韓国次期自走ロケット砲計画


韓国防衛事業庁の関係者は、2008年12月17日に行なわれた第33回防衛事業推進委員会において、次期MLRS(Multiple Launch Rocket System:多連装ロケット・システム)の開発が議決されたと語った。次期MLRSの開発は民間企業主体で行なわれ、ADD(Agency for Defense Development:国防科学研究所)は基本設計のサポートのみを担当する。開発予算は1,547億ウォンで、2013年までに研究・開発を完了する予定。この次期MLRSの射程は60kmで、恐らく現在各師団のロケット砲大隊に配備されているKM136「九龍」自走ロケット砲の後継になるものと思われる。

【2009.04.23追記】
韓国政府は22日、防衛事業推進委員会で時期自走ロケット砲の開発計画を決定した。この計画によると2009年から本格的に開発が始まり、2013年に完了する予定。次期自走ロケット砲は口径230mmのロケットを12発搭載する。射程は65km以上。軍団直轄砲兵に配備され、対砲兵レーダーと連動し即座に敵の砲撃に反撃できる。現在運用している「九龍」は改良型ロケットでも射程距離が35kmに過ぎず、2010年から退役が始まる。開発はロケット部を韓国火薬(ハンファ)、ランチャーと車体を斗山重工業(ドゥーサン)が担当する。防衛事業庁の関係者は「北朝鮮が配備する240mm多連装ロケット砲を上回る性能になるだろう」と述べた。

【参考資料】
中央日報


2009-05-17 01:39:13 (Sun)

最終更新:2009年05月17日 01:39