■性能緒元
重量 |
11.2t |
全長 |
6.14m |
全幅 |
2.47m |
全高 |
|
エンジン |
ダイムラー・ベンツ OM352A 液冷ディーゼル 168hp |
最高速度 |
100km/h |
浮航速度 |
9km/h |
航続距離 |
870km |
武装 |
12.7mm重機関銃×1 |
装甲 |
8mm |
乗員 |
2+10名 |
「バラクーダ」4輪装甲車は独ティッセン・ヘンシェル社のTM170装甲車を、韓国の大宇総合機械(現在の斗山インフラコア)がライセンス取得し、下請けの新正特殊機械が生産した装甲車である。元々は警察用の装甲車だったが、12輌が銃座増設等の改造を受け、韓国のイラク派遣部隊「ザイトゥーン」に配備された。韓国からインドネシアに輸出もされている。
「バラクーダ」を生産していた新正特殊機械が、その経験を基に自主開発(ほとんどコピーだが)したのがS-5装甲車である。S-5は現代自動車製のトラックをベースにしており、「バラクーダ」のような独立懸架を採用しておらず、野外機動能力と緩衝能力が劣る。エンジンやトランスミッションもドイツ製ではなく、現代自動車のものをそのまま使用していて、価格は非常に安くなっている。運転席の窓ガラスは防弾仕様で、7.62mm弾に耐えられるという。新正社はバラクーダよりも安価なS-5を積極的に海外輸出する計画だ。
▼バラクーダ装甲車の後部
▼バラクーダ装甲車の内部
▼RPG対策として鳥カゴ型の付加装甲を施したバラクーダ装甲車
▼インドネシアに輸出された警察用バラクーダ装甲車
▼バラクーダを生産していた新正特殊機械がコピーしたS-5装甲車。
2007-11-25 17:10:20 (Sun)
最終更新:2007年11月25日 17:10