韓国空軍ではアメリカから購入したF-5Bを搭乗員の飛行訓練に充てていたが、1990年代後半には老朽化に伴って代替機が必要となった。1996年、韓国空軍では、アメリカで余剰となっていたT-38練習機をリースしてF-5Bを更新することを決定した。韓国軍が調達する事になったT-38は米空軍を退役後、アリゾナ州の砂漠の航空機保管施設AMARC(Aerospace Maintenance And Regeneration Center)に保存されていた機体であり、平均飛行時間1万6000時間を経ており製造から約40年が経った機体であった。韓国空軍は専門家をアメリカに派遣して、航空機保管施設に保存されていたT-38の中から状態の良い30機を選択した。1999年3月25日に最初の6機が韓国空軍に受領され、2000年から運用が開始された。