F-86F戦闘機「セイバー」(韓国)



F-86F性能緒元
重量 6,892kg
全長 11.4m
全幅 11.9m
全高 4.5m
エンジン GE J47ターボジェット(5,200lbf)×1
最大速度 1,091km/h
航続距離 1,491km
上昇限度 14,900m
武装 M2 12.7mm重機関銃×6
  各種爆弾/ロケット弾等900kg
乗員 1名

F-86「セイバー」は米ノースアメリカン社が開発したジェット戦闘機。第二次大戦後にドイツから得た大量の先進的技術資料を元に、開発中だったXP-86に設計変更を加えて完成された。初飛行は1947年10月。朝鮮戦争では中国軍が使用する旧ソ連製のMiG-15(NATOコード:Fagot/ファゴット)ジェット戦闘機に対抗するため、急遽F-86が投入され以後空戦を優位に進めた。F-86FはエンジンをJ47-GE-27に強化し、主翼に6-3翼を導入した改良型。韓国軍は朝鮮戦争後の1955年6月にF-86F 5機を導入した。これは韓国空軍初のジェット戦闘機で、最終的に168機のF-86Fを運用した。その後新鋭機が導入されるとF-86Fは退役が始まり、一部の機体はアグレッサー機として使用され続けていたが、1990年に全機が退役した。

【関連項目】
F-86D「セイバードッグ」


2007-09-30 16:52:09 (Sun)

最終更新:2007年09月30日 16:52
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