■性能緒元
重量 |
900kg |
全長 |
8.00m |
全幅 |
10.56m |
全高 |
3.14m |
エンジン |
テレダイン・コンチネンタル IO-360-ES2B(210hp)×1 |
最大速度 |
220km/h |
巡航速度 |
180km/h |
航続距離 |
800km |
上昇限度 |
3,000m |
乗員 |
1+4名 |
軽練習/訓練・多用途機として旧ソ連のDOSAAF(陸海空軍協力協会)の要求仕様に基き設計・開発が進められ、1990年のモスクワ航空宇宙ショーで初公開、1994年5月に原型初号機が初飛行した。本来の練習/訓練機としてROSTO(ロシア国防スポーツ技術機構)に採用されたほか、警察、ビジネス、農業その他の多用途機としても計画・提案されている。韓国の他にベラルーシやペルー、ラオスなどに輸出されている。
機体構造は低翼単葉、アルミ合金及び一部にチタニウム合金、グラスファイバー複合材が使用されている。輸出を考慮してエンジンを米国製としたほか、米国の耐空性基準に合わせて設計されている。キャビンは前方に教官と訓練生用に2席、後方に2~3人用のベンチ・シートがある。ベンチ・シートを撤去すれば220kgまでの貨物搭載も可能。乗降はキャビン両脇のガル・ウィング式のドアにより行われる。降着装置は前車輪式の固定3車輪、操縦装置は操縦桿方式だが、オプションとして操舵輪や複式操縦装置に変更可能。
韓国では国産の
KT-1で初/中等訓練機を統合する予定だったが、結局基礎訓練に用いるのには無理があり、T-41の代替として本機を23機輸入した。今後韓国空軍の飛行訓練体系はT-103>
KT-1>
T-50という流れになるだろう。
【参考資料】
別冊航空情報 世界航空機年鑑2005(酣燈社)
2007-07-28 00:37:39 (Sat)
最終更新:2007年07月28日 00:37