KEPD350空対地巡航ミサイル「タウルス」(韓国)


▼タウルスKEPD350

韓国空軍は2007年7月5日の韓国国防フォーラム(KODEF)において、2020年頃を目安にドイツ・スウェーデンのタウルス・システム社製空対地巡航ミサイルを購入する予定だと発表した。タウルスKEPD350はステルス性を備えた長距離巡航ミサイルで、地下施設や強力に防護された指揮所などを撃破する為に開発された。P8300-15ターボファン・エンジンを内蔵しており、マッハ0.8~0.95の速度で地上30~40mを飛行する。射程距離は350km以上。目標の設定と飛行経路は事前に設定するが、発射後にアップデートする事も可能。誘導方式はGPS、INS及びTRNの複合方式で、GPSが使用できない場合でも搭載している高解像度の赤外線カメラで周囲の地形と地図データを照合させて、確実に目標に到達する事ができる。弾頭は500kgのタンデム式で遅延信管を備えており、地中深くにある掩蔽施設を確実に破壊する。現在タウルスKEPD350は、ドイツ空軍とスペイン空軍がタイフーン装備用に購入している。タイフーンの他にもグリペンやF/A-18に搭載できるが、今のところF-15Kには搭載できないようだ。

【参考資料】
韓国連合ニュース
PowerCorea


2007-08-15 02:03:12 (Wed)

最終更新:2007年08月15日 02:03