▼T-54(59式戦車)
■T-54性能緒元
重量 |
36.5トン |
全長 |
9.00m |
全幅 |
3.27m |
全高 |
2.40m |
エンジン |
V-54 液冷ディーゼル 520hp |
最高速度 |
48km/h |
航続距離 |
400km |
武装 |
D-10TG 56口径100mmライフル砲×1(34発) |
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12.7mm重機関銃×1(200発)*北朝鮮では14.5mm重機関銃に換装した車両も多い。 |
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7.62mm機関銃×1(3,500発) |
装甲 |
200mm(砲塔前面) |
乗員 |
4名(車長、操縦手、砲手、装填手) |
T-54中戦車は旧ソ連の第二次大戦後最初の主力戦車で、開発はモロゾフ設計局がT-44中戦車をベースに1945年頃から行い、1947年から量産が開始された。最大の特徴は36tの軽量で簡易な構造の車体ながら、砲身長56口径の100mm砲D-10Tを搭載している事で、同時期のM46中戦車(アメリカ)などが90mm砲搭載だった時期にそれを上回る口径の強力な戦車砲を搭載していた。砲塔は半卵型の避弾傾始に優れたデザインで、生産時期により3つのタイプがある。後期のタイプは砲スタビライザやレーザー測距器KTD-1を装備している。
T-55はT-54と同一車体の改良型で、エンジンをV-55液冷ディーゼル(550hp)に換装し、戦闘室底部に砲塔の動きと連動するターンテーブルを設置、砲塔上面右側の換気用ドームを廃止してNBC防護システムを搭載するなどの改良が行われた。
北朝鮮は旧ソ連から供与、若しくは国内でライセンス生産したT-54/55、及び中国から購入した
59式戦車(WZ-120)?を大量に保有しており、その数はおよそ1,600~2,000輌と言われている。
▼【参考】中国軍の59式戦車
【参考資料】
北朝鮮軍の全貌(清水惇/光人社)
軍事研究(株ジャパン・ミリタリー・レビュー)
戦車名鑑-現用編-(後藤仁、伊吹竜太郎、真出好一/株式会社コーエー)
Chinese Defence Today
Global Security
2010-10-16 02:57:02 (Sat)
最終更新:2010年10月16日 02:57