア)と中国から潜水艦を購入し、着々と韓国のシーレーンを脅かす準備を整えていたにも関わらず、韓国は対潜訓練用の潜水艦すら保有していなかった。このため当時の韓国海軍の対潜作戦能力はほぼ皆無であり、自前の潜水艦整備が急務だった。当然の事ながら韓国に潜水艇の開発経験は全く無かったため、韓国海軍は海外から技術を吸収する事を計画し、金中佐ら2名を1974年から2年間ドイツに派遣して・・・