チョンジン型警備艇


▼1999年6月の延坪交戦で韓国海軍のコルベットに撃破されるチョンジン型警備艇(右)

性能緒元
満載排水量 82.0t
全長 27.7m
全幅 6.4m
主機 M-50Fディーゼル 4基(4,400馬力) 4軸
速力 40kts
航続距離  
乗員 24名

【兵装】
ZIS-S53 56口径85mm戦車砲 1基
近接防御 KVP 14.5mm連装機関銃 2基

【電子兵装】
航海レーダー 351型(Pot Hand) 1基

北朝鮮国産の高速小型警備艇。船体は旧ソ連製のP-6型魚雷艇を拡大したものと思われる。前部に85mm砲を搭載した砲塔を装備し、後部には旧ソ連製の14.5mm重機関銃を2基装備する。52隻が建造され東海艦隊、西海艦隊に配備された。ワタリガニ漁の時期(6月頃)になると漁船団とともにたびたびNLLを超えて韓国側に侵入し、韓国海軍と戦闘を繰り広げている。1996年6月の延坪交戦では5隻が大破して逃げ帰ったが、2002年6月の西海交戦では先制攻撃で85mm砲弾を命中させ、韓国海軍の哨戒艇チャムスリ357号を大破せしめている。

▼2002年6月の西海交戦で韓国海軍の哨戒艇チャムスリ357号を撃沈したチョンジン型警備艇2849号


2009-11-10 15:21:52 (Tue)

最終更新:2009年11月10日 15:21