M47戦車(韓国)


▼既に退役し展示されているM47

性能緒元
重量 46.17t
全長 8.508m
全幅 3.51m
全高 2.954m
エンジン コンチネンタル AV-1790-5B 空冷ガソリン 810hp
最高速度 48.3km/h
航続距離 130km
武装 53口径90mmライフル砲M36×1(71発)
  12.7mm重機関銃×1(2,000発)
  7.62mm機関銃×2(4,125発)
装甲 12.7~115mm
乗員 5名

M47戦車はアメリカで1940年代後半から開発が始まった中戦車。当初はT42という名称で開発が進められた。M47は朝鮮戦争に間に合わせるため急ピッチで生産が始まったが、結局部隊に配備されたのは1952年になってからで、朝鮮戦争には間に合わなかった。M47はお椀型の砲塔形状やステレオ式測距器など、数々の新機軸を導入した意欲的な戦車だったが、主砲の射撃による振動で肝心のステレオ式測距器が故障するなど問題を抱えており、早々に改良型のM48に主力戦車の座を明け渡した。M47は合計8,000輌以上が生産され、アメリカ軍はもとより西ドイツやベルギーなどのNATO各国に輸出され配備された。

M47は北朝鮮軍の装備するソ連製T-34戦車に対抗するため、韓国陸軍に多数が配備されたが、現在では全車輌が第一線から退いており、倉庫に保管されるか、訓練で一部が使用されているのみである。

▼展示されているM47の後部

▼車列を組んで進む在りし日のM47(砲塔を6時に回転させている)

【関連項目】
M48戦車

【参考資料】
戦車研究室
Grobal Security


2007-11-23 02:08:15 (Fri)

最終更新:2007年11月23日 02:08