AN? > TPQ-36対迫レーダー(韓国)



性能緒元
探知距離 3~25km
同時追跡数 2目標
周波数 Sバンド
要員 6~8名

AN/TPQ-36「ファイアーファインダー」は米HAC社(現レイセオン社)が開発した、移動式のコンパクトな対野砲/迫撃砲用のレーダーだ。TPQ-36の開発は1970年代から始まり、1980年代初期にアメリカ陸軍及び海兵隊に配備が行なわれた。TPQ-36は敵の砲兵が発射した砲弾を探知するとその軌道を瞬時に計算し、落着地点と発射地点を割り出して地図上に表示する。探知範囲は最大25km。最新型のTPQ-36(v)8では新たなマイクロ・プロセッサーにより最大20個までの目標を同時に探知でき、デジタル戦術マップ上に瞬時に表示する。TPQ-36は軽量なためHMMWVのような小型の車輌でも牽引する事ができ、分解作業などを行わなくてもC-130輸送機やヘリコプターで輸送する事が可能になっている。

韓国軍はアメリカからAN/TPQ-36を11基購入し、砲兵部隊に配備した。ただし購入時に予算上の問題から幾つかの重要なオプションを外しており、アメリカ軍が使用している同型機と比べると性能は格段に劣る。その後予算が付き次第アップグレードが行なわれる予定だったが、現在に至るまで行われていない。

【参考資料】
Grobal Security
Military Analysis Network(Federation of American Sientists)
DefebceKorea
PowerCorea


2007-08-14 13:05:48 (Tue)

最終更新:2007年08月14日 13:05
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