韓国装甲弾薬補給車計画


▼以前開発された大宇総合機械製(現在の斗山インフラコア社)のK55用弾薬補給車

韓国防衛事業庁は現在陸軍で多数が使用されているK55 155mm自走榴弾砲に随伴して弾薬を補給する装甲弾薬補給車の開発を行なうと2007年5月2日に発表した。韓国が独自に開発したK9 155mm自走榴弾砲には専用のK10装甲弾薬補給車があるが、数的に陸軍自走砲の主力であるK55には専用の補給車はこれまで無かった。1990年代末に三星テックウィンと大宇総合機械(現在の斗山インフラコア社)業がそれぞれK55用の弾薬補給車を試作開発したが、両社の車輌とも性能が不十分だったために制式採用には至らなかった。韓国はあらためて新規にこれを開発する事でK55部隊の戦力増強を図り、同時に国内の装甲車輌開発産業の発展育成に役立てる腹積もり。基礎研究開発は2008年から2010年まで3年かけて行われ、開発費は160億ウォンになる見込み。開発が無事終了すれば2011年から2020年にかけて1兆4,000億ウォンを投じて520輌を生産する予定。

【参考資料】
PowerCorea


2007-12-16 13:03:26 (Sun)

最終更新:2007年12月16日 13:03
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