K200装甲兵員輸送車の派生型


K277コマンドポスト



K216 NBC装甲偵察車

KM-43A1NBC警報システム、AN/VDR-2計測器、VWOS車載気候観測機等のNBC機器を装備する。



K288装甲回収車



K242 107mm自走迫撃砲



K281 81mm自走迫撃砲



K263 20mm自走バルカン砲「天弓」



K255弾薬運搬車



KAFV25M

25mm機関砲を搭載した砲塔を持つ。試作のみ。


KAFV30A


1980年代に大宇重工業(現在の斗山インフラコア)が開発した試作車輌。M230「ブッシュマスター」30mm機関砲と7.62mm機関銃を装備した1人用砲塔を装備する。M230はアメリカのAH-64「アパッチ」攻撃ヘリコプター等が装備する機関砲で、毎分600発以上の発射速度を誇る。砲塔はスタビライザーによって安定化されており、旋回は電動式。装甲やエンジンはK200A1と同じだが、乗員数は1人少ない11人だ。KAFV30Aは試作のみで量産はされていない。


KAFV30M


1980年代に大宇重工業(現在の斗山インフラコア)が開発した試作車輌。独マウザー社製で対空用として開発された、MK30 30mm機関砲をMT30K無人砲塔に装備する。機関砲の仰角は最大50度で、敵ヘリコプター等に対する対空戦闘もある程度可能。KAFV30Mは170発の弾丸を装備している。砲手用サイトはドイツのウィーゼルMK20A1と同じPERI-Z16。スタビライザによる砲の安定化は行なわれて以内が、生産時にオプションで装備する事もできる。装甲やエンジン等はK200A1と同等だ。乗員は3名で、他に後部の兵員室に5名を載せる事が出来る。KAFV30Mは試作のみで、量産される事はなかった。


KAFV40/50


1980年代に大宇重工業(現在の斗山インフラコア)が開発した試作車輌。1人用砲塔に韓国国産のK4グレネードランチャーとK6 12.7mm重機関銃を1挺ずつ装備している。照準サイトは米キャデラック社のスティングレイ軽戦車にも装備されたM36E1。乗員は3名で後部の兵員室に8名を載せる事ができる。エンジンや装甲などはK200A1に準じている。KAFV40/50は試作のみで量産される事はなかった。


KAFV90


1980年代に大宇重工業(現在の斗山インフラコア)が開発した試作車輌。ベルギー製のコッカリルM-A1 Mk.III 90mm低圧ライフル砲と同軸の7.62mm機銃を装備した砲塔は360度旋回可能で、米キャデラック社のスティングレイ軽戦車にも装備されたM36E1昼夜間兼用光学照準サイトを有している。ただしスタビライザでの安定化はされていない。エンジンは大宇がライセンス生産した独MAN社のD2848Tで、K200A1と同じ。変速機もK200A1と同じ米アリソン社製のX200-5Kだ。乗員は3名。輸出用として期待されたKAFV90だが、量産される事は無く試作のみに留まった。

【関連項目】
K200/K200A1装甲兵員輸送車(KIFV)
K242 107mm自走迫撃砲
K263A1 20mm自走バルカン砲「天弓」
K288A1装甲回収車


2009-05-10 01:32:16 (Sun)

最終更新:2009年05月10日 01:32