「若鷹」空対地巡航ミサイル


【参考】アメリカ軍のAGM-109「トマホーク」(空中発射型)

「若鷹(トクスリ)」は韓国が開発した航空機搭載型巡航ミサイル。恐らく地上発射型巡航ミサイル「玄武III」をベースに、空中発射型への改修を行なったもの思われる。射程距離は「玄武IIIC」をベースにしているなら1,500kmになるだろう。誘導はINS(Inertial Navigation System:慣性航法装置)のほか、GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)を装備しているとする説とTERCOM(TERrain COntour Matching:地形等高線照合方式)システムを装備しているという説、赤外線シーカーによる地形映像照合システムを装備しているという説がある。弾頭重量は500kgを超えていないため、アメリカとの間で結ばれたミサイル開発制限の覚書には反しないと韓国側は主張している。2007年10月の報道によれば燃料は液体燃料であるという。推進方式はターボファンで、ロシアの技術援助を受けたのではないかという推測もある。既に実戦配備されているのか、どの機体に搭載可能なのか等は不明。「玄武IIIC」が公開されていないため、「若鷹」の詳細も不明である。

【参考資料】
朝鮮日報など。



2007-11-17 13:12:47 (Sat)

最終更新:2007年11月17日 13:12
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